知床の旅(二日目の前半・知床五湖)
みなさん、こんばんは!
何だかここ数日、寒いですねぇ・・・。
私の横浜の出城は隙間風ピューピューですから、余計寒く感じます。
知床の方が暖かかったような・・・。
さて、二日目です。
大量に撮った写真を整理していると、どうしても二回に分けなければ紹介しきれそうにないので、どうぞお付き合いを。
二日目は知床五湖へ行きました。
当日は生憎の曇り空。
当初の予定は、観光船に乗って知床半島を海から眺める予定だったのですが、生憎、海は大時化で観光船は欠航、ならばと、まだ閉園していないという知床五湖へと向かいました。
知床五湖は、泊まっていたホテルから、車で約30分くらいの場所にあります。
途中エゾシカに出会ったり(写真は撮れませんでした)と、テンションアゲアゲで、8時50分、地上遊歩道の入口である「知床五湖フィールドハウス」に到着しました。
知床五湖の散策は、コースが3つ有り、もっとも手軽なコースは「高架木道」を歩いて一湖だけを眺めるというもの。
ヒグマの出没を気にすることなく安全に歩くことが出来るので、観光バスで来ている人達は皆、このコースです。
本格的に楽しむには、「地上遊歩道」を歩く訳ですが、コースは大ループ(一周約3km)と小ループ(一周約1.6km)があり、大ループは五湖全てを、小ループは二湖と一湖を見ることが出来るのです。
当然、私たちは大ループを選択。
ただ、この「地上遊歩道」にはヒグマが出没するので、出発前に15分程のレクチャーを受けなければなりません。
知床はヒグマの密度がとても高いエリアなんです。
レクチャーの内容は、遊歩道でヒグマに遭遇することを避けるための歩き方や、遭遇してしまった場合の対処法です。
レクチャー係の方の話では、知床のヒグマは未だ冬眠しておらず、一昨日も遊歩道上で目撃情報があるとのこと。
本日朝一番の大ループ歩行は、私たち夫婦だけなので、十分気をつけてくださいとのことでした。
私的には、野生のヒグマを撮りたかったのでワクワク気分でしたが、女房の顔は引きつっていましたよ。
9時15分、ゲートが開いて、私たち夫婦は遊歩道へと歩き出しました。
一歩足を踏み出すと、そこにはシラカバやエゾマツ、トドマツ等の原生樹林が広がっています。
わぁ~綺麗・・・思わず立ち止まって見とれてしまう様な美しさです。
レクチャーで習ったように、少し歩いては立ち止まり、ヒグマの気配に気を配りながら、手を叩き声を出して進みます。
コースは一方通行で、ヒグマに遭遇しない限りは後戻り出来ません。
9時25分、最初に五湖に到着。
素晴らしい風景に、私はすっかり興奮状態。
重たい一眼レフカメラを振り回してシャッターを切りまくりました。
9時35分、四湖に到着。
もう、「ヒグマでもゴジラでも出てこいや!」って気分です。
女房も・・・まぁ、楽しんでいるようでした。
9時55分、三湖に到着。
ここで行程の半分くらいです。
晴れていたらもっと綺麗だったんだろうなぁ・・・。
いや、雨に遭わないだけ御の字、神様に感謝です。
遠くに雪を被った知床連山が見えていました。
人は全く来ないので、ここで三脚を立てて年賀状用の写真を兼ねた記念撮影です。
来年の年賀状には、ダイビングの写真が使えないからねぇ・・・。
今年は石垣島へ行けなかったから・・・。
女房は知床を歩けるくらい元気になりました・・・って、ところかな。
本気でヒグマとの遭遇を期待したのですが・・・
残念ながら、出会うことは出来ずに遊歩道も終盤です。
あぁ、野生動物は、エゾリスとアカゲラを見ることが出来ましたよ。
もっとも、どちらも動きが素早くて撮れませんでしたがね。
10時25分、二湖に到着。
この二湖が知床五湖の中で最も美しいのだそうです。
なるほど、浮島があったりして絵になります。
うん、二湖越しに見る雪に覆われた知床連山もまた美しい・・・。
10時45分、最後の一湖に到着。
対岸に見える「高架木道」までもう少しです。
木道上から一湖を眺めている沢山の観光客が望見できます。
11時05分、「地上遊歩道」から「高架木道」へと上がるゲートをくぐって、木道上へ出ました。
これで終了です。
