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2011年3月28日 (月)

喜びも悲しみも・・・の続きです。

昨日の続きです。

御前崎へ来てまる2年、概ね近所の名所旧跡には行きましたが、以前から気になっていた場所が二つ。

灯台付近を車で走っていると、「猫塚」はこちら、「ねずみ塚」はこちら、という標識をそこかしこで見かけるのです。

なんだろう・・・。

と、いうことで、今回灯台へ行ったついでに訪ねてみました。

先ず、「猫塚」から、

Photo

灯台から北へ400mくらい離れた畑の中に建っています。

かなり古い物のようで、塚の上に小さな猫の石像が載っています。

横には塚の説明が・・・ふんふん、なるほど。

次に「ねずみ塚」です。

Photo_2

これは灯台から西へ300mくらい離れた崖の上のねずみ塚公園の中に建っています。

やはり、塚の横には説明が・・・ふんふん、なるほど。

どうやら、この二つの塚は関係があるようです。

二つの話を総合しますと、

昔、遍照院の住職が海を眺めていると、子猫が流れてきたので不憫に思い、助けて我が子のようにかわいがりました。
十年後、一人の旅僧が寺を訪ねてきて逗留したのですが、三日目の夜、天井裏で大きな音がしたので、住職が不思議に思い覗いてみると、僧衣をまとった大ねずみが死んでおり、傷ついた2匹の猫(助けた猫と隣家の猫)が出てきて、住職の前で息絶えました。

大ねずみは、住職を食おうと旅僧に化けて機会を窺っていたのです。
2匹の猫は、この大ねずみと格闘し住職を助けて命を落としので、「猫塚」として祀られました。
一方、大ネズミの死骸は、村人が海に捨てようと運びましたが、あまりに重いので、途中で諦めて埋めてしまったところ、その夜、村長の夢枕に改心した大ねずみが現れ、海の守り神として、海上の安全と大漁を約束したため、埋めた場所に塚をたてて祀りました。

と、いう伝説であるようです。

御前崎の沖は、昔から海難が絶えない海の難所。

このような伝説が生まれて、語り継がれてきたのも頷けます。

次の写真は、ねずみ塚公園から、御前崎灯台を見たところ。

Photo_3

冬から春にかけて、御前崎の海はいつもこんな感じ。

穏やかな方が珍しいんですよ。

最後の写真は、昨日貼れなかった御前崎灯台です。

新しいカメラHS20EXRのテストです。

このカメラで、鳥を撮ってみたいものです。

Photo_4

Photo_5

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コメント

この物語、そうなんだ〜
何故ネズミは和尚を食べに来たのかな?
うんうん、あまり掘り下げずに・・・猫塚には猫の像があるのに、ネズミ塚には無い意味が分かりました。でも海難事故が無いように守っているネズミにも感謝です。

 三枚目の写真が好きです。
打ち寄せる波、光る海、水平線・・・癒されます。

このごろ御前崎に行きたい気分です。

せせらぎさん、こんばんは!
御前崎は海難が多いですよ。
22日にも、しらす漁船が衝突して3人亡くなりました。
ねずみはちゃんと仕事をしているのか・・・。
と、疑ってしまいます。
まぁ、ねずみが守っているから、この程度で済んでいるのかも。
4人は助かりましたから。

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