みちのくひとり旅?(二日目の中頃?)
みなさん、こんばんは!
今日は清水の自宅でゴロゴロしていました。
雨、降ってますねぇ・・・。
梅雨だなぁ・・・。
さて、前回の続きです。
車は一路八甲田山を目指し、切り開かれた森の道を走ります。
新緑がとても綺麗。
たまに信号で止まると、カッコウの声が聞こえてきます。
青森県・・・森が青い・・・正に言い得て妙だなぁ・・・。
途中、景色が良いところがあると、車を止めてもらいパチリ。
と、しながら、先ずは「八甲田山死の彷徨」の舞台へ。
八甲田山だもの、ここへ行かなくちゃね。
駐車場に車を駐め、5分ほど整備された山道を登ると、少し開けた所に「雪中行軍遭難の地」と書かれた看板がありました。
彼曰く、「この辺りは有名な心霊スポットなんだぞ」だそうな。
撮った写真には何かが写っているかも知れませんね。
「八甲田山死の彷徨」って、ご存じでしょうか。
新田次郎の小説で映画化もされましたね。
概要は、明治35年、回避不可避な日露戦争に備えて帝国陸軍が行った八甲田山における山岳行軍演習で、演習中に記録的な大寒波に襲われ、青森歩兵第5聯隊の参加者210名中199名もの人が凍死した大事件です。
映画の公開は私が高校生の時、観に行きましたよ。
もちろんDVDも持ってます。
看板から少し歩くと・・・ありました。
有名な「後藤伍長の像」です。
青森歩兵第5聯隊生存者12名(1名は救助直後に死亡)の中の一人で、救助を要請するよう命じられて吹雪の中を一人で先発し、猛吹雪の中で歩けなくなり、立ち往生、瀕死でいるところを発見され救助された、青森歩兵第5聯隊遭難の第一報を報告した人です。
この像を見上げていると、映画の名場面がありありと蘇ってきますよ。
ちなみに、ここにはボランティアガイドの方がいて、この像について詳しく説明してくれました。
この像の彫刻は、靖国神社の大村益太郎像を制作した大熊氏広氏なんだそうです。
なるほどねぇ・・・。
ここで、しばし八甲田の雄大な景色を眺めて、出発。
有名な「城ヶ倉大橋」へ。
私一人車を降りて橋の歩道を歩きました。
この橋は、全長360mの日本一の上路式橋だそうで、けっこうスリリング。
高さが120mもあるので、眼下に広がる城ヶ倉渓谷は怖くてあまり見る気にはなれません。
右手の八甲田山を見上げながら対岸へ。
彼がニタニタしながら待ってましたよ。
彼から、「奥入瀬へ行く途中に「蓮池」という綺麗な池があるから寄ろう」との提案。
もちろん同意して出発です。
途中、「地獄沼」という、湖底から熱湯が噴出しているという沼に立ち寄り、下車してパチリ。
道中、初めて見る、両側に雪の壁が残る道にワクワクしながら車窓からパチリ、またパチリ。
彼は、運転しながら、そんな私を横目に見て「何がそんなに楽しいんだ?」と不思議そうに訊ねます。
私は、「この景色を見慣れているお前には分からんさ」と、ぶっきら棒に答えてまたパチリ。
さて、「蓮池」に到着、車を路肩に寄せ、歩いて池へ向かいました。
辺りはまだ深い雪の中・・・雪だぁ・・・先の冬は雪を見なかったものなぁ・・・これだけでも感動です。
少し歩くと、池が見えてきました。
遊歩道の様な物がありましたが、当然、まだ半分以上雪に埋もれていましたよ。
池もまだまだ雪の中・・・
それでも、ここから見る景色は絶景です。
う~ん、なんて美しいのだろう・・・。
写真を撮りまくったのは言うまでもありません。
「蓮池」を楽しんで車に戻り、さて出発しようとする彼に私は、「ちょっと戻った所に気になる風景があったから少し待っていてくれ」と頼み、一人歩いて3分程車道を戻りました。
到着寸前に車窓からチラリと見えた風景・・・きっとあれは・・・その場所に戻って見ると・・・
あぁ、やっぱりミズバショウの群生だ。
辺り一面にミズバショウが咲き誇っていました。
実は私、ミズバショウが咲いているのを見るのはこれが初めて。
う~ん、感動です!
