仕切り直しのダイビング
みなさん、こんばんは!
前回の続き?という訳ではありませんが、潜りたい気持ちは抑えきれず、結局、14日の日曜日に出かけてしまいました。
だって、3ヶ月も潜ってない訳で、私の躰からは潮っ気が完全に抜けてしまい、肉体的にも精神的にも病気になってしまいそうだったから・・・。
当日、早朝は雨でしたが、お構いなしに愛車に機材と女房を積んで出発。
8時前には大瀬崎着。
既に雨は上がっていて曇り空、海上は比較的穏やかでしたから、絶好とは言えないまでも、この季節、贅沢は言っていられないコンディションといったところでしょうか。
日曜日ということもあって、浜は多くのダイバーで賑わってます。
本当は平日に来たいところですが・・・休みが取れないので仕方ありませんね。
馴染みのショップに入って、ガイドさんに生物情報を聞くと、特に珍しい魚は出ていないとのこと。
今年はマンボウの出も悪いとか・・・。
仕方が無いので、とりあえず、一本目は外海の門下ポイントでマンボウの出現を待ってみることに。
女房と簡単な打ち合わせをして潜水開始です。
潜ってみると・・・
水中は浮遊物が多くて、視界は上下水平8mくらい。
流れも無く、水温は18℃で何とかウエットスーツで大丈夫な海況でした。
マンボウが出没するのは、この沖、水深26mくらいのやや深めのポイントです。
女房が付いて来ているのを確認しながら水深を下げ、潜行開始後10分くらいで目的のポイントへ到着。
ここで中性浮力をとりながら、約10分間、マンボウの出現を待ったのですが・・・
まったく気配無し。
水深が水深なので、あまり長く居座る訳にもゆかず、早々に諦めて浅場へ移動です。
後は、水深8m位の場所で、空気が無くなるまで、女房と魚を探して遊びました。
まぁ、珍しい魚は見つかりませんでしたよ。
で、下の写真ですが、何だと思いますか?
高さが1mはあります。
これ、ウミトサカというソフトコーラルの一種です。
カリフラワーみたいでしょう?
珍しくはありませんが、こんなものを見ているだけでも潜るって楽しいです。
一本目はこれで終了。
早めに昼食を食べて、午後は湾内で二本目です。
湾内にもとりたてて珍しい魚は出ていないということだったので、女房のリクエストで、久しぶりにミジンベニハゼを撮りに行くことにしました。
この魚もちょっと深めなんですよねぇ。
水深24mの海底にガラス瓶が幾つか沈められていて、彼らはそこに棲んでいます。
一本目で体内窒素がかなり溜まっているので、24mの海底に滞在出来る時間はせいぜい8分間くらいかな。
それを超えると、無減圧潜水の限界を超えてしまいそうです。
チャッチャッと撮って浅場に移動するよって女房に言い聞かせ、潜水開始です。
湾内は視界が悪く、上下水平6mくらい。
コンパスを見ながら慎重に進み、何とか無事水深24mのミジンベニハゼポイントに到着。
海底に置かれたガラス瓶を一つづつ覗いて見ると・・・居ました。
早速、撮影開始です。
可愛いでしょう?
瓶の中からこちらを伺っています。
この魚、ペアでこの瓶に棲んでいるのですが、もう一匹はついに出てこず。
二匹が瓶から顔を覗かせる画が撮りたかったのですが、時間切れです。
女房を促して浅場へ移動。
水深7mまで戻って、そこで魚を探しました。
このくらい浅くなると、6月は海藻のホンダワラが生い茂って、海底はさながらホンダワラの森の様。
その中にネンブツダイが群れをなしています。
良い画が撮れないかなぁ・・・って、あれやこれや構図を考えていると・・・突然、目の前に大きなアオリイカが出現しました。
丸々と太っていて、体長40cmくらいあったかな。
彼らも産卵の季節。
ホンダワラの茂みの中に卵を産み付けに来ているのです。
普段、アオリイカにはなかなか寄れないのですが、この季節は彼らが産卵に夢中になっているので、けっこう近寄れるのですよ。
で、私が撮り始めると、他のダイバー達がこれを目ざとく見付けて寄って来て・・・さすがに大勢のダイバーに囲まれると産卵は中止。
アオリイカ達は逃げ去ってしまいました。
残念ですが文句を言う訳にも行かず・・・これで浮上です。
こんな感じで、仕切り直しのダイビングを終えました。
珍しい魚には会えませんでしたが、久しぶりに楽しいダイビングでした。
躰に潮っ気も戻ったしね。
機材を片付けている時に、ショップの軒先にあったツバメの巣の最後の雛が巣立つ所を目撃。
ちょっと感動的でした。
これから夏にかけて仕事が忙しくなります。
次回はいつ潜れることやら・・・。
では!
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久々の塩分補給でしたか(*^-^)
休日の大瀬崎
海水浴場並の人出なんですね
私の空けた酒瓶たちと違い
役に立っている瓶もあると知りました(○゚ε゚○)
投稿: wani | 2015年6月17日 (水) 18時17分
水深24メートルってけっこう、深いですね~~
でも、8分ってタイムリミット、想像してたのより、うんと
短いのですね~~~
きっと、魚になった気分が味わえるのであろうな~~
投稿: ちゃちゃわんわん | 2015年6月17日 (水) 20時57分
こんばんは
ここはダイビングポイントなのでしょうね。すごい人の数ですね。
沖縄の海岸植物の写真を撮りに出かける場所にもダイビングポイントが有り
観光客ではなく、米軍の兵隊さん達に遇う事が多いです。
(もちろん、訓練ではなくレジャーです)
時間が取れたら何回も沖縄の海に来てください。
投稿: yanbaru(やんばる) | 2015年6月18日 (木) 17時24分
wani さん、こんばんは!
大瀬の湾内は、夏場は海水浴場になるんです。
さすがにまだ水着で泳いでいる人はいませんが、夏場は海水浴客とダイバーでごったがえしますよ。
ガラス瓶を沈める行為は、厳密に言えば廃棄物の不法投棄に当ると思いますが・・・。
まぁ、彼らのマイホームになって居る訳ですから・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2015年6月22日 (月) 21時34分
ちゃちゃわんわんさん、こんばんは!
水深24m、そうですねぇ・・・魚になった気分は味わえます。
気をつけないと、そのまま☆になってしまいますので、細心の注意が必要です。
でも、ダイビングは楽しいですよ。
通常、人間が居ることの出来ない場所に居ることが出来る訳ですからね。
投稿: FUJIKAZE | 2015年6月22日 (月) 21時38分
やんばるさん、こんばんは!
沖縄本島のダイビングも、昔、何度かやったことがありますよ。
北谷や本部ですがね。
たしかに北谷では米兵さんと一緒に潜りました。
岩場の珊瑚をボキボキ折りながら、沖のポイントまで歩いた想い出があります。
凄い罪悪感があって楽しめませんでしたね。
でも、本部の海は綺麗だったなぁ。
また潜ってみたいですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2015年6月22日 (月) 21時44分