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2018年12月 4日 (火)

今がベストシーズンの大瀬崎(2本目)

みなさん、こんばんは!
遅くなりましたが、前回の続きです。
2本目は、約1時間ちょっと休憩して、12時頃から準備を開始。
潜水ポイントは、岬の先端に決まりました。
(下の写真、こんもりとした森の右端辺りが岬の先端ですよ。)

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特に何か珍しい魚が出ている訳ではなかったのですが、この日は透明度が良かったので、先端は綺麗だろうなってことで決まりました。
簡単なミーティングを行って、12時23分、潜水開始。
潜ってみると・・・あぁ、綺麗・・・。

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岬の先端は潮通しが特に良いポイントです。
この日は大潮の翌日でしたので、特に潮の流れが強かったようで透明度は抜群。
上下水平20m位は見えていました。
潜ったのはちょうど潮止まりの時間帯でしたが、それでも湾内から外海へ若干の潮流がありました。

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ガイドさんに付いて、浅場のソラスズメダイの群れを抜け、一気に深場へと水深を下げて行きました。
途中は当に竜宮城で、キンギョハナダイの群れがとても綺麗です。

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この季節ならではの光景・・・
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海底へと続くゴロタ石の上をカラフルな魚たちが舞い踊ります。
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写真を撮りながら、浦島太郎が見た竜宮城って、きっとこんな光景だったのだろうなぁ・・・って思いました。
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水深22mまで下りてみましたが、特にめぼしい魚も見つからないので、少し水深を上げて自由行動。
各人が自由に魚を探しました。
私は・・・馴染みのクマノミポイントへ。

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ここは、サンゴイソギンチャクが群生しているポイントで、クマノミのペアが2~3ペア棲んでいます。
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伊豆にも棲息する普通種のクマノミですが、珍しい魚が見つからない時、彼女はいつもモデルになってくれます。
嫌な顔せず?いえいえ、けっこう怖い顔で近寄るな!って威嚇してきますよ。

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ここのサンゴイソギンチャクには、クマノミの他、ミツボシクロスズメダイの幼魚も沢山共生しています。
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イソギンチャクに共生する魚って、クマノミ属ばかりではないのですよ。
さて、クマノミは十分撮ったので移動です。

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次は・・・何かめぼしい被写体はいないかなぁ・・・。
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海底から2mくらい上空?を流しながら探していると、前方に大きなウミトサカが見えてみました。
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何か付いてないかな?
丹念に探してみると・・・いた!
ひょっこりとスケロクウミタケハゼが、ポリプの中から顔を出したのでパチリ。

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体長2cm位の薄ピンク色の仔です。
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このスケロクウミタケハゼは、ウミトサカに共生しているのですよ。
何枚か撮って移動、あと撮れた魚は・・・
先ずはウズマキ。

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ウズマキは通称で、正式名はタテジマキンチャクダイの幼魚。
春先、南の海で生まれてすぐに黒潮に乗って運ばれてきて、この大瀬崎で体長5cm位まで成長したものです。

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南洋の魚ですから、もちろん、西伊豆の冬は越せず、成魚になることは出来ません。
年が変わる頃に ☆ になります。
こういった魚のことを死滅回遊魚って言うのですよ。
この仔の様な可愛い魚を見ていると、家の水槽で飼ってやりたい衝動にかられますね。
(このサイズだと、熱帯魚屋さんでは6千円といったところでしょうか。)
次は、トゲチョウチョウウオ。

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この魚も死滅回遊魚です。
体長約6cmといったところか。

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可愛いなぁ・・・。
(2千5百円くらいかな。)
最後は、ツノダシです。

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ディズニーアニメの、「ファインディング・ニモ」に登場した魚ですよ。
この魚も石垣島では普通種ですが、西伊豆では秋を彩る死滅回遊魚です。

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1本目のムレハタタテダイとは似て異なる魚、別種なんですよ。
(う~ん、3千5百円くらいかな。)
こんな感じで、けっこう楽しく写真を撮ることが出来ました。

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潜水開始から40分を過ぎたあたりで、ガイドさんから浮上の合図があり、浅場へ移動です。
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1時12分浮上、49分間のダイビングでした。
この季節、大瀬崎の海中は最高です。
水は澄んでカラフルな魚が沢山、当に竜宮城なんですよ。
あぁ、また潜りたいなぁ・・・。
では!

