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2018年3月 5日 (月)

一泊二日の出張(銚子)

みなさん、こんばんは!
出張の続きです。
27日、朝、8時にホテルを出て、銚子へと向かいました。
銚子支社では1030から仕事の予定だったので、渋滞やアクシデントを見越して早く出発したのですが、道はスイスイで、9時過ぎには銚子へ着いてしまいました。
このまま銚子支社へ顔を出すと迷惑だろうし、やることもなくて時間を持て余す・・・。
では、灯台にでも行って時間を潰そうということになり、犬吠埼灯台へと向かいました。

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当日は天気もイマイチだったのですが、これが犬吠埼灯台です。
明治7年、日本では24番目に点灯した西洋型第一等灯台で、地上からてっぺんまで31.3mあり、この高さは日本第2位だとか。

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私以外の人達は全く興味がないとのことで、灯台の周りを散策、せっかく来たのだもの、私は入場料200円を支払い灯台の中へ。
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九十九里浜にちなんだ99段の螺旋階段を上って、展望スペースまで登りました。
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うん、ここから太平洋が一望に見渡せます。
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下の写真は、この灯台で用いられていたレンズです。
デカいですね。

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これで、36km先まで光が届くのだそうな。
そうして忘れてはならないのが、この灯台の「霧信号所霧笛舎」です。
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明治43年に完成し、平成20年に廃止されるまでの間の約100年間、霧の日に鳴らされ続けた霧笛・・・。
犬吠埼は千葉県の最東端に位置しており、沖には暖かい黒潮が流れています。
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梅雨時期になると、銚子河口から海に至る利根川が運んできた冷たい雪解け水がこの暖かい黒潮にぶつかり、海上には霧が発生します。
銚子沖は頻繁に濃霧が発生する海の難所な訳です。
まだ、現代の様にGPSやレーダーも発達していなかった昔、濃霧の中を進む船舶には、この鳴り響く霧笛によって犬吠埼灯台の方向を知ることが出来、安全に航海することが出来たのです。
明治43年からあるこの霧笛舎の壁は、溶接ではなくリベット打ちで接着されています。
これだけでも、歴史を感じますね。
内部は、こんな感じ。

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圧縮空気で大きな音を発生させていたことが分かります。
ちょっと、聴いてみてください。


♪~沖に 霧笛が 呼びかける 呼びかける~♪
映画「喜びも悲しみも幾年月」の一場面が浮かんでくるような素敵な音でしょう?
楽しんでいると、時が過ぎるのは早いもので、時刻は9時50分。
銚子支社へ向けて出発です。
で、灯台を出たところに、白いポストが・・・

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何でも、白い灯台にちなみ、平成24年のホワイトデーにこの灯台の前に設置されたそうで、このポストでラブレターを出せば「恋が叶う」のだそうな。
本当かなぁ・・・。

昼に仕事を終えて、銚子支社を出発。
海岸沿いを南下しました。
で、昼飯に入ったのは、ここ「海の駅 九十九里」です。

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食べたのはこれ、九十九里丼、1,000円ナリ。
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不味くはありませんが・・・観光客向けですね。
昼食後、しばらく休憩。
この海の駅には、イワシの資料館が併設されていましたので、これを見学しました。

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この辺りは昔からイワシ漁が盛んだったのだとか・・・。
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なるほど、売店にもイワシにまつわる物が多かったような。
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外には目刺しが干してありましたよ。
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そうして、ここのポストはなんと青色。
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九十九里浜の青い海をイメージしたものだとか。
なるほどねぇ・・・。

海の駅を出てから、さらに九十九里浜の海岸沿いを南下。

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九十九里浜最南端にある一宮町の釣ヶ崎海岸を目指しました。
この海岸が2年後に東京オリンピックのサーフィン会場となるのです。

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この海岸は、房総最古の浜降り神事が行われる海岸とのことで、浜には鳥居が建っていました。
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この海岸には年間を通じて良質な波が打ち寄せるのだとか。
それで、オリンピックのサーフィン会場に選ばれたのですね。

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当日も、多くのサーファーで賑わっていました。
けっこう、波が高いなぁ・・・
あぁ、4月から新しい職場か・・・

大海の 磯もとどろに よする浪
 われてくだけて 裂けて散るかも


って、心境です。
では!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

今晩は、FUJIKAZEさん。
私は今を去る25年くらい前に、この灯台の袂に家族(5人)で宿泊したことがあります。
今でも宿泊施設があるか知りませんが、当時は会社の紹介宿泊ホテルとして社内資料
に載っていたので、夏休みに申込んだのです。‥‥まあ、一度行ったら二度はもういいやと誰でも思うんじゃないかと思いました。食事は美味かったんですが、早朝の霧笛には度肝を抜かれましたね。大きな音で背中が震えた感じでした。霧が出れば音を出すのが灯台の仕事ですから当たり前ですが、そこは眠る場所ではないことを知りましたよ。いい思い出です。  

