蔵出しスペシャル? 7
みなさん、こんにちは!
緊急事態宣言は解除されましたが・・・我が社は5月一杯現態勢維持。
まだまだ遊びには行けません。
で、蔵出しで更新です。
今回はお魚の2回目です。
【マンタ】
石垣島のダイビングって言ったら、やっぱりマンタですねぇ・・・。
マンタは俗称で、正式な名前はオニイトマキエイって言います。
石垣島では、川平(かびら)っていう場所の沖にマンタがよく現れるポイントがあって、いつもダイビングボートで賑わっています。
マンタはプランクトン食なので、世界各地のマンタが現れるポイントは濁っている場所が殆どなんですが、川平の沖はクリーニング(身体に付いた寄生虫等を他の魚に取ってもらう)にやって来るので、比較的透明度の高い、写真撮影には最適な場所なんです。
それで有名になり、何時もダイビングボートで賑わっているのですが、ダイバーが増えすぎたのと、業者が欲張って潜れないシュノーケリング客まで引っ張ってきて海面から見せるようになり、マンタが嫌がって(習性上、マンタは自分よりも上に何かが見えると警戒する)数が少なくなってしまいました。
それでも、今日はいるんじゃあないかって、ダイビングボートは毎日押し掛ける訳ですが・・・
私もこの2年見ていませんよ。
また以前の状態に戻れば良いのですがねぇ・・・。
【モンツキハギの幼魚】
可愛いでしょう?
これはモンツキハギの幼魚の群れです。
黄色いので、よくキイロハギと間違われます。
成魚になると全く違う体色になるんですよ。
では、成魚の写真は・・・何処かで撮っているはずなんですが、ストックがあまりに膨大すぎて見つけることが出来ませんでした。
【オニヒトデ】
これヒトデの仲間です。
結構大きなヒトデで、輻長は40cmくらい。
こいつの主食はサンゴ、つまりサンゴ礁を食い荒らすヒトデで、体表のトゲには刺されると激痛を伴う猛毒を持っている恐ろしいヒトデです。
数年前、石垣島で大発生して大変でした。
この写真は当にサンゴを食べているシーン。
撮影後、私はフィンで蹴落としましたが、そんなことじゃあこのこのヒトデは死にません。
石垣島では、ダイバーがボランティアで専用器具で捕獲して陸で乾かし、農家が砕いて畑の肥料にしています。
【イッポンテグリ】
これも石垣島で撮ったものです。
探してもなかなか見つからず、見つけてもこの写真の様に、背鰭をピンと立てた写真を撮るのは難しいのです。
この写真は、偶然成功したものですよ。
【オランウータンクラブ】
バブルコーラルの上で見つけたオランウータンクラブ。
正式にはミナミクモガニって言います。
毛むくじゃらで、ハサミをブラブラさせている様は、当にオランウータンの様です。
動画で撮れば良かったのかな。
【タテジマキンチャクダイ】
南の海のヤッコ類で、一番好きな魚です。
タテジマ?横縞じゃあないの?って、良く疑問を持たれますが、魚の縞の縦横は、頭から尻ビレの方向に縞模様があるのを縦縞、背中から腹の方向に縞模様があるのを横縞って表現します。
だから、この魚は縦縞なんですよ。
次の写真はこの魚の幼魚。
通称、ウズマキって呼ばれています。
成魚と幼魚、全然違う模様でしょう?
以前、飼育していましたが、とても人に馴れる可愛い魚でしたよ。
(真夏に水槽クーラーが壊れて死なせてしまいました。)
【モンハナシャコ】
南の海に棲むシャコの仲間。
綺麗でしょう?
