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2011年11月10日 (木)

豊穣の大瀬崎(1本目)

8日、大瀬崎で潜ってきました。

前日の7日の夜、清水に着いてみると、私の家付近は大雨だった(不思議と御前崎は晴天)ので心配だったのですが、朝起きてみると晴天とはいかないものの、まずまずのお天気。

午前6時15分、愛車に機材を積み込み、女房を隣に乗せて清水発。

午前8時20分、大瀬崎着。

なじみのショップへ入ると、ガイドさんから「最近、外海が良いですよ。門下(ポイント名)に黒いクマドリカエルアンコウ(クマドリイザリウオのこと)が出ています。」との情報をいただき、さっそくそれを見に行くことに。

機材をセットする時間ももどかしく、外海の門下ポイントへ。

門下ポイントって、こんな所です。

晴れていれば、富士山が真っ正面なんですが・・・。

Photo

このゴロタ石の上を歩いて、海に入るのです。

対岸に見えているのは、富士市の町並みなんですよ。

Photo_2

午前9時24分、女房の手を引いて潜水開始。

入ってみると、うわぁ!きれい・・・当に「大瀬崎ブルー」です。

Photo_3

前後左右、20m以上見えています。

こんなに透明度が良いのは久しぶりで、感動です。

水温は23.3度、女房にはドライスーツを着せましたが、私はウエットスーツ(5mm)を着用。

これで快適、ちっとも寒くありません。

今の季節、西伊豆は最高!当に竜宮城です。

私が海の碧さに見とれていると・・・あれっ、女房は?・・・いました。

勝手に目標へ向かって進んでいます。

Photo_4

「こら!先に行くんじゃあない!」と、怒鳴りたいところですが、生憎、海の中でどうすることも出来ません。

急いで女房を追いかけます。

目的の黒いクマドリイザリウオは、水深17mの海底。

目標となる岩を見つけて、その東側へ3mくらい移動した岩の傍へ着底し、その岩を丹念に探します。

すると・・・見つけました!赤い海藻の中に、全長3cmくらいの可愛いヤツを。

Photo_5

あまりに小さいので、急いで、マクロレンズ付きのEOSKissDXに、クローズアップレンズを装着。

ほかのダイバーが来る前に撮りまくります。

Photo_6

黒い体に、黄色い星模様がなんとも可愛い!

あれれっ、撮っているとアクビをしました。

Photo_8

一通り撮ると、女房と交代して、私は周辺で他の被写体を探します。

何か面白い魚はいないかなぁ・・・。

探していると、タカベの群れが目の前を横切りました。

Photo_9

Photo_10

う~ん・・・美味そうだぁ・・・焼き魚にしたいなぁ・・・。

なんて、不謹慎なことを考えてボーッと見ていると、女房も撮影終了。

この後、二人であちらこちら探しましたが、めぼしい魚を見つけることは出来ず、浅場へ向かいました。

結局、このダイブで撮れたは、クマドリイザリウオとタカベ、そうしてキンチャクダイくらいのものでした。

Photo_11

午前10時31分、浮上。

このダイブは、最大水深19.8m(平均水深14.8m)と、比較的浅い水深だったので、1時間07分間も潜っていました。

さすがに、それだけ水の中にいると私も寒くなりました。

2本目は、次回ということで。

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コメント

おはようございます。
クマドリイザリウオ、綺麗ですねぇ~!
イザリウオと云うからには、ヒレで歩いてるんでしょうね。
それにしても、情報一つで、小さな魚を広い海の中を捜し当てることが出来ますね。
鳥より難しそう!!
第2弾も楽しみにしてます。

おはようございます 夫婦そろって 自然の水族館へ いいですねー。そしてクマドリイザリウオ初めて見ました 綺麗な色合いですね。次が楽しみです。

いやー、すてきですね。綺麗でかわいいサカナたち。
ところで、海中って、季節に関係なく、ですか。

「クマドリイザリウオ」は、全長3cmくらい…。
水深17mの海底で赤い海藻の中に見つけたサカナ。
しかし、良くみつけましたねぇ。

あ、先日は、撮影情報をありがとうございました。
また、いろいろ教えていただけたら嬉しいです。

奥様もダイビングをされるのですね!

カエルアンコウ(旧名のイザリウオは、差別用語に当たるという事ですが、過剰反応しすぎですね)
「ダーウィンが来た!」で見た事がありますが、ちょっと変わった魚ですね。

このクマドリカエルアンコウって、結構、オシャレな魚ですね。 これは、幼魚でしょうか?

ソングバードさん、こんばんは!
イザリウオ、最近は言葉狩りでカエルアンコウと言わなければならないそうです。
慣れ親しんだ名前なのに、腹が立ちます。
たしかに胸びれで歩く魚なんですが、頭のエスカ(疑似餌)で狩りをするので、「漁り魚」がイザリウオになったとも言われています。

魚を探すのは、鳥を探すよりも簡単ですよ。
なんとなく、いる場所が判るんです。

ハッピーのパパさん、こんばんは!
女房は結婚した当初、「泳げないからダイビングなんて絶対にやらない。」と言っておりましたが、今では私よりもはまってます。
水中散歩は楽しいですよ。
なんといっても、人が生存できない別世界ですから・・・。

シンさん、こんばんは!
長年やっていると、魚の生態を憶えるので、なんとなくいる場所が判かるんです。
鳥の撮影もその域に達すれば楽しいのですが、まだまだです。

R.Ptarmiganさん、こんばんは!
イザリウオは言葉狩りに遭ってしまったんです。
昔から「イザリィ見たよ」なんて呼んでいた魚で、名前には愛着があっただけに悔しいです。
アホウドリも差別用語だと言い出した阿呆な人がいるようなので、変わるかも知れませんよ。
本当に鳥が好きな人はアホウドリを阿呆だなんて思っていません。
愛着を込めてアホウドリと呼んでいます。
イザリウオも同じだったんです。

自分では見る事のできない別の世界。いろいろな魚がいるものだと感心しています。
イザリウオ愛嬌がありますね。キンチャクダイもきれいです
次回も楽しみです。

山の風さん、こんばんは!
伊豆の海も侮れません。
可愛い、綺麗な魚は沢山いますよ。
特にこの季節、死滅回遊魚が多く、海の中はカラフルで賑やかです。
自然の海は、水族館とは全然違いますよ。

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