石垣島(2日目、3本目のダイビング)
みなさん、こんばんは!
2日目のダイビング3本目です。
昼食後の休憩中、私はガイドさんに石垣島の焼肉屋事情を聞きました。
何故?朝、ホテルを出て来る時、女房が「今夜は石垣牛の焼き肉が食べたい」なんて言ったから。
そう言えば、ここ5~6年石垣島の焼き肉って食べてないなぁ・・・。
私1人ダイビングへ行くという負い目?もあり、「じゃあ、そうしよう」って答えたのですが・・・。
ガイドさん曰く「FUJIKAZEさん、最近、街中の焼肉屋なんて庶民は行けませんよ。大型のクルーズ船で中国人や台湾人が大挙押し寄せる様になって、連中が焼肉屋で大金を落として行くので、焼肉屋はFUJIKAZEさんが行ってた頃の3倍以上に値上がりしてますよ。住民は、焼き肉が食べたかったら、郊外の中国人が来ない安い店へ行きますよ」だそうな。
・・・以前は、街中でも安くて美味い焼肉屋は幾らでもあったのに・・・。
まぁ、ホテルへ帰ったら女房にこの話をしよう・・・やっぱり今夜も居酒屋だなぁ・・・。
って、思案していると、錨を揚げて出航、船は3本目のポイント「ヨナラ水道」へと向かいました。
「ヨナラ水道」は、小浜島と西表島に挟まれた狭い水道で流れの速いポイント。
操舵室に上がって前方を見ると、西表島は激しいスコールが降っている様です。
「ヨナラ水道」で潜る目的は、マンタの撮影です。
以前、マンタポイントと言えば川平沖でしたが、多くのダイバーが押し掛け、業者も欲張ってシュノーケリング客まで引っ張ってきた結果、マンタの出現率が激減しました。
それで最近は、「ヨナラ水道」でのマンタ撮影が多くなっています。
元々、私がダイビングを始めた30年くらい前、石垣島でマンタと言えば「ヨナラ水道」だったので、元に戻った感じですね。
しかし、この場所のダイビングはドリフトダイビングというスタイル。
ダイビングボートは固定せず、ダイバーは海流に乗って泳ぎ、ボートは海面のダイバーの吐く泡を見ながらダイバーを追いかけ、浮上したダイバーを揚収するというもの。
初心者には無理なダイビングです。
海底の流れが速いということは、それなりに視界は良いということ。
私はワクワクです。
入念な打ち合わせを行い、2時35分、潜水開始。
海面はかなり流れているので、エントリー後、すぐに海底へと向かいます。
海底は水深28m、一面白い砂浜で、所どころに4ヶ所、小さな根が点在していました。
視界は上下水平20mくらいかな。
海底から3mくらい上空を流れに任せて浮遊します。
最初の根から数えて3番目の根に着いたところで、ガイドさんから着底の合図があり、根の傍に着底、マンタを待ちました。
この間、手持ち無沙汰な私は、根を観察したところ、綺麗なサンゴがあることに気付き、カメラの露出の調整を兼ねて数枚撮影。
もちろん、マンタの出現を警戒しながらね。
水深は28mと深場で、すでに3本目のダイビングですから体内に溜まった窒素も多く、この水深に長く留まっては居られません。
マンタ、出てくれ~って祈る気持ちで待つこと8分くらい・・・出た!
出たぁ・・・!!!
ついにマンタが現れました。
流れに逆らって泳ぎながら、ゆっくりと私に近づいて来ます。
あぁ、見るのは3年ぶり?撮るのは4年ぶりでしょうか。
大きさは、畳三畳分くらいはあります。
3尾のコバンザメを従えて悠々とした姿です。
私は興奮状態で、ストロボのチャージ時間すらもどかしく、シャッターを切りまくりましたよ。
マンタはダイバーを気にする素振りも無く、私の目の前を悠然と過ぎて行きました。
おぉ・・・。
皆、呆然と見つめている様・・・。
時間にして2分間位の出来事でした。
マンタが悠然と立ち去る様子を眺めて、さぁ浮上です。
水深5mで減圧停止。
私の場合、無減圧潜水の限界を越えてしまい、ダイビングコンピューターが、減圧停止指示を出していたので、水深5mに10分近く中性浮力を取ってホバリングする羽目になりました。
タンクの空気が空になる寸前で減圧が終わり、3時09分に浮上。
私は一番最後にボートへ上がりましたよ。
僅か34分間のダイビングでしたが、4年ぶりにマンタを撮影出来て、十二分に満足した1本でした。
これで港へ戻り、ホテルへ帰ったのですが・・・女房にガイドさんから聞いた最近の焼肉屋事情を話しても、「昔行ったことがあるあのお店なら安かったから・・・」なんて言いだし、既に彼女のお腹は焼き肉仕様になっている模様。
これで居酒屋へ行こうなんて言い出すことは出来ず・・・行きましたよ。
当然、美味い訳ですが・・・お勘定は・・・案の定でした。
続きは近いうちに。
では!
