長篠古戦場を巡る(前半)
みなさん、こんばんは!
私は、3月28日付で異動。
昨夜は送別会で盛大?に送られました。
明日の春分の日は、会社の私物を整理して段ボールに詰め、新しい職場へ持って行こうと思っています。
横浜の本社勤務もあと一週間・・・。
3月10日、長篠の古戦場を巡ってきました。
きっかけは、この本。
近衛龍春氏作の歴史小説「真田信綱」です。
真田物の歴史小説と言えば、その殆どが大阪の陣で有名な真田信繁公を扱ったものですが、これはその信繁公の伯父にあたる人。
武田二十四将の一人に数えられる武田騎馬隊200騎の侍大将です。
武田信玄に認められた剛勇の武将でしたが、天正3年5月21日の長篠設楽ヶ原の戦いで、織田鉄砲隊の前に、弟の真田昌輝と共に討ち死にしました。
織田信長も徳川家康も武田信玄も好きではない私は、長篠の古戦場にはあまり興味は無かったのですが、この本を読んでいるうちに無性に訪れてみたくなったのです。
で、女房を愛車に乗せて清水の自宅発。
新東名高速道路を西へ、長篠古戦場のある愛知県の新城市へと向かいました。
この道、有名な時速110km制限(大型トラックは80km)の区間です。
片側3車線で、スイスイ・・・いえいえ、どの車も皆カッ飛ばしてます。
私が左車線を110kmで走っていると、その右側を他の車が130kmくらいで抜いて行きます。
ちょっと恐ろしいですよ。
110km制限って試行だそうですが、私は元に戻した方が良いと思うなぁ・・・遅い車も多いのだから。
約1時間半で新城市着。
先ずは情報収集を兼ねて、「新城市設楽原歴史資料館」へ向かいました。
この資料館は古戦場の武田勝頼本陣付近に位置しています。
後で訪れる予定の「長篠城址史跡保存館」との共通券400円を購入して入館しました。
館内は、甲冑に馬防柵のレプリカを始めとして、
長篠設楽ヶ原の戦いの古戦場に相応しい、多くの火縄銃が展示してあり、なかなか見応えがありました。
最後に、黒澤明監督作品の「影武者」のポスターが・・・
そういえば、この映画は長篠設楽ヶ原の戦いがクライマックスだったなぁ・・・。
また観たくなりました。
日帰りなので、あまりノンビリもしていられず、この館の方に真田兄弟の墓の場所を聞いて出発です。
田舎道をクネクネと進み、最後は軽自動車1台がやっと通ることが出来る様な田んぼの畦道を走って、ようやくそれらしき場所に到着。
杉山の麓に何本か幟が立っていたので、それと見当が付きました。
近づいてみると、由来を記した看板があります。
どうやら、真田兄弟の他に、兄弟と共に亡くなった真田家の家臣の墓もあるようです。
右端のひときわ大きな墓が真田信綱、昌輝兄弟のもの。
う~ん・・・感無量です。
この付近で討ち死にされたのか・・・。
ここは武田側から見て、右翼のさらに右側になります。
正面は・・・羽柴秀吉、丹羽長秀の陣。
馬上で青江の太刀を振りかざし、織田軍に突撃する真田信綱が、今、目の前を駆け抜けて行った様な気がしました。
さて、昼になったので、古戦場巡りは中断して何か食べに行くことに。
土地勘は無いので、Googleに「近くの蕎麦屋」と音声入力すると、この蕎麦屋さんに案内してくれました。
なにやら多目的施設の中にあるお蕎麦屋さんでした。
少し躊躇いましたが、他をあたる時間が勿体ないので入ることに。
とろろそば定食1,200円をオーダー。
お味は・・・メインの蕎麦は、国産の二八蕎麦とのことでしたが、ごく普通です。
でも、他が美味かった。
ちらし寿司やフキノトウの天ぷら、刺身コンニャク、蕎麦海苔巻はGoodでした。
食後は、また古戦場へと戻りましたよ。
続きはまた近いうちに。
では!
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
歴史がお好きな「FYJIKAZE」さん、蒲原城址に続いての戦国史めぐりですね。
自分も歴史が大好きで自宅からはそれ程遠くないことも合って「設楽が原」付近は5回ほど巡りましたが真田兄弟の墓は知りませんでした。
私はあの鳥居 強右衛門に感銘を受け長篠城を訪れたのがキッカケでした。
投稿: country walker | 2018年3月21日 (水) 09時19分
country walkerさん、こんばんは!
結論から申しますと、史跡の全てを巡ることは出来ませんでした。
全部巡ろうと思うと、二日必要ですね。
本当は馬場信房戦死の碑も訪れたかったのですが時間切れでした。
鳥居強右衛門の磔の碑は訪れること出来ましたよ。
次回、貼ります。
投稿: FUJIKAZE | 2018年3月21日 (水) 20時54分