無料ブログはココログ

« ネタ無し(日々、徒然・・・) | トップページ | 少し早いのですが・・・。 »

2014年7月30日 (水)

久しぶりの観音崎

みなさん、こんにちは!
土用というのに鰻にありつくことも出来ず、やや夏バテ気味のFUJIKAZEです。

28日、休みだったので久しぶりに観音崎を訪れました。
私の横浜の出城からは車で約30分。
ここは言わずと知れた東京湾の入口です。
目的は、勿論野鳥の撮影。
会社の同僚から、この一帯は「県立観音崎公園」になっていて自然が豊か、けっこう野鳥も多くて、ハヤブサもいるよ・・・って、聞いたのですが・・・。
午前10時頃着。
駐車場に車を入れて先ずビックリ。
なんと一日890円ナリ。
夏料金だそうな。
神奈川県よ、これはボッタクリだろう!
駐車場の傍には、浦賀水道に向けて、二百三高地で活躍した28サンチ榴弾砲の模型が設置されていました。
おぉ!近づいてみると・・・
28
何ともお粗末な代物!
実物大とのことですが、素人が作った感がアリアリでガッカリしました。

ヨシ!何とか駐車料金の元を取らねば。
山へ入り公園内を歩き回りましたが・・・出会うのは、スズメとカラスとトビばかり。
Photo
しばらく歩き回っていると、何やらモニュメントのようなものが見えてきました。
近寄ってみると、「戦没船員の碑」とあります。
Photo_2
そういえば、そんな記念碑が観音崎の山にあるって、昔聞いたことがあるような・・・
戦没船員の顕彰となれば、これは素通りできません。
野鳥探しは一時中断してお参りです。
Photo_3
ただ、この記念碑は何処でお参りすれば良いのか見当がつかず・・・祭場と思われる広場に碑文と献花台があったので、ここで黙祷することに。
碑文は東京湾口を見渡す場所に設置されていて、
「安らかにねむれ わが友よ 波静かなれ とこしえに」
と刻まれており、胸を打たれました。
誰が置いたのか、献花台にはワンカップの日本酒が一つ、ぽつんと供えられていました。

この記念碑で、ひときわ目立ったのが、このブロンズ群像です。
Photo_4
沈み行く船と共に海中へ引き込まれ、当に命を落とさんとする船員達の魂を人魚が天国へ導く・・・というような図なのかな?(この像に解説は無し。私の勝手な想像です。)
魅入ってしまいました。
「あの戦争では、戦闘員ではない商船の船員さん達が6万人以上亡くなっているんだぞ!。」
親父が昔、口癖のように語っていたことが、ここの碑壁に刻まれていました。
これはいかん。涙が溢れてくる前に退散。
再び野鳥探しに戻りましたが・・・もう、どうでも良くなりました。

なんだか、無性に灯台へ行きたい衝動に駆られ、野鳥撮影はこれで終了。
観音埼灯台へ向かいました。
Photo_5
この灯台を訪れるのは実に久しぶり。
新婚の頃、女房を連れてきて以来だから、20ウン年ぶりです。
もっとも、海の上からは良く眺めていましたがね。
かつて私が新米の船乗りだった頃、横浜を出港してこの灯台を超えると船が揺れ始めて船酔いが始まり、長い航海の終わりに、この灯台を超えれば、懐かしい母港横浜が見えてくる。
私にとっての観音埼灯台は、そんな灯台なんです。
Photo_6
白亜のこの灯台は、日本最古の洋式灯台。
初点灯は明治2年です。
(もっとも、現在の建物は三代目ですがね。)
Photo_7
御前埼灯台よりも一回り小さい感がありますが、実に美しい灯台です。
私の大好きな映画「喜びも悲しみも幾年月」で、主人公の有沢夫妻が新婚で最初に勤務した灯台でもあります。
Photo_11
あぁ、そうだ。だから私も結婚したばかりの頃、この灯台に女房を連れてきたんだったなぁ・・・。
久々に登ってみると、夏休みとはいえ平日なので訪れる観光客も少なく、ゆっくり浦賀水道を行き交う船を眺めることが出来ました。
こちらが館山方面で、
Photo_8
こちらは木更津方面、
Photo_9
そうして、横浜、東京方面です。
Photo_10
眼下を、海保の最新鋭巡視船が下って行きました。
Photo_12
何だかんだで、灯台の上で小一時間ぼんやりと海を眺め・・・満足して観音崎を後にしました。
途中で目的変更となりましたが、なかなか充実した一日でしたよ。
そうそう、野鳥ですが、ウグイスだけ撮ることができました。
枝かぶりですがね。
Photo_13
では!

« ネタ無し(日々、徒然・・・) | トップページ | 少し早いのですが・・・。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!

お邪魔します!

お写真がキレイですね!

海水がとても青いですね

幸奈さん、こんばんは!
ありがとうございます。
今回使用した写真はほとんどお散歩カメラのFUJIのF900EXRで撮ったものです。
これからも色々と貼って行きますので、たまにのぞいて下さいね。

いいところですね〜
日本の突端(岬)も大好きです。
もう中々そこには行けない所ばかりになりましたが、ブログ仲間の一コマで出掛けた気分になれて得しちゃいます。
いつも「フムフムなるほど」と楽しんでいます。
清水は港まつりだそうです。お帰りになれるのかな?

せせらぎさん、こんにちは!
そうですねぇ・・・。清水は港祭りでした。
去年はそのお手伝いで大変だったなぁ・・・。
単身赴任でも月に3回は帰っているんですが、連休がないのでなかなかゆっくり過ごせません。
せっかく帰った時は・・・港には近づかないようにしますよ。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 久しぶりの観音崎:

« ネタ無し(日々、徒然・・・) | トップページ | 少し早いのですが・・・。 »