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みなさん、こんばんは!
前回の続き、出張の写真で更新です。
横浜港を出港した船は浦賀水道を下り、外洋を目指しました。
東京湾の玄関口、観音崎です。
ここを超えると、針路には広大な太平洋が広がります。
当日は天気も好く、しばらくはクルージング気分でした。
♪~江ノ島、三崎、大島超えて、新島、式根、三宅島まで~♪
って、感じですよ。
でも、八丈島を超えると・・・徐々に海は時化てきました。
あぁ、思い出した。
そういえば、八丈島から鳥島までの間の海は、何時も時化ていたような・・・
ドォ~ンと船首が大波を砕き、船は大きなピッチングとローリングを絶え間なく繰り返します。
さすがに多少船酔い気分になりましたが、まぁ、昔取った杵柄かな、体が憶えているものですね。
一昼夜で何も感じなくなり、船が揺れるほどにお腹が空いてきます。
何とか南の海に到着。
服は夏服に衣替え。
さて、お仕事開始ですが・・・仕事中に写真は撮れませんので、写真はありません。
悪しからず。
写真を撮れるのは、仕事をしていない時だけです。
つまり、日の出や日の入りの写真ばかり・・・・
それから、仕事に行くのにデジイチを提げて行く訳にはゆかないので、写真は全てポケットに入る様な小さなコンデジで撮影したものですよ。
それでも、航海中にけっこう色々な生物を見ることができました。
先ずイルカは、あちらこちらで見かけましたね。
イルカは群れで船に近寄って来て、併走して游ぎます。
見ているだけで和みますよ。
それから、今回はマッコウクジラを見ることが出来ました。
下の写真は、マッコウクジラが潮を吹いているところなんですが・・・
双眼鏡では、はっきり鯨の顔を捉えることができても、手持ちのコンデジではこれが精一杯でした。
この時、マッコウクジラは2頭いたんですよ。
あと、野鳥は、アオヅラカツオドリをけっこう見かけましたね。
それから、普通のカツオドリも・・・
こんな鳥達を見かけると、あぁ、ここは南の海だなぁって感じます。
南の海ですから、スコールに遭遇することもしばしばでした。
真っ黒い雲が近づいて来て・・・いや、船の針路上に雲があるのかな。
突然、大雨になります。
ザァ~って降って、はい終わり。
後には虹が架かって、これがまたとても美しい・・・
こんな南の海での一週間でした。
帰途、房総半島に差し掛かった時、昇る朝日を見て、一気に現実に戻ります。
外に出ると・・・寒い!
南の海とは、20℃近い気温差があります。
あぁ、もう少し船に乗っていても良かったなぁ・・・
何と言っても、ご飯を3食、食べることが出来て、これがまた最高に美味しい!
(写真はありませんよ。)
毎日、食事が楽しみでした。
ステーキや鰻等、毎食が豪華だったこともありますが、最後に食べた入港カレーがまた最高。
柔らかく煮込んだ牛スネ肉とホタテ貝がゴロゴロと入ったこの船特製です。
昔、海自のある護衛艦で金曜カレーをご馳走になったことがありますが、こっちの方が断然豪華で美味かったなぁ。
写真、撮っておけば良かったかな。
9日、予定どおり横浜入港。
夜には、清水の自宅へと帰ることが出来ました。
こんな出張だったんですよ。
何だかんだ色々あって楽しい出張でしたが、流石に十数年ぶりの船は疲れました。
もう歳だなぁ・・・。
(おまけ)
入港したら、新港埠頭に日本丸が着いてました。
金曜日の平日とはいえ、岸壁に見物客は一人もおらず・・・。
これが清水港だったら、岸壁は見物客でごった返しているんだがなぁ・・・。
さすがは横浜、日本丸も普段の風景に溶け込んでしまうんですねぇ。
では!
みなさん、こんばんは!
前回の続きです。
二日目の27日、日曜日は生憎の雨。
天気予報は見事に的中です。
まぁ、前日が好い天気だっただけ御の字ですよ。
天橋立が最高の天気でしたから。
で、朝9時30分、ホテル発で母校へと向かいました。
母校に集合し、10時から見学会です。
女房もちゃっかり、一緒に見学。
これが私の母校。
(下の写真は前日、少し立ち寄った時に撮ったものです。)
もちろん、35年ぶり。
変わりましたねぇ・・・校門から見た時は、分からなかったのですが・・・
教室にはパソコンがずらり・・・私が在校した当時からは考えられない変わり様です。
・・・あぁ、そうか!