でも凶暴で、東京湾で獲れる江戸前シャコとは大違い。
前脚から打ち出すパンチ力が強力なんです。
綺麗だなって手でも伸ばそうものならもう大変、パンチを食らったら、人間の指の骨くらいなら折れてしまいますよ。
【マツカサウオ】
西伊豆の大瀬崎で撮影したものです。
この魚は、硬い鱗が特徴。
ヨロイウオとも呼ばれています。
食べると美味しいそうですが・・・さすがに食べたことはありません。
【メバル】
大瀬崎の真冬の海・・・この様にメバルが群れて漂っている光景をよく目にします。
皆、丸々と太って美味しそう・・・。
魚屋の店頭では、1尾1,500円はくだらないだろうなぁ・・・。
きっと、煮付けにしたら最高ですよ。
【ミカヅキツバメウオ】
これも大瀬崎での撮影です。
晩秋、死滅回遊魚としてツバメウオが大瀬崎に現れますが、ミカヅキツバメウオはちょっとレアです。
出て来ればアイドルですね。
ただ、年が変わる頃には、低い水温に耐えきれず死んでしまいます。
死滅回遊魚の運命ですね。
西伊豆では、これが毎年繰り返されています。
【ダイバー】
まだ女房が病気する前に、石垣島で撮った浮上直前のもの。
ガイドさんにカメラを渡して撮って貰いました。
手前が私で後ろが女房ですよ。
左上はダイビングボートの船底です。
あぁ、もうこんな日が来ることは無いだろうなぁ・・・。
さて、次回は何で更新するかな。
では!
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こんばんは。
それぞれ美しいお魚さん達ですね!
思い出深い事でしょう。
ご一緒に必ず潜れる日が来ると信じましょう!
私が知っているのはメバルだけでした!
昔、義弟が魚釣りに凝っていて
確か?下田から沖合へ行っていたようで、
クロムツなどご馳走になりました。
今はもう要介護になって〜!
投稿: マコママ | 2020年5月27日 (水) 20時06分
マコママさん、こんばんは!
はい、どの魚も撮った時の事が思い出されて何とも懐かしいです。
女房はもう本当にダイビングは無理な身体になってしまいました。
まぁ、あれだけの病気で命があるだけ儲けものですから仕方ありません。
クロムツですか・・・高級魚ですね。
煮付けにしたら脂が甘くて美味ですね。
でも、ダイビングでは見ることは出来ません。
深海魚だと思います。
投稿: FUJIKAZE | 2020年5月28日 (木) 21時28分
こんばんは♪
素晴らしい海中世界、ありがとうございます。
美しい反面、過酷な世界でもありますね。
オニヒトデは見た目のグロテスクぶりもアレですが、
サンゴを食荒らすとは困ったものですね。
しかし、駆除して畑の肥料とする方法は
手間は掛かるでしょうけど、ナイスアイデアだと思います。
投稿: bill | 2020年5月29日 (金) 21時39分
billさん、こんばんは!
はい、ダイバーでもオニヒトデは恐ろしいですよ。
多かった時はそこら中にいましたから。
間違って手でも突こうものなら大変です。
刺されると即病院行きで、皮膚が爛れて数年は治りません。
痕も残りますしね。
最近は少し減ってきたように思いますが、まだまだ沢山居ます。
石垣島では定期的に駆除しているようですが、無くなることはありませんね。
畑の肥料も、手間が掛かるのでお百姓さんにはあまり好評ではないと聞きます。
それでもね。
他に使い道が無いのであれば仕方ありませんね。
投稿: FUJIKAZE | 2020年5月29日 (金) 21時49分
マンタ見てみたいですね。
やっぱり沖縄ならではの風景です。
結局行かず仕舞いでしたが、慶良間諸島は潜ってみたかったですね。
あと与那国島の海底遺跡も。
本当か怪しいですが、慶良間の海の透明度は世界一とか聞きましたよ。
透明度か透視度か60mだとか。
ちょっとサメとか怖そうですけどね。
投稿: ハル | 2020年5月31日 (日) 11時12分
ハルさん、こんにちは!
マンタって何度見ても飽きません。
行く度にリクエストしてますが、最近はなかなかこんな写真を撮ることが出来なくなりました。
慶良間諸島は私も潜ったことはありませんが、透明度の良さは本当でしょう。
川がありませんからね。
因みに川が沢山ある石垣島は、濁っているポイントが多いですよ。
サメはよく見かけますが、撮りたくて追いかけても逃げられてしまいます。
サメよりも、オニヒトデとかオニオコゼの方が知らずに触ってしまいそうで怖いですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2020年5月31日 (日) 13時11分