大雨の大瀬崎(2本目)
みなさん、こんにちは!
前回の続きです。
約1時間半の休憩の後、2本目は、同じ門下のポイントから入って北側へ流す事になりました。
雨はますます強くなり、まだ午後零時を回ったばかりだというのに外は夕方の様・・・
海の中も暗いだろうなぁ・・・って思いながら零時16分、潜水開始です。
ガイドさんに続いて潜ってみると・・・想像どおり1本目よりも暗く感じます。
それに加えて、北から南への強い流れがありました。
体感では0.3kt位は流れている感じ。
潮汐表では、未だ潮止まりのはずだったのですが、もう潮が流れ始めています。
まぁ、自然相手ですから計算どおりにはゆきませんねぇ・・・。
それでも、潮に負けないようにキックを強めに漕ぎながら、水深を下げつつ北へ向けて泳いで行きました。
7~8分で水深21mの岩場に到着。
魚を探します。
すると・・・10月に見たようなオオヒラメを発見。
体長50cm位かな。
逃げられないように、そっと近づきましたが、目をキョロキョロさせるだけで一向に逃げる気配がありません。
擬態に相当な自信を持っているのかな。
じっくり観察すると・・・丸々と太っていて何とも美味しそう・・・。
このまま連れて帰ったら、今夜の夕飯は豪華だろうなぁ・・・なんて思いながらパチリ。
写真だけで我慢です。
顔をしみじみと見てみると・・・何とも凶暴な顔をしています。
ヒラメは肉食魚ですからねぇ・・・。
数カット撮れたので移動、次の被写体を探しました。
すると・・・少し離れたイソバナの陰に、大きなオオモンハタが休んでいるのを発見。
この個体も体長は50cmを超えている様な大物です。
この魚も刺身?煮付け?美味いだろうなぁ・・・て思いながらパチリ。
この頃になると、海中に白っぽい浮遊物が多くなり、透明度が落ち始めました。
もう30分以上潜っているので、そろそろ浅場へと移動。
潮に流されながら南へ移動して、水深8m位まで上がってきました。
すると、大きな根に、カクレクマノミとミツボシクロスズメダイが共棲するサンゴイソギンチャクを発見。
ミツボシクロスズメダイは、どれもかなり大型です。
温暖化の影響?で大瀬崎も、昨冬は水温が15℃以下にならなかったのだとか。
越冬して大きくなる個体がチラホラとあるようです。
この根の下に落ちていたフクロウニを見てみると、トゲの中に何やら蠢くものが・・・
あぁ、ゼブラガニが共棲してました。
このカニも擬態の名人、フクロウニのトゲにソックリでしょう?
これで終了、1時丁度に浮上しました。
大雨の中のダイビングで、海中は暗く、大した魚を見ることは出来ませんでしたが、それなりに楽しいダイビングでしたよ。
今回、潜ったポイントは、下の写真の場所です。
大瀬崎って不思議な形をしているでしょう?
では!
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お天気ってあれこれに支障があるんですよね。
地上のお天気が良くないと海の中も暗いんですね(当たり前)
光が届かないから。
フクロウニっていい色していますね〜
ゼブラガ二さんお家賃払っていますか?だね〜
潜ったポイント示してくれてよくわかりました。
いつもは勝手にあのへんかな?と想像していました。
投稿: せせらぎ | 2019年12月18日 (水) 16時54分
せせらぎさん、こんばんは!
雨だと、海の中は特に暗いですね。
フクロウニは綺麗でしょう。
食用にはなりなせんがね。
ゼブラガニは、たぶん無賃の居候です。
でも、フクロウニに棲むように進化していますので、もう何万年も棲んでいるのでしょうね。
ポイントの写真は、以前、フライトの時に撮ったものです。
こんな時に役に立ちました。
投稿: FUJIKAZE | 2019年12月19日 (木) 21時44分
やっぱり湾内より外側が良いですね。
2本目はヒラメ、ハタなど大きい魚も観察出来たみたいで素晴らしいです。
キンチャクダイやチョウチョウウオ系も居ると、色鮮やかで楽しいですし。
死滅回遊魚が生き残っているって言う話は、沼津周辺って言ってたから、まさにここ大瀬あたりの話でしょう。普段は見られない大きさにビックリです。
私はダイビングは、あの遊泳感だけでも楽しいですけどね。(^^)v
投稿: ハル | 2019年12月20日 (金) 09時23分
ハルさん、こんばんは!
この季節、デカイヒラメと出くわすことが多いですよ。
すごく美味そうです。
本当に、思わずナイフを取り出して、エンガワを削りたくなります。
チョウチョウウオ系の死滅回遊魚は湾内に多いですね。
今の季節は、当にパラダイスですよ。
私も、中性浮力をとって漂うのは大好きです。
でも、そうすると写真が撮れませんからねぇ・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2019年12月20日 (金) 22時21分