春の大瀬崎(1本目)
みなさん、こんばんは!
私、金曜日に休日出勤の代休を取り、3連休のつもりで清水の自宅でノンビリしていましたが、今朝、急遽、明日日曜日に仕事が入ったとの連絡があり、昼過ぎに横浜へ戻って来ました。
あぁ、早くこんな生活から抜け出したい・・・。
と、いうことで、その代休の金曜日は久しぶりに大瀬崎で潜りました。
3月は転勤が決まり、その準備で潜りに行けなかったことから、約一ヶ月ぶりです。
いつもの様に木曜日は定時まで仕事をして、横浜の出城へ戻り、清水の自宅へ戻った時には既に日付が変わっていました。
急いでベッドに潜り込み、5時に起きて機材を愛車に積み込んで6時に出発です。
睡眠時間は約4時間半ですが、これから潜る楽しさを思うと、眠気は吹き飛んでいます。
昨日は晴れ、運転しながら心ウキウキです。
8時過ぎに大瀬崎着、駐車場に愛車を駐め、馴染みのショップに入りました。
ガイドさん曰く、今日のお客は私一人だとのこと。
ラッキー!自分の希望だけで好きな様に潜ることが出来ます。
早速、ガイドさんと打ち合わせをして、1本目は外海で、2本目は湾内で潜る事に決めました。
もっとも、特に珍しい魚は出ていないそうですが、ガイドさんを独り占めして潜れるだけで王様気分です。
早速準備をして、9時、「門下」というポイントで潜水開始。
海は凪いでいて波は殆ど無く、対岸には薄らと富士山も見えていました。
潜ってみると・・・視界は春にしては比較的良好。
浮遊物が多いのですが、上下水平15mくらいは見えています。
水温は17℃。
ガイドさんは未だドライスーツ着用ですが、私は既にウエットスーツ着用。
海水がスーツの中に入って来ると一瞬「冷たいっ」て感じますが、その水はすぐに体温で温められて心地良くなります。
魚は・・・相変わらず少ないのですが・・・まぁ、春ですからね。
今が底、これからどんどん増えて賑やかになって行くのですよ。
ガイドさんに付いて水深を下げて行き、水深12m位の岩場に到着。
そこで魚を探して見ると・・・大きなオオモンハタが岩の上のソフトコーラルの傍で休んでいるのを発見。
早速、撮影開始。
オオモンハタは珍しい魚ではありませんが、コイツは特にデカイ。
体長40cmオーバーの様です。
う~ん、刺身にしたら、何人前だろう・・・。
近寄っても、急いで逃げる様な素振りはありません。
動作はなんとも緩慢。
この仔の様にデカクなった個体には、既に恐れる外敵は無いのでしょうね。
大瀬崎ならば、銛を片手に忍び寄る密漁者も居ませんから。
(因みに、テレビでゴムの付いた銛を持って魚を突いて「獲ったぞ~!」って叫んでいるタレントやディレクターがいますが、同じ事を素人がやると、違法行為(都道府県の漁業調整規則違反・つまり密漁行為)で警察や海上保安庁に捕まりますのでご注意!!!アレはあくまでテレビの演出ですから。地元漁協や官庁と調整して許可を取って撮影しています。こんな事でも捕まって罰金刑になれば前科者になりますよ。)
パシャパシャ撮っていると、さすがに嫌になったのか、彼?は岩の上に出てしまいました。
「お前、いい加減にしろよ!」って言っている様。
ゴメン、ゴメン・・・魚に詫びつつ、移動です。
ガイドさんは水深をどんどん下げて行きます。
水深30mの棚に到着。
ここから沖側は、真っ暗で、駿河湾の深部、海溝へと落ちてゆきます。
しばらく、この棚で停止して、マンボウでも現れるの待ちました。
私は四方を見回しながらも、付近の魚をパチリ・・・。
約5分間待ちましたが、結局、マンボウが現れる気配は無く、水深が深いので浅場へと移動です。
水深18mの岩場で、ガイドさんが大きなイイジマフクロウニを発見。
彼が指さす所を見てみると・・・
う~ん?あぁ、ウニの中にカニを発見です。
(判りますか?)
寄生しているゼブラガニです。
体長(甲羅の幅)は2cm位、白と紫の縞模様が特徴的な可愛いカニで、寄生するウニのトゲを食べて生きています。
ウニの白く見える部分は、カニに食べられたトゲの跡なんですよ。
これを撮って更に浅場へ移動です。
水深8m位で安全停止。
この辺には・・・ありました!イバラカンザシのお花畑です。
岩にカラフルな花が咲いている様で、綺麗でしょう?
イバラカンザシと言います。
(以前もこのブログに載っけたかな?拡大すると、こんな感じです。)
イバラカンザシ・・・植物の様に見えますが、実は動物。
釣りの餌に使う、ゴカイの一種なんです。
これで終了。
浮上しました。
ダイビングコンピュータを清水の自宅に置き忘れたので、正確な時間は判りませんが、約50分間のダイビングであったと思います。
生物は少ないなりに楽しく、また癒やされた1本目でした。
続きは近いうちに。
では!
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こんばんは。
きれいな「イバラカンザシ」って初めて拝見!
