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2019年2月 1日 (金)

冬本番の大瀬崎(2本目)

みなさん、こんにちは!
心ならずも前回の更新から一週間が過ぎてしまいました。
最近、仕事が異様に忙しく、羽田と南の島々の間を日帰りで行き来しています。
朝、羽田を離陸して南へ。
3時間前まで真冬の中に居たのに、着陸すると、そこは太陽ギラギラの常夏、仕事を終えて夜羽田へ戻るとまた真冬の世界・・・。
何とも体調がおかしくなりそうです。
こんな状態が、いつまで続くことやら・・・。

では、前回の続きです。
この日は土曜日、午後になると、浜にはダイバーが沢山集まって賑わい始めました。
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1本目を終えて少し休憩し、2本目は12時10分に潜水開始です。
ポイントはやはり湾内で、大瀬神社に近い海岸からエントリー。
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目指す魚は、大きなコンクリート沈錘のロープ付近に、綺麗なニシキフウライウオが棲み着いているとのことでしたので、その魚狙いです。
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ガイドさんに付いて水深を下げて行くと、途中、沈められたボートの上を通過。
中を見ると、ミドリイシが沢山集められていました。
既に、キンギョハナダイが棲み着いている様子。
漁礁でも作っているつもりなのか、愚かなダイバーがいるものだ・・・。
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ミドリイシって、サンゴなんです。
大瀬崎は、ミドリイシが棲息する日本の北限。
(よく、東京湾の館山が北限と言われますが、大瀬崎の方が館山よりも緯度が高いのですよ。)
大瀬崎でミドリイシが群生している場所は、一般には知られていません。
何処かのショップのガイドかな。
そこから持って来たのでしょうが・・・これじゃあ、自然破壊だよなぁ・・・。
少し、嫌な気分になりましたが、気を取り直して潜水継続。
目指す沈錘に到着、ガイドさんが指さす方向を見ると・・・居ました!
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体長7cm位の綺麗な個体です。
数枚撮ったところで、この仔の後に小さな紫色のウミウチワがあることに気づきました。
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それならば、ウミウチワを背景にした方が絵になる。
で、この仔の前方に回り込むと・・・後退してくれてウミウチワの前に来ました。
シャッターチャンス!
翼(鰭)を一杯に広げた姿を狙います。
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う~ん、尾翼がイマイチ?なかなか上手く行きません。
まるで飛行機の様に撮りたい・・・彼女?が翼を広げるのを辛抱強く待ちました。
すると、私の撮影に気づいた付近のダイバーが近寄って来ます。
長時間被写体を独占するのはマナー違反。
少し焦りだした頃・・・何とか広げてくれましたよ。
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これで終了、移動しました。
次は小さなハナタツが居るという所へ。
途中、いつ沈めたのか、鉄枠の前を通ると・・・中は既に魚の棲みかになっています。
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沈めた本人は、漁礁のつもりなんでしょうが、これは不法投棄と同じだからねぇ・・・。
日本のダイバーは、まだまだ民度が低いようです。
もう少し向上させないと、ダイビング業界は発展しないでしょうね。
なんて、思いながら魚を探します。
そんな私に、「何か美味しいもの持ってるの?」って感じで近づいてくるミノカサゴ。
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けっこうダイバー慣れしている様子。
魚の餌付けをする奴がいるからねぇ・・・。
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まぁ、良い被写体にはなってくれますが・・・。
ガイドさんがハナタツを探している間に、私も他の魚を捜索。
すると、ゴロタ石の陰に、小さなイロイザリウオ(イロカエルアンコウ)を発見。
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体長3cm位の小さな小さな個体で、ストロボの光が嫌いなのか、岩の隙間に隠れてしまい、撮影終了です。
ガッカリしていると、少し離れた砂地でユラユラ揺れている魚が・・・アキアナゴです。
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この魚、臆病な魚で、ダイバーが近づくと、すぐに砂へ潜ってしまいます。
精いっぱい近づいて2.5mが限度。
デジタルズームを効かせてもストロボ光がイマイチ届かず、撮った写真は青カブリ状態。
これが私の腕の限界でした。
その頃、ようやくガイドさんがハナタツを発見、私に手招きしています。
近づいてみると・・・流れ藻に捉まっている小さな黄色い個体が居ました。
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黄色かぁ・・・赤を期待していた私は少しガッカリ。
まぁ、それでも数カット撮りましたよ。
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これで終了、12時53分に浮上。
エキジットしました。
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さて、実はミノカサゴを撮っている頃から、何やら下半身に違和感が・・・冷たい・・・まさかドライスーツが水没???
浜へ上がって、いそいでドライスーツを脱いでみると、両足の膝の辺りまで海水が溜まっています。
どうやら、右脇腹辺りから水が入ったようで、腰から下はグショ濡れでした。
もう6年以上使っているドライスーツだからなぁ・・・。
これまでも数度修理して、今回も昨年最後に使用した時、右足膝付近から水没したのを修理したばかり。
さすがに、またこれを修理して使おうという気分にはなれません。
はぁ・・・買い替えなければなぁ・・・。
福沢諭吉さんが団体でお引越しになりそうです。
大きな落胆で終わったダイビングでした。
では!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

「今晩は」
ミノカサゴ「餌付けしないのかよぅ」。
綺麗と言われても、腹は満たせない。
「ありようをあるがままに」その言葉キツイ。
しかしまぁ~、色々な生きのが居るもんだ。
潜り屋さんの人数が凄い、会合が開けそう。
山人になっり、海人になったり、活動範囲が広い。

こんばんは~
海の中って、凄いですねぇ~
水族館で見たことがある生き物も自由に思うがままの泳ぎ・・・、気持ちよさそうに見えますぅ~🐟
(一本目)に登場の砂の中に潜んでいたメガネウオ・・・、面白い顔だこと(;´∀`)思わずふふっ
海の中って、不思議がいっぱいですね( ´艸`)

