晩夏の大瀬崎(1本目)
みなさん、こんばんは!
デカイ台風が立て続けに九州へ接近しますね。
どちらの台風も九州は右半円に入りそう・・・。
被害が少ないと良いのですが・・・。
8月31日、久々に大瀬崎へダイビングに行きました。
当日は薄曇り、6時に清水の家を出発して大瀬崎へと向かいました。
平日だったので、沼津市街で渋滞に掛かるかなって思ったのですが、予想に反してスイスイと進み、8時前には大瀬崎着、馴染みのショップに入りました。
浜は海水浴場も閉じて、人影は疎ら・・・閑散としています。
ふぅ・・・ようやく夏も終わりですねぇ・・・。
お客は私だけだったので、早めに始めることにして、さて、何処に潜ろうか・・・。
湾内の生物は少な目とのことだったので、外海の「柵下」に入ることにしました。
ガイドさんと簡単な打ち合わせをして、取りあえず深場のサクラダイのコロニーへ行ってみることに。
8時49分、潜水開始です。
潜ってみると・・・海中は若干浮遊物が多くて、海面付近は白く濁っています。
それでも水深10mを越えると透明度は格段と良くなり、上下水平10mは見えていました。
水温も21℃で、5mmのウエットスーツだと少し暑く感じました。
ガイドさんに付いて、砂漠のような砂地の海底を這うように深場へと進み、水深29mのサクラダイのコロニーまで水深を下げます。
潜水開始から7分で到着。
サクラダイは・・・群れてはいるのですが、ちょうど潮止まりで流れが無いので、バラバラな感じです。
しかも、未だ雄が少ないのかな。
雄になりかけの個体もかなりいます。
(これがサクラダイの雄ですよ)
サクラダイと言っても所謂「鯛」じゃあありません。
ハナダイの一種で日本固有種と言われています。
生まれた時は全て雌で、強い個体が雄に性転換します。
ここはサクラダイのコロニーなんですが、スジハナダイも幾らか混じっていました。
(身体に赤いラインが入っている魚が、スジハナダイですよ)
撮ろうと近寄ると、群れがバラけるので諦めて移動、別の被写体を探しました。
(これはブダイの雄です)
サクラダイのコロニーは崖の縁にあり、その崖に沿って移動。
左側、崖の下は真っ暗・・・駿河湾の深部、水深1,000m付近まで一気に落ち込んでいます。
ちょっとおっかないなぁ・・・なんて思っていると・・・うん?
その真っ暗闇の海底から、大きな魚の群れが沸き上がって来ました。
わぁ~これは凄い・・・慌ててカメラを向けて数カット撮影。
ショップで図鑑を持ち出して確認すると、これはヘダイの群れであることが判明。
産卵行動であった様です。
ガイドさんも初めて見たとのこと。
写真も何とか数枚撮れていたので、まぁ、ツイていたのかな。
因みに、ヘダイを漢字で書くと、屁鯛ではなくて平鯛と書くんですよ。
そこそこに美味しい魚です。
ヘダイの群れを見送って更に移動。
水深29mにはそう長く留まれませんので、徐々に浅場へと水深を上げて行きました。
水深22mまで来たところで、砂に擬態している大ヒラメを発見。
(何処にいるのか分かりますか?)
体長70cmはありそうです。
数カット撮って移動、2mも進むとそこにも1尾発見。
これは先ほどのヤツよりも更に大きくて体長80cmはありそう。
刺身にしたら、さぞ美味いだろうなぁ・・・って思いながらも、とるのは写真だけですよ。
水深10mまで戻って来ると、岩陰に少し大きめなキンチャクダイを発見。
普通種で、あまり綺麗な魚ではありませんが、顔は愛嬌ありますね。
数枚撮っていると、ガイドさんがキンチャクダイのいた岩の側面にイザリウオ(カエルアンコウ)を発見。
うん、こいつは可愛いなぁ。
体長5cm位のオレンジ色の個体でした。
これで終了、9時23分に浮上しました。
水深29mまで行ったことから、時間にして34分間の短いダイビングでしたが、初めてヘダイの群れを見ることが出来た有意義な1本目でした。
続きは近いうちに。
では!
