春到来の大瀬崎(2本目)
みなさん、こんばんは!
前回の続きです。
1時間ほど休憩して、さて、2本目は何処へ潜ろうか・・・。
ガイドさんの話では、ショップ前の魚礁に居着いている3尾のツバメウオが、この冬、越冬してまだ元気で泳いでいるとのこと。
ではそれでも撮りますか・・・ということになり、2本目はツバメウオ狙いになりました。
ツバメウオならば確実に居るそうなので、私がそれを撮っている間、ガイドさんは他の魚を探しに行くとのこと。
11時11分潜水開始、魚礁はショップの目の前、約12mの水深です。
魚礁に着くと・・・いました!
確かにツバメウオです。
ガイドさんと別れて撮影開始。
うん、3尾が仲良く泳いでいます。
体長はどれも30cmくらい。
良く見ると、体表のあちらこちらに白点病が見られますが、それでも元気そう。
水温は17℃、南洋の魚、死滅回遊魚である彼らはギリギリ耐えたんですね。
例年であれば、今頃はとうに☆ですよ。
弱っているのかな。
夏場であれば、私が近づけば勢いよく逃げる訳ですが、彼ら?は泳ぐ方向を変えるだけで逃げようとはしません。
それでも人間である私が、泳いで彼らの前方に回り込むのは一苦労でした。
時間にして約25分間、泳ぎに泳いで何とか十数カット撮って満足・・・疲れました。
海底へ下りると、既にガイドさんは戻って来ていて、満足ですかと聞くので、OKサインを出して移動です。
ガイドさんに付いて沖へ10mくらい移動すると、水深17m位の所にボンデンを浮かべるロープが海底に取り付けられた場所に到着。
そのロープの付け根付近を良く見ると・・・黄色いイバラタツが付いていました。
これもタツノオトシゴの仲間です。
体長は5cmくらいですが、良く見ないとロープに生えた海藻と見間違いそう。
この魚も撮影には非協力的で、カメラを向けると反対側を向きます。
それを何とか数カット撮って移動。
最後は浅場に戻って・・・水深8mに幾つも転がっているゴロタ石の隙間にオレンジ色のイロイザリウオを発見。
体長は3cmくらい、しかし隙間が狭くてカメラは入らず。
尻尾方向から数カット撮って終了しました。
さて、浮上しようと、ゴロタ石の壁の上水深2mまで浮上したところで、クロダイの群れを発見。
別に珍しくも無い訳ですが、観察していると、あれ?1尾のクロダイに何か別の小さな魚が付いて泳いでいる・・・。
あぁ、カイワレの幼魚です。
大きなクロダイに纏わり付いて泳いでいます。
クロダイはちょっと迷惑そう・・・面白いので数カット撮り、これで終了。
午後零時ちょうどに浮上しました。
49分間の十分満足したダイビングでした。
帰り道、大瀬崎を見渡す展望台に立つと、外海は白波が立っていましたよ。
風が強かったものなぁ・・・。
【追記】
ショップに「おっとっと深海生物バージョン」が売られていたので思わず購入。
う~ん、何時の日にか、こんな魚を撮ってみたいなぁ・・・。
中身はこんな感じ・・・味は普通の「おっとっと」でした。
では!
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こんばんは♪
海中の皆様方、今回は何とも素っ気ない感じですね。
カイワリの幼魚のある表情がまた面白いです。
展望台からの写真で気になった半島の先にある池…
大瀬神社の神池と言うんですね。
何とも不思議な光景だなぁと思います。
投稿: bill | 2020年3月20日 (金) 21時32分
billさん、こんにちは!
魚なんて、いつもこんなものです。
これでも撮れた方ですから、私的には満足ですよ。
神池は伊豆の七不思議です。
随分前にアップしていますので、ご参考まで。
http://fujikaze.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-950d.html
投稿: FUJIKAZE | 2020年3月22日 (日) 12時57分
こんにちは。
ツバメウオって初めて知り、見せて頂きました!
海の中は様々な生物で潜る度に楽しまれて素敵です!
オットットの深海バージョン、 面白いですね🎵
投稿: マコママ | 2020年3月22日 (日) 16時42分
湾内でツバメウオが見られたなんて、なかなか当たりの回だったんじゃないですか?
しかも海中も明るくて、まるで水が無いかのようなクリアな映像です。
私はカメラを持っていなかったので、マクロな魚よりも、悠然と泳ぐ大きめの魚が好きでしたね。だからツバメウオなんか出現したら喜んじゃいましたね、きっと。
大瀬崎だったらチョウチョウウオ系が良いですね。あとはホウボウ、ミノカサゴ、イシダイ、もう記憶も曖昧ですが。(;^_^A
投稿: ハル | 2020年3月22日 (日) 18時03分
こんばんは^^
タツノオトシゴ~!
海の中で見られたらほんと素敵ですね^^
写真、めっちゃ綺麗です。
深海生物おっとっともレアですね~^^
投稿: 弥沙 | 2020年3月22日 (日) 20時20分
マコママさん、こんにちは!
ツバメウオは大きくて見応えがあります。
例年ならば、秋に現れて、年を越すと死ぬのですが、今年は異常ですねぇ。
ツバメウオ達は、このまま居着いてくれると、大瀬崎のアイドル的な存在になると期待されているようですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2020年3月25日 (水) 14時29分
ハルさん、こんにちは!
ツバメウオは、毎年、湾内に現れます。
でも、それは秋の話で、数もせいぜい1~2尾です。
こんなに3尾も出て、それが越冬するなんて、奇跡の様な話ですよ。
実は上手く撮れなかったのでこのブログには載せていませんが、ムレハタタテダイも数尾いました。
ひょっとしたら、ツノダシやタテジマキンチャクダイも残っているのかも知れませんね。
また、早く潜りに行きたいです。
投稿: FUJIKAZE | 2020年3月25日 (水) 14時33分
弥沙さん、こんにちは!
タツノオトシゴ、お好きですか?
大瀬崎では、けっこう見ることが出来ます。
もっとも、この様な黄色系の体色が多いのですがね。
まれに、赤系の体色のものも現れますが、これは絵になります。
とても綺麗ですよ。
また撮れたら貼りますから、たまに覗いてください。
投稿: FUJIKAZE | 2020年3月25日 (水) 14時36分