このミノカサゴは、なかなか立派な体格ですね。
そして明るく撮れてます。
一見、天気なんか関係無さそうな海中でも、やっぱり晴れの日の方が綺麗です。
富士山もバッチリ見えて、清々しいダイビング日和でしたね。

ドライスーツは、うーん、残念です。

こんばんは♪

ダイビング界のダークな一面?も含め、
今回も美しい海の世界を堪能させて頂きありがとうございます
環境破壊に繋がる行為は残念ですが、現実を伝えることも大事ですね。
(どのジャンルでも)そこを楽しむ者として、大局的な視点から
負の一面にも向き合っていければと思います。

こんにちは。
 まぁ、ご多忙でしたね?
体調にお気を付けて・・・。
 海の中は色とりどりでなんと
綺麗なお魚さんたちがいる事でしょう。
初めて拝見致しましたよ。
ミノカサゴは水族館でお目にかかったことがあり!です。
餌付けはいけないことでしょうね?

FUJIKAZEさんはすごく自然を大事に思う人なんですね(拍手)
私なんかさ、ボートの中のミドリイシパチリにはいい感じと思ったら誰かが集めて作ったんですね〜
沈められた鉄枠、これも本当は自然ではないもんね。
ダイバーの餌付け、なんか楽しそうに思えるけれど自然界では自分で食べ物は探さなければだもんね。
 私がスキューバーをしたとしたら自分が楽しいからぐらいの気持ちで何かをやらかしてしまうかも?
  昔アマチュア無線の資格を取り交信を始めたころ先輩があれこれマナーを教えてくれたのでトラブルもなく楽しめたんですが何事にもマナーが大事ですね。
 今日の大好き1枚は6番目、ウミウチワの色とどこへ飛んでいくのかわからない飛行機の彼女。

アットマンさん、こんばんは!
餌付けは面白いと思うのですが、結果、魚の生態系を壊すと思います。
干渉するべきではありません。
ダイバーは、海中にお邪魔して自然を見せて貰っている位の謙虚さで潜るべきだと思いますよ。

私?基本、海人ですよ。
仕事がそうですから・・・。

tuba姐 さん、こんばんは!
はい、海の中は不思議が一杯です。
何と言っても、人が生存できない場所ですから。
見たことの無い生物がウヨウヨです。
山ももちろん楽しいですが、海も素敵ですよ。
ダイビング始めませんか?

ハルさん、こんばんは!
結局、濡れる訳ですから、雨でも関係ありませんが、晴れの日で水中が明るいことはやっぱり気持ちが良いですね。
でも、私、天気は気にしませんがね。
ダイビングはやっぱり海況、波や流れの有無ですよ。
ちょっと判断をミスると事故に繋がりますから。

ドライスーツは・・・30万位しますから、どうしようかと悩んでいます。
この冬はウエットの厚着で頑張ろうかと・・・。

bill さん、こんばんは!
そうですね。
どの世界にもダークな一面はあります。
山だって、高山植物を盗る輩も多いですしね。
しかし、目前でこれを見てしまうと、楽しさも半減です。
日本人は、欧米並みにもっと民度を高めないとね。

マコママさん、こんばんは!
多忙で疲れていますが、遊びとなると俄然元気になります。
現金な躰なんですよ。

餌付けはダメですね。
やっぱり、飼っているものと野生は区別せねばね。
1人のダイバーの餌付けは大した影響は無いと思いますが、それを真似て皆が餌を撒き出すと、確実に生態系に影響を与えてしまいますから。

せせらぎさん、こんばんは!
結局、一番ダイバーの手本とならなければならないダイビングショップが、お客を集めたいという一心でやっている生態系の破壊です。
これじゃあ、ダメですねぇ・・・。
本来、生物には手を出さないというルールがあるはずなんですが、ちょっとくらい良いだろうでエスカレートしています。
困ったものです。

アマチュア無線をやっていたんですか?
無線がお好き?
私も仕事で仕方なく使いますが、無線で話すのは苦手です。
相手の顔が見えないですからねぇ・・・。
言葉に詰まることが多いです。

ドライスーツ30万円もするんですか?
私が勝った頃(25年くらい前)で15万しましたからね。それにしても高い。
色々な商品が企業努力で安くなったりしてるから、それほど値上がりはしてないのかと思ってました。
既製品もあるみたいですが、基本フルオーダーじゃないとダメですよね。特に首回りなんかは。
厚着のウエットって7mmスキンですか?結構な寒さまで平気みたいですけど、さすがに真冬は・・・。それに海から上がっての着替え時が・・・。頑張って下さい。

海底は未知の世界、
色々な魚群がいますね。
ドライスーツ諭吉さんがかなりの団体でw(゚o゚)w
趣味の世界はお金がかかります~。
現役のうちに買わないとですね。
行く回数考えれば、それほどでもなかったりして

ハルさん、こんばんは!
はい、欲しいドライはそのくらいします。
まぁ、ピンキリですから、モノによってはもっと安く買えるのですが・・・。
どうせ買うのだったら、良い物を買いたいと思います。
長持ちしそうですしね。
ウエットは5mmですよ。
下に2mmくらいの裏地が銀色に塗られたチョッキを着ます。
これで何とか50分間くらいなら耐えることができますよ。
海から上がったら、浜の風呂に直行です。
温まってから着替えますよ。
完璧?です。

aoiさん、こんばんは!
そうですねぇ・・・。
現役じゃあなくなると、高価な買い物は出来なくなりますねぇ・・・。
今のうちか。
今、毎月一度、リタイアしたら月に2度の予定なんですが、甘いかなぁ・・・。

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