無料ブログはココログ

« 知床の旅(二日目の後半・滝) | トップページ | 新窪乗越へ »

2017年11月28日 (火)

知床の旅(最終日・羅臼)

みなさん、こんばんは!
毎朝、布団から出るのがおっくうな季節になりましたねぇ・・・。
今朝は目覚ましをかけ忘れ、約1時間の寝坊・・・ハッ、と気付いて時計を見ると既に出勤時刻でした。
慌てて飛び起き、髭だけ剃って出勤です。
何とか定時に出勤できましたが焦りました。
まぁ、おかげで睡眠時間は十分取れましたがね。

さて、知床の旅の三日目、最終日です。
当日の朝、未だ暗かったのですが、窓に当たる大雨の音で目覚めました。
あぁ、最終日は雨か・・・ガッカリしたのですが、6時過ぎに起きて朝食を食べていると、雨は上がり日が差してきました。

1
8時頃にはなんと青空に・・・これはついているぞ。
雨ならばユックリ温泉にでも浸かって出発しようと思っていたのですが、こうなれば話が違います。
女房を急かして、急遽出発。
目的地は、知床半島の南側、羅臼です。
知床半島の北側にあるウトロから羅臼へ行くには、国道334号、通称「知床横断道路」が通れれば車で約35分なのですが、生憎、この道路は11月6日で冬期閉鎖とのこと。
と、なると、ぐるりと半島の付け根を迂回しなければなりません。
時間にして、約2時間30分もかかりますから、ゆっくりしてはいられないのです。
ナビに目的地である羅臼の展望台を入力して出発しました。

2
何処までも続く真っ直ぐな道をひたすらに走ります。
私は制限速度+10Km/hくらいで走っていたのですが・・・追い付いてくる車という車が煽って来るのです。
追越禁止でない所ならば、凄いスピードで追い抜いて行くのですが、追越禁止の所は車間距離も空けずに後ろにピタリと付いて来ます。
羅臼までの約2時間半、これの繰り返しで疲れました。

3
それと、所々の交差点に一旦停止の標識があったのですが、左右の見通しが良ければ停まろうとしない車が多かったかな。
まぁ、のどかな風景に似合わず、運転マナーの悪い所でしたよ。
そんなこんなで、何とか羅臼町に入り、望郷台の「国後展望塔」に到着しました。

4
ここは対岸に国後島を望むことが出来る展望台です。
5
国後島・・・我が国の固有の領土であるにもかかわらず、ロシアが不法に占領している島。
日本人ならば誰でも知っている北方領土の一島です。

6
この時は若干霞んでいましたが・・・当に手に取る様な距離に国後島を見ることが出来、感動しました。
7
羅臼から国後島までは約30kmとのこと。
約30km?近いな・・・東伊豆の伊東から伊豆大島くらいかなぁ・・・。
展望台の眼下には羅臼の街が一望です。

8
小さなこぢんまりと纏まった街です。
後ろを振り返ると・・・羅臼岳が間近に見えます。

9
前日、ウトロ側から見た羅臼岳です。
10
こう見ると、「知床横断道路」が通ることが出来れば、「ウトロ-羅臼」間は近かったんだろうなぁって感じました。
最後に、女房と返還運動に署名して終了。

11
戦争はやってはならないもの。(それは誰でも分かっている)
でも、やるとなった以上は絶対に勝たなければダメなんだなぁ・・・って、国後島を望見してつくづく感じました。
さて、時刻は11時20分、そろそろ食事時です。
近くの「道の駅 知床・らうす」へ。

12
せっかく知床に来ているのですから・・・これをいただきました。
13
ここが産地だからと言っても、お値段はそこそこしますよ。
東京の築地辺りで食べても変わりません。
うん、味も同じでした。
この道の駅の観光案内所で、次に何処へ行こうかと相談したところ、「羅臼ビジターセンター」を勧められたのですが、イマイチ興味が湧かない。
そうだ、「何処かにヒグマはいませんか」って尋ねたところ、相泊って所が「道の終わり」で、「行けば、かなりの高確率でヒグマがウロウロしていますよ」とのことだったので、そこへ行くことに決定!
車で片道約40分もかかるそうで、途中、写真を撮ることを考えると往復1時間30分は見ておかなければなりません。
その時の時刻は12時頃、羅臼から女満別空港までは2時間30分は必要とのことでしたので、2時には羅臼を出発しなければなりません。
ちょっと際どいかなと思いながらも相泊へ向かいました。
途中、「熊の入った家」なる民宿を発見。