通常、大人の足で90分のところを、写真を撮りながら2時間かけて歩きました。
観光船が欠航した時は少しガッカリでしたが、おかげで知床五湖を歩くことが出来たので、大自然を満喫できてかえって良かったかな。
最後に実に不快な出来事が一つ。
私たち夫婦が「地上遊歩道」から「高架木道」へのゲートをくぐって上がって来ると、そこは中国人観光客で溢れていました。
すると、その中の中年の男女(夫婦?)が私たちがゲートから出てきたので、「地上遊歩道」へ下りられると思ったのかゲートへと近づいてきました。
ゲートの扉は反対側へは開かない仕組みになっており、傍には英語、朝鮮語、中国語で遊歩道には下りることが出来ない旨を記載した看板が掛けてあります。
その中国人達はその看板を見ていたので諦めると思いきや、なんとゲートによじ登り扉を逆方向に無理矢理こじ開けようとし始めたのです。
それを見た私は思わず仕事モードのスイッチが入り、得意?の中国語で怒鳴りつけていました。
彼らは舌打ちをして私を睨み付けながら、立ち去って行きましたが・・・。
せっかくの良い気分を台無しにしてくれる出来事でした。
続きは近いうちに。
では!
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どこにでも中国人出没するのですね。
以前行った富良野ではラベンダー畑に入り込んだり、
立札なんて何のその。
やりまくるので辟易としてしまいました。
せっかくの素敵な体験、最後が残念でしたね。
終わりよければ・・・なのにね。
それにしても知床いいですね
人のいない自然満喫で。
投稿: hiroro | 2017年11月20日 (月) 23時20分
おはようございます。
FUJIKAZE さんが知床五湖を散策されている頃
私は網走の湿原センターでハクチョウなどの水鳥を眺めていました。
そこから知床連山が見えるのですが当日は曇空で見えませんでしたね。
暫く知床五湖を訪れていませんが、ずいぶん整備されたようで驚いています。
地元の人間なのに・・・・
以前から沢山のヒグマはいたけど今のように大騒ぎしなかったし、ヒグマが住んでいるのが当たり前の感覚でした。
多くの人が訪れるようになって人慣れしたのも原因の一つなのでしょうね。
素晴らしい知床の思い出を持ち帰っていただいて嬉しく思います。
中国人の傍若無人の行動には困ったものです。
投稿: kannkodori | 2017年11月21日 (火) 10時38分
こんにちは
ご夫婦での知床の旅満喫できたようですね。
奥様も元気になられ良かったですね。年賀状は知床ですか?
石垣島でなくて残念でしょうが、この次は石垣島のを使えそうですね。
2014年7月の初めに女房と花友と合計4人で知床半島の雪渓の残る硫黄山に登り
シレトコスミレを撮影しました。とてもきつい登山でした今ではもういけません。
その日は登山道近くにヒグマも出た様です。
残念ながら知床五湖は時間がなく行けませんでした。
投稿: yanbaru(やんばる) | 2017年11月21日 (火) 10時58分
自分たち夫婦も昨年知床を訪れました。
幸い天候にも恵まれ海上から約半日半島の突端まで行くことが出来ました。
そして此処では一湖だけを眺めるというコースでしたがエゾシカだけだけは見ることが出来ました。
ホテルでは例のお国の人たちと一緒になり、傍若無人の振る舞いに旅行気分も半減。
次回からはあの国の人たちが宿泊しない条件で申し込もうと真剣に考えたほどです。
投稿: country walker | 2017年11月21日 (火) 20時26分
まずは、、、奥方が旅ができるまで回復なされて
安堵いたしました
良かった よかった、、、
で、、
おらも北に行った時 女湯泳ぎまくる中国人
バイキングでは 料理を皿に取っているおらの
その上から料理を盗る、、、中国人
北は本当に中国人が多いな~と感じただよ
いくら、、外貨、、 お金が落ちるといえどもこれじゃ
日本人客は来なくなるよ、、、っと思っただよ
投稿: あさひ | 2017年11月21日 (火) 21時03分
hiroroさん、こんばんは!