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コメント

今晩は。
こんな一見華やかな海の底に“死滅回遊魚”がたくさん棲息していることを
初めて知りました。何とも儚い魚たちですね。それを撮ってやることは大変
供養となるわけですね。( ;∀;)

2本目は岬の先端でしたか。前は土日しか潜れないポイントだったかと。今もそうなんでしょうか。

大瀬崎って初心者向けの湾内と、岬の先端のようなどこまでも深く潜って行ける場所がありますよね。私もどんどん深くへ行った事がありますが、結局暗くなって魚も居なくなるだけで、15~20mぐらいまでが楽しいのかなあと思います。
ソラスズメの青、キンギョハナダイのオレンジ、懐かしいなあ。私は水中カメラなんか持ってなかったので1枚も写真が残ってません。こんなだったなあと思い出します。
タテジマキンチャクダイまで居たんですか。随分と盛沢山なダイビングになりましたね。おめでとうございます。

浦島太郎の気分を味わえるFUJIKAZEさんって
うらやましいです

こんばんは。
色とりどりの可愛いお魚さん達に出会い、
竜宮城へ?も行かれ、玉手箱は?
あっ貰ってきたら大変!

こんばんは!

カラフルな魚群、
水族館です~!
山に地上に海底にと、
凄いです~
時間忘れそうですね

平戸皆空さん、こんばんは!
魚撮りは単なる自己満足のためで、供養のつもりはないのですが・・・。
死滅回遊魚は本当に儚いですね。
暖かい海から自分の意思に関係無く黒潮で運ばれてきて、やっと辿り付いた海では、大きくなる事も出来ずに凍え死んでゆくのですから・・・。
まぁ、自然の摂理なんですが・・・。

ハルさん、こんばんは!
はい、未だに先端は土日祭日限定のポイントです。
おまけに、神社の敷地内であることから、通行料1人100円が必要です。
仰るとおり、華やかなのは25m位まででしょうかね。
それでも30m位まで行けば、レアな魚、これからはアンコウなんて見る事が出来るかも知れません。
水温が20℃を切る前に、もう一度潜りたいところです。

花子さん、こんばんは!
ダイバーは色々な気分を味わうことが出来ますよ。
今回の様なシチュエーションだったら浦島太郎ですが、中性浮力で海中を漂っている時は、まるで空を飛んでいる様な気分でウルトラマンになることが出来ます。
ダイビングは楽しいですよ。

マコママさん、こんばんは!
玉手箱?
いえいえ、その前に乙姫様に会ってませんから。
大丈夫ですよ。

aoi さん、こんばんは!
はい、山も海もそれぞれ素敵です。
最近は空も飛んでますよ。
(もっとも仕事でですが。)
山はともかく、海中で時間を忘れることはありませんよ。
忘れると、死にますからね。

「今晩は」
竜宮城と云えば 浦島太郎、もしかしてカメを助けたとか?
ゴロゴロ石が多いですね、丸みが勝っているから 安全?
回遊魚ごとに値踏みとは?一儲け企んでいるのでは あるまいか?
潜水漁法は 禁止されているはずなんですがね?
何でカラフルな魚が多いの?水中にも神が権化されてるとか?

今晩はFUJIKAZE様
「死滅回遊魚」初めて知りました。
「黒潮に乗ってやって来ました」の後ろにはダークな一面があるのですな・・・
勉強になります。

アットマンさん、こんばんは!
はい、この辺りは潮が速いですからね。
石が削られて丸くなります。
一儲け?
そうですね、アットマンさんは、レアな法律をよくご存じで。
さてはアットマンさんもこれで儲けました?
私も海上保安庁に捕まらないように上手くやりますよ。

rugeshino さん、こんばんは!
ダークな一面ですか。
う~ん、「西伊豆の冬は越せず、成魚になることは出来ません。」って、ところですかね。
駿河湾は黒潮の支流が入るので暖かく、大瀬崎も冬に水温が13℃以下になることはまずありません。
それでも数日13℃位の日が続くと、南海生まれの魚は寒さに耐えられないのですよ。
5月頃に大瀬崎に流れ着いた死滅回遊魚の幼魚が成長し、年が明けて1月下旬頃に全て死んでしまいます。
毎年、これの繰り返し。
自然の摂理ですね。
だから10月~12月が大瀬崎のベストシーズンなんですよ。

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