14
何とも期待が高まります。
ヒグマがいると良いなぁ・・・。
12時40分、相泊の「道の終わり」に到着。

15
なるほど・・・行き止まりね・・・。
少し先まで行ってみましたが・・・

16
なるほど、なるほど・・・すべて自己責任ね・・・。
この先は数件の漁師小屋が並んでいるだけです。
で、ヒグマは・・・いませんでした。
残念!
飛行機の時間もあるので、ヒグマがいないのならば長居は無用、これで引き返しました。
途中、海を見ると、展望台で見た時は霞んでいた国後島がけっこう鮮明に見えています。

17
思わず車を駐めて撮影しました。
18
国後島を望見しながら、また来るぞって思いましたよ。
19
竹島も韓国に不法に占領されたままだし、やがて尖閣諸島も中国に・・・なんて事にならなければ良いのですがねぇ・・・。
安倍さん、しっかり頑張って下さい!
国後島の写真を撮った後、車を走らせていると、綺麗な滝があったのでこれも撮影。

20
「セセキの滝」というのだそうな。
私は下車して見上げて写真を撮りましたが、女房は下りてきません。
ヒグマがいるかも知れないからだってさ(笑)。

途中、けっこう道草を喰いましたが、おおよそ予定していた時刻に羅臼の街に帰って来ることが出来ました。
最後に、羅臼の港の傍にある「しおかぜ公園」に立ち寄ることに。

21
この公園も観光案内所で勧められたところです。
この人誰?オホーツク老人こと森繁久彌氏だそうです。

22
これらは氏の主演映画である「地の涯に生きるもの」を記念したモニュメントとのこと。
その映画、私は未だ観た事はありませんが、帰ったらレンタルビデオを探してみようかな。
傍に氏直筆の「知床旅情」の歌詞の碑もありましたよ。

23
これで羅臼観光は終了です。
女満別空港へと向けて車を走らせました。
帰りは、強風で飛行機が飛ばないかも知れないなんてちょっとスリリングな出来事もありましたが、何とか日付が変わる頃に、無事、清水の自宅へと到着することが出来ました。

知床は、素晴らしい所でした。
わずか2泊3日ではとても足りません。
何故これまで来なかったんだろう・・・。
女房とこの旅行で撮った写真を見ながら、時間とお金が出来たら、また、絶対に行こうと話しているところです。
では!

« 知床の旅(二日目の後半・滝) | トップページ | 新窪乗越へ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

ヒグマ、私の自宅の近く(徒歩圏内)にも時々出没します。
学校が休校や集団登下校になったりと大騒ぎになります。
冬眠前の時期に是非わが家へ遊びに来てください(笑)

こんばんは。
奥様、病から回復されて本当に良かったです
御一緒の旅の風景、ほのぼのとしたものを感じました。

知床へは昨年の夏行ってきましたので、
こちらでの風景を懐かしい思いで眺めていました(^^)
秋も良いですね。

私は近くに見える大きな国後島を見た時
とても、複雑な思いにとらわれました。
どうしてこうなってしまったのだろうと。

漁師さん達はとても苦労をしておられましたが、
このことは忘れてはならないなと思いました。

知床、機会があればもう一度行ってみたいです。

こんばんは♪

素晴らしい旅行記を堪能させて頂きました。
ありがとうございます
羅臼岳や羅臼の街もさることながら、
海岸から国後島を眺めて眺めてみたいものです。
色々な思いに駆られそうで…
それにしても、本州のツキノワグマとは違って
さすがにヒグマは怖そうです><