なまえすら知らずでした。続きを楽しみに。
早くご夫妻で潜る日が来ますように・・・。
おやすみなさい。
投稿: マコママ | 2018年4月21日 (土) 22時46分
こんにちは。
せっかくの三連休は残念なことでしたね。
でも、良いダイビングを過ごされたようで良かったです。
「ゼブラガニ」はなんともいえず愛嬌がありますね。
「イバラカンザシ」は巻貝かなと思ってしまいましたが、ゴカイの一種とは。
カラフルで可愛いです
そういえば、「とったど~」のタレントやディレクター
お正月番組で見ていたのですが、あれは許可がいるのですね。
そうですよね~
食材がただでいいなと思っていました
投稿: ナルコユリ | 2018年4月22日 (日) 10時20分
こんにちは、
イバラカンザシって言うんですか、
ボルダリングの石みたいにカラフルですね!
海の生物ってあまりよく知らないのですが、
(得体のしれないものは、なんだか不気味に
感じたり)
名前とか、生体とか知っているものを発見すると、
すごく楽しいのでしょうね。
続きを楽しみにしています!
投稿: monna | 2018年4月22日 (日) 11時19分
こんにちは
ゼブラガニがなんとも愛嬌あるお顔でクスッとしちゃいます(≧m≦)
ウニの棘ってゼブラガニにとって栄養あるのですね♪
でも禿げちゃって可哀そうに
イバラカンザシは本当にボルダリングみたいです
ゴカイのお仲間なんですね
いろいろとお忙しい中癒されるお時間は貴重ですね。
どうぞご自愛ください
投稿: らるご | 2018年4月22日 (日) 11時50分
ヤッホー
いつも綺麗な海の中を見せてくれてありがとう。
夫殿が釣り番組を見ているので私も一緒に見てますが、地図だと千葉の九十九里のしたあたりでオオモンハタらしき魚を金子貴俊さんが釣っていました。40センチを目指していましたが釣れず。
ウニの中のカニ、共生なんですか?食べられたのかと思った!
イバラカンザシ!綺麗ですね、髪に飾ったら痛いかな?(笑)
海を独り占めなんで贅沢だったね、ご褒美かもよ〜
投稿: せせらぎ | 2018年4月22日 (日) 21時48分
FUJIKAZEさんこんばんは~
スキューバダイビングイイね
リフレッシュできましたか
イバラカンザシってカラフルでかわいいですね
でも、動物だから動くんだね刺されないかな
投稿: かっぱちゃん | 2018年4月22日 (日) 22時52分
お久しぶりにお邪魔しました
素敵な写真がいっぱい見られて
私も癒していただきましたよ~
間近で見られるなんて、羨ましい~
海の中ってやっぱり神秘的で美しいですね~
投稿: marumi | 2018年4月23日 (月) 12時45分
マコママさん、こんばんは!
イバラカンザシはあまりメジャーではありませんからね。
でも綺麗でしょう?
昔は熱帯魚屋で売られていましたが、最近は数が減ったのか見かけませんね。
女房はもう潜るのは無理なようです。
別の共通の趣味を探しますよ。
投稿: FUJIKAZE | 2018年4月23日 (月) 21時28分
ナルコユリ さん、こんばんは!
「とったど~」は困ったものです。
以前は「許可を受けて撮影しています」のようなテロップが流れますが、正月番組には無かったですね。
都道府県によって、多少の違いがありますが、あの番組を真似して魚を突いて捕まる人は多いのです。
罪作りな番組ですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2018年4月23日 (月) 21時55分
monnaさん、こんばんは!
北海道の海は美味しい魚介類の宝庫ですが、こういった見て楽しむ魚介類は少ないですね。
得体の知れないものでも、可愛いものです。
触らなければ大丈夫ですから、とりあえず撮ってみて後で調べます。
かえって、カラフルで小さなタコや何の変哲も無い巻き貝が、猛毒で触ると危険なものがある・・・海ってそんな世界です。
投稿: FUJIKAZE | 2018年4月23日 (月) 22時05分
らるごさん、こんばんは!
ゼブラガニはダイバーの間では有名なのですが、あまり水族館では見かけませんね。
だから、皆さんご存じ無い人が多いです。
フクロウニのトゲを食べて生活する変わったカニで、このウニを見かけた時、そこにまるで通路の様なトゲの無い所が有れば概ねこのカニが棲んでいます。
面白いでしょう。
投稿: FUJIKAZE | 2018年4月23日 (月) 22時09分
せせらぎさん、こんばんは!
オオモンハタはデカイですからね。
釣り人も釣れれば大きな手応えがあるので人気の魚なのでしょう。
でも、ダイバーとしては複雑ですね。
潜ったらいつでもこの大きな魚に出会えるのが嬉しいのに、これが釣られてしまったらガッカリですから。
大瀬崎のこの魚も釣られないことを祈っています。
投稿: FUJIKAZE | 2018年4月23日 (月) 22時13分
かっぱちゃんさん、こんばんは!
イバラカンザシはね。
実は臆病なんですよ。
ダイバーが近づくと・・・そうですね、30cmくらいまで近寄ればその気配を敏感に感じ取って岩の中に隠れてしまいます。
だから撮る時はその見極めが大変で、大きく撮ろうとギリギリまで近寄ると穴に引っ込まれて結局撮れないなんてことがしばしば有るのですよ。
また、それも面白いのですがね。
投稿: FUJIKAZE | 2018年4月23日 (月) 22時17分
marumiさん、こんばんは!
おぉ、ではダイビングを始めませんか?
四国にもダイバー憧れの聖地、「柏島」がありますよ。
わざわざ沖縄まで行かなくても珊瑚の海を楽しむことが出来ます。
柏島でダイバーになられてはいかが?
人生が変わります。
楽しいですよ!
投稿: FUJIKAZE | 2018年4月23日 (月) 22時20分