晩秋の大瀬崎
みなさん、こんにちは!
昨日、また東北で大きな地震がありましたねぇ・・・。
津波が小さくて幸いでした。
実は、去る11月11日に、私のダイビングのホームグランドである大瀬崎で、超レアな深海魚であるリュウグウノツカイが、湾内のそれも水深1.5mの岸辺に現れ大騒ぎになりました。
私、この時、ちょっと胸騒ぎがしたんですよ。
と、言いますのも、あの東日本大震災の約ひと月前だったかな。
大瀬崎の同じ場所で、やはり超レアな深海魚であるチョウチンアンコウが現れて大騒ぎだったんです。
・・・こんな現象、偶然だとよいのですがねぇ・・・。
で、私はと言いますと、2匹目のドジョウならぬ2匹目のリュウグウノツカイを求めて、20日の日曜日、大瀬崎へ行って来ました。
いつものように早朝6時、愛車に機材と女房を乗せて自宅発、大瀬崎へ向かいました。
当日は晴れ。
途中、富士市付近で見上げた富士山がとても綺麗でした。
8時頃、大瀬崎着。
浜は、まだまだ空いてますが、ガイドさんの話ではこれから混んでくるとのこと。
ならば早く潜ろうと、情報収集した結果、最近、外海が面白いとのことなので、1本目は久々に外海の「門下」というポイントで潜ることに。
急いで機材をセットして台車に積み込み、ゴロゴロと押して「門下」へ。
【1本目】
9時02分、潜水開始です。
潜ってみると・・・
ちょっと浮遊物が多くて白っぽい感じがありますが、それでも視界は上下水平15mくらい。
水温は21℃あって、5mmのワンピースでも十分快適です。
イサキの幼魚の群れが目の前を横切って行きます。
女房が付いて来ていることを確認しながら水深を下げて行き、先ずは水深23mくらいの所にいるはずのイロイザリウオ(イロカエルアンコウ)を見付けることに。
10分程で目指すポイント着。
女房と手分けしてイロイザリウオを探します。
5分程探して、女房が発見。
先に撮影を始めました。
それは小さな岩の壁に貼りついていて、黄色い可愛いヤツ。
大きさは、体長3cm位だったかな。
可愛いでしょう?
撮っていると、すぐに近くにいたダイバーが寄ってきて順番待ち状態に。
仕方ないので、そこそこ撮って移動、次はこの場所から10mくらい東にいるはずのニシキフウライウオを探しました。
これはすぐに判りましたよ。
他のダイバーが撮っていたから。
順番を待って撮影開始です。
下の写真、何処にいるのか判りますか?
(中央よりも若干、右下に写っていますよ。)
では、マクロレンズで撮影したものを貼ります。
透き通った体に赤い模様が浮き出ていて綺麗でしょう。
もちろん、右斜め下を向いていますよ。
目もクッキリですから、ピントはバッチリです。
撮っていると、また近くのダイバーが寄って来たので、そこそこで終了。
浅場へ移動しました。
水深8m位で安全停止を兼ねて、魚を撮影。
そうして9時51分、浮上。
49分間の楽しいダイビングでした。
ショップへ戻って早めの昼食を食べ、体内窒素が減るまで休憩です。
【2本目】
この間、さすがは日曜日の大瀬崎、浜はダイバーで一杯です。
11時30分頃、ダイビングコンピュータ上、体内窒素が安全レベルまで下がったので、機材をセットし台車へ乗せて移動。
2本目は、土日祝日しか潜ることが出来ない岬の「先端」のポイントで潜ります。
12時10分、潜水開始。
潜ってみると・・・
ここも良い視界です。
このポイントの見所は、やっぱりキンギョハナダイの群れですね。
特に目指す魚は無く、ノンビリダイビングです。
少しずつ水深を下げて・・・キンギョハナダイの群れが最も大きな水深まで。
概ね水深12m位でしょうかね。
この辺りが一番多い。
キンギョハナダイの繁殖期は夏と言われていますが、この季節でも雄は繁殖色で綺麗です。
観察していると、キンギョハナダイの群れの中に、アカオビハナダイのペアが混じっていました。
中央にいる胴体の真ん中に赤い斑があるのがアカオビハナダイの雄、その右下にいるのが雌なんです。
そんなに珍しい魚ではありませんが、綺麗でしょう?
私がキンギョハナダイを撮っている間に、女房はそこから少し深い水深にいるニシキフウライウオのペアを撮るための行列に並んでいました。
先月の大瀬崎で撮ったペアです。
並んでいる人が多いので、私は撮りませんでした。
順番が回ってきても、撮れるのはせいぜい数カットですからねぇ・・・。
その後、水深9m~10mくらいに広がるクマノミのコロニーへ移動。
この場所は、広範囲にサンゴイソギンチャクが自生していて、数匹のクマノミや多数のミツボシクロスズメダイの幼魚が共生しています。
ミツボシクロスズメダイは幼魚の時だけイソギンチャクと共生し、成長するとイソギンチャクから出て行くんですよ。
最後に女房が撮った動画を貼りますので視て下さい。
写真では、ミツポシクロスズメダイは判りづらいですが、動画の方はバッチリ判りますよ。
(黒い体に、白い星が3っ付いている小さな魚です。)
判りましたか?
13時14分、浮上。
1時間04分間の、楽しいダイビングでした。
今週末は同窓会で舞鶴へ行く予定。
30何年ぶりの舞鶴・・・楽しみ?です。
では!
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自然界の生き物は
なにがしかの予知能力があるのかもしれませんね
投稿: wani | 2016年11月23日 (水) 16時05分
こんばんは。
何より好天に恵まれ、富士山が綺麗
珍しいお魚さんたち楽しませて頂きました。
特に「ニシキフウライウオ」ってお魚には見えませんね。
地震ですがよく「鯰」が話題になりますから、
何かしら予知能力があるのかも知れませんね。
大した被害がなかったので良かったです。
舞鶴までどうぞお気をつけて・・・。
投稿: マコママ | 2016年11月23日 (水) 17時30分
こんばんは。
海の中って色鮮やかで綺麗ですね。
海は繋がっているし、何か異変を
感じるんでしょうか?
大きな地震が来なければいいですね・・・
投稿: ソレイユ | 2016年11月23日 (水) 21時37分
wani さん、こんばんは!
ダイバーとしては、一生に一度、見ることが出来るかどうか分からないリュウグウノツカイやチョウチンアンコウの出現は宝くじに当たるようなものですが、その後に震災が来るとなると複雑ですね。
単なる偶然と信じたいですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2016年11月24日 (木) 20時58分
マコママさん、こんばんは!
珍しい魚を見ることが出来るのは、ダイバーの特権ですよ。
ダイビングが趣味で良かったなぁって思います。
魚の予知能力はあるかも知れませんが、私は偶然と信じたいです。
投稿: FUJIKAZE | 2016年11月24日 (木) 21時01分
ソレイユさん、こんばんは!
静岡の海は、大瀬崎は豊穣の海ですよ。
綺麗でしょう。
魚の予知能力はあるのかも知れませんが、私は偶然と信じたいですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2016年11月24日 (木) 21時02分
地震の被害、さほどでなくなによりでした。。
ところで、海の中の写真、綺麗ですね〜!!
投稿: 藤子 | 2016年11月27日 (日) 03時19分
藤子さん、こんばんは!
海の中、綺麗でしょう。
富士山も綺麗でしょう。
どうです?
日本に帰りたくなったのでは?
投稿: FUJIKAZE | 2016年11月28日 (月) 23時06分