知床かあ
一度は行ってみたいわ~~~
でも、ヒグマには遭遇したくないです~~~💦

いかさまさん、こんばんは!
良いですねぇ、徒歩圏内に野生のヒグマですか。
私も一度見てみたいモノです。
次回こそはヒグマが冬眠する前に知床を訪れたいところですが・・・。
では、その時はよろしくお願いします。

ナルコユリさん、こんばんは!
そうでしたね。
その時のブログを拝見して、私も行ってみたいと思ったのですよ。
今回は秋というよりも初冬でしたので、知床横断道路も閉鎖になっており、移動にばかり時間を取られてしまいました。
次は私も夏に行きたいものです。
その次は真冬とか・・・。
何度も行きたくなる様なところですね。

billさん、こんばんは!
知床は素晴らしい所でした。
羅臼岳なんて登ってみたいものです。
野生のヒグマも見てみたいですよ。
私は野生のツキノワグマでさえ見た事がありませんが・・・。
実際出くわすと、やっぱり、怖いのでしょうかね。

ちゃちゃわんわんさん、こんばんは!
知床ですよぉ~。
野生の熊がいる土地ですよ。
野生の熊って、ちゃちゃわんわんも見た事は無いでしょう?
だって、九州に野生の熊は居ませんからね。
北海道にはツキノワグマどころか巨大なヒグマが居るんです。
一度、見に行ってみましょうよ。
きっと、感動しますよ。

こんばんは!

知床の旅、素晴らしかったですね
奥様も喜ばれたと思いますヽ(´▽`)/
最後にやはり出ましたね♪ヒグマでなくウニ&イクラ丼(≧∇≦)
羅臼岳はなぜか夫の写真でなく私もナルコユリさんのブログに惹かれ行きたいと思ってます
FUJIKAZEさんのレポで知床五湖も羅臼も冬ならばの良さも感じました
ヒグマは次のお楽しみに^m^
今、北海道はものすごい寒さに
良い時にご旅行が出来ました。
きっと治療を頑張られた奥様、支えられたFUJIKAZEさんに神様からのプレゼントですね

こんばんは!
そうなんですよ、車のマナー。
北海道民としてお恥ずかしい限りです。
急いでもそんなに差は無いとは思うのですが・・。
私はハザードつけて左に寄って
先に行ってもらってますが、嫌な気分ですよね。

北方領土は、ロシアが戦争の終ってから占領ですから
本当に返してほしいです。なるべくロシア産の魚介は買わないように
ささやかな抵抗もしていますけど・・。

ヒグマは私が読んだ本によりますと、
出会ったら目を離さず、絶対に背中を向けて逃げてはいけないそうです。
でも、やっぱり私は出会いたくないですね~

らるごさん、こんばんは!
女房は未だに羅臼で食べたウニ&イクラ丼が美味かったって話をします。
私的には、このブログで書いたとおり、東京で食べても同じくらい美味いし値段も変わらないと思うのですが、それを言うといつ食べた?とか、誰と食べた?とか・・・きっと煩いので言いませんがね。
知床の自然は雄大です。
らるごさんも是非行かれることをお薦めしますよ。

えぇ~っと、お名前を書くことを忘れた方、こんばんは!
広い道幅の道、どこまでも真っ直ぐな道、雄大な大地を貫く道・・・なのに何故車の運転マナーが悪くなるんでしょうねぇ。
不思議です。
地元の方と話をしても、そんなに荒っぽいイメージはないのですが、車の運転は別といったところでしょうか。
ロシア人もねぇ・・・。
一対一で話していると、気の良い奴が多い様なんですが、国家となると別なんでしょうねぇ。
ヒグマの対処法については、知床五湖で習いましたよ。
まぁ、今回は使うことが無くて幸いだったのかも知れません。
でも、次回は会いたいな。

知床
すてきな旅でしたね。

wani さん、こんばんは!
知床の大自然はすばらしいですよ。
また行こうと思ってます。

あぁ、北海道の道は幅が広くて何処までも真っ直ぐでした。
wani さんの赤いスポーツカーが似合うと思いますよ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 知床の旅(最終日・羅臼):

« 知床の旅(二日目の後半・滝) | トップページ | 新窪乗越へ »