灯台!なんか好きだな〜
灯台のレンズがすごいね、この灯りに助けられた船もたくさんあるんでしょうね。
霧笛!船からの信号とばかり思っていましたが、「霧信号所霧笛舎」すごいね。
霧笛の音を聞くことができてよかった〜
 それから白いポストに青いポスト、やたらに色を変えてもいいんだね〜
夫殿が言うのには「地球が丸く見える丘」という展望台があるんだってね。
 伊豆半島にはない風景だね。

こんにちは

お仕事、出張お疲れさまでした。

2年前に旅したところで懐かしいです
犬吠埼灯台、私が訪れたときは台風の余波で波が豪快でした
灯台のレンズ大きくて私もびっくり!!
霧笛舎、なんとも味わい深くて。
霧笛の音、なんとなく悲しげです。
白いポストは恋が叶うポストだったのね
あれからウン十年、願うのは恋より健康です

犬吠埼は醤油工場もあり社会科見学したり、昔の朝ドラ、澪つくしの舞台になったところ見学したりで、楽しい思い出いっぱいです♪

すみません。
最後の文章ですが犬吠埼→銚子に訂正します(_ _)

平戸皆空さん、こんばんは!
そうでしたか、寝ていられない程大きな音だったのでしょうね。
私は昔、船に乗っていた頃、霧の銚子沖で微かに聞こえるこの霧笛を聞いたことしかありません。
ですから、傍で大音響を聞かれた平戸皆空さんは、羨ましいところですよ。
もう、聞きたいと思っても聞くことは出来ないのですから・・・。
私がYouTubeに貼った霧笛は、霧笛舎の中で再現音を録音したものです。
それでも感無量ですよ。

せせらぎさん、こんばんは!
霧笛は、船も鳴らすのですよ。
船には「霧中信号」という装置が付いていて、船が霧に入るとスイッチを入れます。
すると汽笛が自動的に断続的に吹鳴するんですよ。
それで、他の船が近づいてくるのが判ります。
ですから、昔、霧の海上は、灯台の霧笛に加え、船の霧中信号があちらこちらで聞こえて賑やかだったのです。
懐かしい想い出です。

犬吠埼は、なんとなく雰囲気が御前崎に似てますよ。

らるごさん、こんばんは!
以前、行かれたことがあるのですね。
白いポストは最近のもので、まことしやかに、ラブレターをこのポストに投函すれば恋が叶うなんて言われています。
私の場合、このポストが若い頃にあれば・・・なんて思ってしまうのですが。
「澪つくし」懐かしいな。
そう言えば戸川が舞台の物語でしたね。
思い出した!
その頃乗っていた船で銚子に入港したのですが、銚子は何処も澪つくしで盛り上がっていたんですよ。
懐かしい想い出です。

とても楽しそうな出張ですね(*^-^)
銚子で仕事して
一宮でも仕事?と思いましたが
もしかすると
アクアライン経由での帰社でしたでしょうか。

こんばんは♪

カラフルな郵便ポストですね~
それぞれに意味を持って、大真面目に?
設置されているところがまたいいですね。
灯台のレンズにもビックリです
間近で見てみたいです。

4月からの新しい職場、いつも載せていた風景が見られなくなっちゃうのですね。
私も残念。
汽車道歩いたとき、FUJIKAZEさんの職場はあの辺かな?なんて思ってました。
 
犬吠埼の灯台昔登った記憶あります。
あの時は風が強かったよな~なんて懐かしかったです

waniさん、こんばんは!
楽しそうに見えますか?
実はけっこうブルーだったんですよ。
上司から異動を宣告された翌朝ですからね。
一宮も実は仕事です。
うちの会社はオリンピックにも噛んでますから、その下見ですよ。
それで、おっしゃるとおりアクアライン経由で帰りました。
流石wani さんはスポーツカーを運転されているだけあって、道路事情はバッチリなんですね。
お見それしました。

bill さん、こんばんは!
なんだかねぇ~。
ポストはやっぱり赤くないとねぇ。
規制緩和なんでしょうかね。
灯台のレンズは素敵です。
聞いた話では、何千万円もするそうですよ。
まぁ、特注ですからね。

hiroroさん、こんばんは!
そうなんですよ。
しばらく(ひょっとしたら永遠に)「みなとみらい」とはお別れなんです。
汽車道を歩かれたのですね。
私の事務所の場所?きっとhiroroさんが予想したビルですよ。

犬吠埼は風が強い事でも有名ですね。
霧が掛かって、風が強くて、昔から有名な航海の難所なんですよ。

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