私が在校した頃は、パソコン自体がこの世に存在しなかったな。
当時と変わらないのは、この時計くらいか・・・。
そうして、校舎の屋上から見る東舞鶴湾の光景・・・これも変わらず・・・
本当はね、この場所にはあまり楽しかった想い出は無いのですよ。
勉強が大変、運動が大変、寮生活が大変・・・何とも苦しかった想い出ばかり・・・
35年間、訪れようと思わなかったのも、そのせいかな。
でもね、訪れてみると、やっぱり懐かしいものですね。
11時半、見学を終了し、次は5年後に会おう!(えぇ、そんなに早くやるの?)
と約束して、解散。
私たち夫婦は、「海軍記念館」へと向かいました。
「海軍記念館」、それは母校から車で20分程の所にあります。
この建物、海軍時代は「海軍機関学校」の校舎で、現在は海上自衛隊の「舞鶴地方総監部」と「第4術科学校」になっています。
校庭と通路を隔てる垣根も、廃棄砲弾の再利用?
その敷地内に「海軍機関学校大講堂」があって、現在は「海軍記念館」として一般公開されているんですよ。
中へ入ると・・・正面には、東郷平八郎元帥の胸像が鎮座しています。
舞鶴と東郷元帥?
東郷さんは中将の時に、舞鶴鎮守府の初代司令長官として、明治34年10月に、この舞鶴の地に赴任されました。
本来ならば、ここで海軍人生はアガリであったところを日露戦争の開戦が迫ったことから、当時の海軍大臣であった山本権兵衛に任命されて、明治36年10月に常備艦隊司令長官、海軍大将に昇進したのです。
つまり、東郷元帥は2年間、この舞鶴に暮らしたワケ。
舞鶴ゆかりの人なんですね。
ここの展示物の中には、真珠湾攻撃の実行を命ずる「ニイタカヤマノボレ、一二〇八」の暗号電文や、
その奇襲成功を告げる「トラ・トラ・トラ、ワレ奇襲ニ成功セリ」の暗号電文が展示してありました。
ウ~ン・・・こういう物を見ていると、何となくワクワクしますね。
そうして、大講堂を見学。
江田島の兵学校講堂に劣らない荘厳さでした。
1時間ほど見学して終了。
さて最後は、「海軍記念館」の近くにある「赤れんがパーク」の見学へ。
「赤れんがパーク」って、舞鶴鎮守府の軍需品倉庫だった建物です。
私が居た35年前は、これらはまだ現役の倉庫で、こんな垢抜けた公園では無かったな。
内部はというと・・・お土産物屋やレストランが入っていました。
一部には、舞鶴港の歴史を伝える資料館になってましたよ。
そうそう、ここは、もうすぐ公開される映画「海賊とよばれた男」のロケ地なんだそうです。
観に行かなければ・・・。
こんなレトロな時計も展示してありました。
先ほどの「海軍記念館」の大講堂に掛かっていた時計なんだそうです。
この「赤れんがパーク」で土産物を買って終了。
来た道を逆コースでひた走り、静岡の自宅に帰り着いたのは、午後9時を少し回った頃でした。
いやぁ、疲れましたよ。
で、これがお土産の一部。
舞鶴の地酒と東郷平八郎ビールです。
地酒は、店の人の勧めるまま購入。
ビールは、見かけて衝動買いです。
衝動買い?
はい、日本海海戦の日本勝利に沸いたフィンランドが東郷元帥のラベルのビールを作ったって聞いてましたから。
もっとも、店頭には復刻版ですと書いてありましたが、買ってしまいましたね。
で、家に帰って良く見ると・・・
あれっ、このビール静岡で作っている・・・。
何だか海外旅行に行って、MADE IN JAPANの土産物を買って帰ったような気分です。
まぁ、何だかんだ楽しく、懐かしい舞鶴旅行でした。
さて、明日から一週間の出張です。
帰って来たら、皆さんのブログへお邪魔しますね。
では!
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