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2011年2月27日 (日)

今日は梶原山へ

明日、静岡市内で会議に出席せねばならず、会議には直行してよいという上司の粋な?計らいで、今日は清水のお家へ帰っています。

それで、女房を伴い麻機遊水池へ鳥さんを撮りに行ったのですが、鳥さんには巡り会えず、我が家の裏山?である、梶原山へ向かうことにしました。

この山は、鎌倉時代の武将である梶原景時の一族が最後を遂げたと伝わる場所です。

梶原景時って、マイナーですかね。

「義経記」では義経と対立し、讒言で義経を死に追いやった悪人というイメージですが、私的にはけっこう好きな武将です。

子供の頃から、「平家物語」好きの私は、ここへ越してきたとき、この山がそうだと知ると、すぐに登ってみました。

標高約300mの山頂までは、車一台がやっと通れるような、くねくねとした細い道が続いていて、山頂が開けて公園になっています。

その公園の真ん中に、「梶原景時終焉の地」と刻まれた石碑と供養塔が建っています。

Photo

頼朝の死後、結局自らも失脚し、再起を図るべく、一族を率いて上洛する途中に、ここ清水の地で追手である地元の武士団と合戦になり、敗れてこの山へ逃れ、一族と共に切腹して果てたと言い伝えられています。

「もののふの 覚悟もかかる 時にこそ こころの知らぬ 名のみ惜しけれ」

が辞世です。

下の写真は、山頂から見た清水市内。

Photo_2

景時も、最後にこの景色を眺めたのかな・・・。

で、鳥さんですが、結局、撮れたのは、エナガと、

Photo_3

シジュウカラだけでした。

Photo_4

余談ですが、この梶原景時を討った吉川友兼という清水の武将の子が、この手柄で西国に新たな領地を獲得し、その後の「毛利両川」である吉川家の祖となったとのことです。

なんでも、うちの女房(広島県出身)の祖先は毛利家に仕えていたそうで、女房曰く、「私、静岡には縁もゆかりも無いと思っていたけど、そうでもなかったわね。」だそうです。

鳥は撮れませんでしたが、それなりに充実した一日でした。

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コメント

こんばんは
歴史に弱い私ですが、梶原景時と聞いて思い出した。
富士市に、「源太坂」という坂があります。
富士インターの近くです。
今は広い道路で坂になっています。
私が高校に通っていた頃は、狐が出そうな雑草がぼうぼう生えていました。
富士 富士宮には史跡も沢山あるようですが、今の時代に隠れて「えっ!ここが・・・」なてことですよね。

こんばんは。
低いとはいえ山頂からの眺めは素晴らしいです。
清水市街の先は海ですか。
シジュウカラとエナガきれいに撮れてますね。
高山植物とか山野草は知っています(今はだいぶ忘れた)が
鳥は目にする機会はあるのですが名前がネ
このブログで勉強させてもらってます。

山の風さん、こんばんは!
私のブログでは、鳥のお勉強にはなりませんよ。
「かわせみさん」のブログをおすすめします。

せせらぎさん、こんばんは!
今度「源太坂」を研究して、訪れてみます。
静岡は、史跡の多い場所ですね。

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