ふと、足下を見ると、そこにも少し咲いていましたよ。
しばし見とれていると、彼が車を回して来ました。
「何だそれ?」「何だって、ミズバショウじゃないか」「珍しいのか?」「・・・」
あぁ、最高でした八甲田山。
少し名残惜しかったのですが、この後、車は「奥入瀬」へ。
この旅行記は、もう少し続きます。
では!
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「今晩は」
指揮官が引返すと決心したのに指導官が行けと云った。
指導官の能力の甘さが尊い命を奪った、死神の使いパシリ。
能力の甘い 思い上がりの指導官をつけた上層部の責任も重い。
早めに引返すように指導するのが指導官、死神のパシリ野郎。
すみません、八甲田と聞いたら いつも興奮する、ごめんなさい。
投稿: アットマン | 2019年6月16日 (日) 22時11分
こんばんは♪
八甲田山は、酸ヶ湯と共に楽しんできました✨
が、雪中行軍遭難の地はお預けとなっています^^;
この界隈での超常現象はあまりにも有名ですね。
そういった方向に鈍感なボクではありますが、やはりこの地は別格。
…敬意を表しつつ、手を合わせたいと思っています。
投稿: bill | 2019年6月16日 (日) 22時12分
アットマンさん、こんにちは!
そうですねぇ・・・。
帝国陸軍の指揮官には、マレーの虎もいれば、死神のパシリ野郎、インパールの寺内に牟田口や敵前逃亡の冨永・・・もいましたねぇ・・・。
八甲田山を教訓にしていれば、後の大東亜戦争では、死神のパシリ野郎な指揮官が誕生しなかったのかも知れませんねぇ・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2019年6月17日 (月) 16時59分
billさん、こんにちは!
私も酸ヶ湯には寄りましたよ。
もっとも、立ち寄って有名な温泉だと説明されただけですが。
雪中行軍遭難の地は、ただただ美しいと感じただけです。
心霊現象?
そんな雰囲気ではありませんでした。
天気が好かったからね。
これが曇天だったら違ったかも知れません。
投稿: FUJIKAZE | 2019年6月17日 (月) 17時03分
残雪の八甲田いいですね。
山は残雪の頃が一番好きです。
昔行ったときは夏だったので緑だけだった記憶が…。
こうして他のかたの紀行文見てると
少しは行った気になれて嬉しいです。
奥入瀬も秋の旅行準備として見させていただきます。
それにしても現地に友人がいるなんて羨ましいです。
投稿: hiroro | 2019年6月19日 (水) 11時00分
私
その地域もお気に入りの地です。
蔦温泉という一軒宿があって
また行きたい宿の中の一つです。
投稿: wani | 2019年6月19日 (水) 15時03分
hiroroさん、こんばんは!
拙い旅行記でしたが、楽しんでいただけたでしょうか。
八戸って、イマイチ有名な観光地ではありませんが、見どころは沢山でしたよ。
やっぱり、レンタカーを借りて回るのがお薦めです。
友曰く、奥入瀬のベストシーズンは秋だそうです。
もう一度秋に行きたいものです。
投稿: FUJIKAZE | 2019年6月20日 (木) 23時07分
waniさん、こんばんは!
蔦温泉ですか。
実は立ち寄りました。
温泉には入っていませんがね。
景色が綺麗だと言うことで、写真を撮ろうと立ち寄ったのですが、生憎、駐車場が温泉を利用する人専用ということで、車を駐められなかったので諦めた次第です。
良いお湯でしたか?
次は私も泊まりで行きたいものです。
投稿: FUJIKAZE | 2019年6月20日 (木) 23時11分
こんばんわ〜
キリストの話!とても興味を持ちました。
そんなことがあったのでしょうか?
町おこしだったなら笑い飛ばしますが・・・
お友達との観光、話も尽きなかったのでは?よかったですね。
もう明日頃は石垣島ですか?こちらも楽しんできてください。
そうそう県立美術館?に写真が飾られていたそうで見たかったです。
投稿: せせらぎ | 2019年6月23日 (日) 21時54分
せせらぎさん、こんばんは!
キリストの墓は本当に信じている人達がいるようです。
傍に教会もあったのですよ。
嘘みたいですがね。
明日から石垣島です。
天気が心配ですが、まぁ、なんとかなるでしょう。
写真展のことは更新したブログに書きました。
読んでみてくださいね。
投稿: FUJIKAZE | 2019年6月24日 (月) 22時54分