中国人には困ったものです。
日本人も、日本語で構わないので大声で注意すれば良いのですよ。
こちらが怒っているのが分かれば、連中も馬鹿なことはしませんから。
知床はまた行こうと思います。
何とも美しい所ですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2017年11月22日 (水) 20時35分
kannkodoriさん、こんばんは!
そうですか、当日は網走に居られたのですね。
私も網走は刑務所しか行けなかったので、次回はその湿原センターも訪れてみたいと思います。
ヒグマに出会えなかったのはとても残念でしたが、きっと神様がもう一度来いと言っているのだと思って、再チャレンジします。
知床五湖も、次は3時間くらいかけてゆっくり生物を探しながら回ってみたいと思っています。
投稿: FUJIKAZE | 2017年11月22日 (水) 20時41分
やんばるさん、こんばんは!
石垣島はやっぱり年に一度は行きたいところです。
本当は住みたいくらいですから。
来年は必ず行こうと思っています。
知床の硫黄山ですか。
登ってみたいです。
きっと素敵な山なんでしょうねぇ。
その頃までに、女房が全快すれば良いのですが・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2017年11月22日 (水) 20時47分
country walkerさん、こんばんは!
観光船に乗られたのですね。
私も乗ってみたいところでした。
しかし、残念ながら当日は大時化だったのです。
で、急遽知床五湖へ行くことになったのですが・・・かえって良かったのかもしれません。
私が泊まったホテルには、数組の中国を話す家族がいましたが、彼らは騒ぐことも無く常識的だったので幸いでした。
たぶん台湾人か香港人だったのだろうと思います。
団体客は勘弁ですね。
投稿: FUJIKAZE | 2017年11月22日 (水) 20時53分
あさひさん、こんばんは!
ありがとうございます。
おかげさまで、女房も順調に回復していますよ。
中国人団体観光客と同じホテルでしたか。
それは災難でしたね。
彼らが泊まりそうなホテルは避けないと大変です。
とても不愉快な思いをしますからね。
次回は彼らを受け入れていないことを確認して予約しないと、旅行の楽しさも半減しますから要注意ですよ。
ホテルも目先の利益に目が眩んで彼らを受け入れていると、本当に日本人が来なくなって結局は困ると思います。
投稿: FUJIKAZE | 2017年11月22日 (水) 21時00分
こんにちは。
知床五湖綺麗ですね!
季節的に紅葉も終わり、
雪化粧も無く、どうかなとは思っていましたが
そこはかとなく寂寥感のある風情のある景色ですね。
私も丁度アイヌ民族最後の狩人、姉崎等氏の
「クマにあったらどうするか」という本を
ちびちび読んでいたところでFUJIKAZE さんが
ヒグマを見たかった気持ちもすこし、
わかります。
なかなか出会えそうで出会えないものですね。
いや、やっぱり出会えなくてよかったかな?
投稿: monna | 2017年11月23日 (木) 12時23分
monnaさん、こんにちは!
初めての私には十分美しい風景でしたよ。
ただ、次はもっと早い時期か流氷の季節に行きたいと思いましたがね。
野生のヒグマは本当に見たかったのです。
そのために重い一眼レフカメラを提げて行ったのですが、残念でした。
まぁ、また行きますから・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2017年11月23日 (木) 14時11分
こんにちは!
知床五湖、すばらしいですね!ヽ(´▽`)/
私は北海道は札幌、小樽、函館だけなので次は大自然と温泉を堪能したいと思ってます!
季節は初冬と言った感じですが、これがまたこれから厳しい冬を迎える静けさと言った感じでいいですね
奥様とよい年賀状用の記念写真が出来ましたね♪
お元気にご旅行出来てよかったです!!
妹も来月化学療法が始まります。
元気になってもらわなくちゃです
投稿: らるご | 2017年11月23日 (木) 17時07分