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こんにちは(^^♪
台風は直接こちらには来ないようですけど、
その影響で、今日は雷やら強い雨やらが時折発生します。
大したことが無いといいのですけど…
そちらの海の中は平和そうですねぇ。
水深29mまで潜れるのはベテランさんだからでしょうね!
イザリウオはカエルアンコウとも言うのですね。
5㎝程のオレンジさんがとても可愛いです!
有難うございました。
投稿: はなのいろ | 2020年9月 3日 (木) 16時56分
はなのいろさん、こんばんは!
未だ太平洋高気圧が強いので、本州は取りあえず助かってますね。
でも海水温度は依然高いので、この先も次々と台風が発生しそうですよ。
今のうちから対策をしておくべきでしょうね。
本当は29mなんて潜ると身体には良くないのですが、どうしてもそこまで行かなければ見ることが出来ない魚っているわけで、ついつい行ってしまいます。
もちろん、ダイビングコンピュータでモニターしながら安全に潜ってますがね。
失敗すると潜水病になってしまいますから。
イザリウオは見た目は可愛いのですが、肉食なんです。
小魚が近づくのを狙ってじっと待っているんですよ。
和歌山の海にも沢山居ますよ。
投稿: FUJIKAZE | 2020年9月 3日 (木) 21時19分
この季節にしては、結構透明度が良かったみたいですね。
それとも例年通りで湾内だと全然見えないから、外海だったんでしょうか。
「柵下」懐かしいです。
特に狙いがなく、ただ潜るだけなら、柵下から入って流れに身を任せると一本松辺りに出ますよね。
以前ガイドを頼まず、自分がリーダーになって人を連れて潜った時、そんなコース取りでした。ただガイドなしだとどこに魚が居るか分からないから、大ヒラメなんか見れないでしょうけど。
写真撮影ダイビングだと、ガイドは必須でしょう。今回も盛沢山の魚たちに遭遇出来て、素晴らしい一本になりましたね。さて二本目は?
投稿: ハル | 2020年9月 4日 (金) 07時45分
ハルさん、こんばんは!
1本目は流れがありませんでした。
私も女房が病気になる前は、女房の手を引いてセルフダイビングをやってました。
概ね27年位、毎月、やってましたから、朝、ガイドさんから生物の情報さえ聞けば、その場所に女房と行って生物を2人で探し出してましたよ。
だから正直なところ、大瀬崎であれば1人で潜りたいのが本音です。
その方が自由だし安く済みますからね。
ガイドさんも、FUJIKAZEさんだったら、1人で潜ればって言ってくれます。
しかし、ダイビングはバディダイブがお約束。
ですから、お金がもったいないなって思いながらも、ガイドさんを頼んでいるんですよ。
今回は2本目も柵下で潜りました。
上がって1時間も休憩したら、流れが出てきましたからね。
サクラダイのコロニーに再チャレンジですよ。
明後日の日曜日が休みなので、その時に更新しようと思ってます。
見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2020年9月 4日 (金) 21時42分
おはようございます。
台風10号の進路が気がかりですね?
少しでも逸れて被害が少ない事を祈ります。
サクラダイ、色が桜色!綺麗ですね!
大ヒラメ!本当に大きい!
白身でお刺身最高!ですよね!
続きを楽しみにお待ち致します。
投稿: マコママ | 2020年9月 5日 (土) 07時12分
マコママさん、こんばんは!
今回の10号はとてつもない大きさですから、心配ですよ。
九州には私の親戚が多いですから特にね。
サクラダイは日本固有種です。
体色が正に桜の様でしょう?
この魚を見ると西伊豆の海だなぁって思います。
大ヒラメも美味そうでしょう。
こんなのが西伊豆には普通にいます。
続きは明日更新しますので見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2020年9月 5日 (土) 22時29分