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こんにちは(^^♪
ダイバーの憧れ(でしょうね)マンタ!
コバンザメの従え方もカッコイイ!
海の中での出会いは最高ですね!!
このお肉でしたら…仕方無いですね!
マンタに出会えたことですし、
何より奥様が満足されたことでしょう。
投稿: はなのいろ | 2020年7月17日 (金) 16時03分
こんな近くでマンタ見れるなんて
至福の時間でしたね。
石垣島は数年前行ったけど
観光で終わっちゃったので
楽しませていただいてます。
またコロナが増殖してきて
旅行もしずらいので羨ましいです。
良い時期に行かれましたね !(^^)!
投稿: hiroro | 2020年7月18日 (土) 00時46分
はなのいろさん、こんにちは!
マンタに魅せられて石垣島へ行く様になったと言っても過言ではありません。
でかいエイが目の前を泳いでゆく光景には興奮しますよ。
マンタに逢えなかったら、この晩は居酒屋になっていたと思います。
投稿: FUJIKAZE | 2020年7月18日 (土) 15時13分
hiroroさん、こんにちは!
石垣島は観光だけで行くと1日あれば廻れてしまいます。
でも、ダイビングや野鳥撮影だと一生居ても終わりませんよ。
素敵な島です。
コロナ・・・そう、考え方次第ですね。
少なくとも、石垣島は観光が大打撃を受けたので、早い回復を望んでいる印象でしたよ。
コロナを根絶することは不可能ですから、共存して行く道を探さないとね。
感情にまかせて再度経済を停めたら、日本が沈没してしまいますから。
投稿: FUJIKAZE | 2020年7月18日 (土) 15時19分
こんにちは。
すご〜い!
大きなマンタに出会えて最高でしたね!
水族館でしかお目にかかった事がありません!
海の中で眼の前をゆうゆうと泳ぐ姿は格別でしょう!
それと夕食の豪華な事!
奥様も大満足だったでしょう。
あ〜暫く焼き肉頂いておりません!
投稿: マコママ | 2020年7月18日 (土) 16時28分
マコママさん、こんにちは!
水族館で飼われているマンタを否定するつもりは毛頭ありませんが、自然のマンタに出会うことは、それはもう大感動ですよ。
凄いの一言です。
焼き肉ですか?
女房は満足です。
私は・・・高すぎてけっこう腹が立ちました。
きっと東京の高級店で食べるのと変わりませんよ。
石垣島の焼き肉はダメです。
投稿: FUJIKAZE | 2020年7月18日 (土) 16時48分
こんばんは♪
マンタの悠然とした動きが見たくなってネットで動画を検索したら、
真っ先に石垣島の海の様子が出てきてビックリです。
しかも、コバンザメを従えてますし。
FUJIKAZEさんをしても4年ぶりの撮影なんですね。
貴重なお写真、ありがとうございました。
投稿: bill | 2020年7月18日 (土) 20時30分
billさん、こんにちは!
石垣島は、日本でほぼ唯一マンタを身近に見ることが出来る海ですから、動画も多いと思います。
今回、撮影は4年ぶり、ヨナラ水道では初めての出会いでした。
ヨナラ水道は綺麗な海底で、マンタが映えますが、水深が28mと深くて長居出来ないことが残念です。
でも、撮れて良かったぁ・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2020年7月19日 (日) 16時14分
おおーっ、これがマンタですか。
私は見た事はありません。
まるで飛行機のようですね。昔見たダイビング雑誌では空飛ぶじゅうたんなどと表現してましたっけね。
マンタやジンベイザメ、一緒に泳いでみたいです。
こんなに多くの写真が撮れるなんて、滅多にないチャンスでしたね。おめでとうございます。m(__)m
投稿: ハル | 2020年7月21日 (火) 19時29分
ハルさん、こんばんは!
ありがとうございます。
本当におめでたいですよ。
なにせ、マンタが撮れたのは4年ぶりですから。
今回はツイてました。
マンタはデカイから余計に感動します。
畳三畳は優にありますからね。
真に空飛ぶ絨毯ですよ。
因みに、一緒に泳ぐのは禁止の所が多いですよ。
マンタが来なくなりますから。
投稿: FUJIKAZE | 2020年7月21日 (火) 21時25分