晩夏の大瀬崎(2本目)
みなさん、こんにちは!
ダイビングの2本目です。
2本目は1時間ちょっとの休憩を挟んで開始。
この休憩中に空はすっかり晴れて夏空になっています。
2本目のポイントは、1本目と同じ「柵下」にしました。
1本目がちょうど潮止まり状態だったので、1時間以上経過したこの2本目は潮が動き始めていると思った訳です。
潮が動く、つまり海中に流れがあると、サクラダイ達は流れに逆らって泳がなければならず、群れが纏まり写真が撮りやすくなる訳です。
10時50分、潜水開始。
潜ってみると・・・若干ですが潮が南から北へ流れ始めている様子。
しかし、まだ肌で感じる程度です。
ガイドさんに続いて水深を下げて行きました。
今回も6分程で水深29mのサクラダイのコロニーに到着。
すぐに撮影に取りかかりましたが・・・相変わらず流れは弱く、群れに近寄ると、すぐにバラけてしまいます。
仕方無いので、時間を掛けて近づいたり、回り込んでみたり・・・と、手を尽くしましたが、イマイチ群れは纏まらず。
コロニーに着いてそろそろ10分、諦めかけていると・・・うん?潮が流れ始めました。
南から北へ・・・みるみる強くなって来ます。
やったぁ・・・。
流速は0.5kt(ノット)位、サクラダイ達が纏まり始めました。
こうでなくちゃあね。
サクラダイ達は集まって、南へ頭を向けて泳いでいます。
私は出来る限り群れに近寄って・・・パチリ、パチリ・・・。
まだ、時季が早くて雄が少ないのがイマイチですが、そこそこ満足な写真を撮ることが出来ましたよ。
十数枚撮って、移動です。
しばらく流れに身を任せて漂いました。
流れていると、シラコダイの群れが現れました。
この魚が出て来ると、マンボウが現れるのですが・・・。
しかし、水深29mの海中にすでに15分、もう浅場へ移動しなければ潜水病の危険があります。
マンボウは諦めて浅場へと移動しました。
流れは一気にキツくなり、感覚で流速は1kt弱といったところ。
身体を半分位南へ向け、流れに逆らいながら浅場へと向かいます。
漕いでも漕いでもなかなか前に進みません。
初心者は、これで怖くなってパニックになるのかな。
さすがに私たちがパニックになることはありませんがね。
移動を開始してから約5分で水深10mまで戻って来ました。
ここで身体を慣らしながら、魚を探しました。
と言っても、イザリウオは1本目で撮ったし、もう珍しい魚なんてそうは居ませんよ。
探していると、ゴロタ石の間に大きめなアカハタが1尾。
よっぽど自分が強いと思っているのか、近寄っても逃げません。
それならばとアップで撮っていると、ちょっと小さめのアカハタが寄ってきて・・・。
う~ん・・・見つめ合うふたり?カップルなのかなぁ・・・。
ちょっと良さげな写真が撮れましたよ。
これで終了、11時32分、浮上しました。
潜水時間は42分間、今回の目的だったサクラダイの群れも撮ることが出来て、そこそこ楽しいダイビングでした。
浮上してスロープを歩いていると頭上から爆音が・・・振り仰ぐと、上空を2機のオスプレイが低空飛行で通過して行きました。
思わず水中カメラを向けて撮影。
トリミングすれば、どうにかオスプレイと判る写真が撮れていましたよ。
木更津に配備された陸自の機体なのかなぁ・・・。
飛行中のオスプレイって見たことが無かったので、ちょっと得した気分です。
後はショップへ戻って、お昼ご飯を食べて・・・
帰宅しました。
大瀬崎のハイシーズンはもう少し先。
その頃は魚ももう少し多くなっているのかな。
今月も末に訪れてみたいと思っています。
では!
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こんばんは♪
今回も美しい海中世界をありがとうございます!
それにしてもFUJIKAZEさんは、色々とタイミングに恵まれていらっしゃるのでは?
これだけの撮れ高があると、見ている方も得した気分にさせられますね。
次回もまたよろしくお願いします。
投稿: bill | 2020年9月 6日 (日) 21時22分
billさん、こんばんは!
今回はたまたまですよ。
どちらかというと、私は何時もタイミングが悪い男。
雨男だしねぇ・・・。
これにマンボウでも撮れれば100点満点なんですが・・・。
上手く行きませんね。
次回、何かまた珍しい魚が撮れれば良いのですが・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2020年9月 6日 (日) 21時39分
こんにちは^^
海の中綺麗ですね~~
いつか見た沖縄のグラスボートより、めっちゃ綺麗です(*^^*)
(南の方だったので魚もサンゴ礁がなかった)
当り前ですけど、山じゃ海の景色見れないんですよね~~^^;;
海の中も見てみたい^^
でも、ダイビングはハードルが高い^^;
投稿: 弥沙 | 2020年9月 7日 (月) 10時47分
弥沙さん、こんばんは!
はい、海中の大自然はグラスボートでは味わえませんよ。
ダイビングはハードルが高い?
いえいえ、そんなことはありません。
女房は全くのカナヅチでしたが、オーストラリア旅行で体験ダイビングをやらせて、簡単に出来たので、帰国後、すぐにダイビングスクールへ放り込みました。
結果、私よりもハマってましたよ。
もっとも、今は病気して潜れなくなりましたがね。
アウトドア派の弥沙さんならば、山よりもハマると思いますよ。
福岡在住だと、近隣でダイビングスポットとして超有名なのは、唐津と青海島です。
この2ヶ所は、私もいつか潜ってみたいと思ってます。
一度、近所のダイビングショップを訪れてみてはいかが?
投稿: FUJIKAZE | 2020年9月 7日 (月) 21時40分
こんにちは。
サクラダイの群れに巡り会えて良かったですね。
それから真ん丸お目々のイザリウオ♥♥
カップルでしょうか?
オスプレイも撮れて良かったです!
昔、従兄の一人が木更津駐屯地勤務でした!
その前が宮古島!綺麗な貝殻もらいましたよ。
投稿: マコママ | 2020年9月 8日 (火) 12時37分
マコママさん、こんばんは!
サクラダイの撮影は私の永遠の課題ですよ。
なかなか上手く撮れません。
日本固有種なので、バッチリ撮りたいのですが・・・。
理想は雄が三分の二くらい居た方が綺麗です。
真ん丸お目目の魚はアカハタですよ。
多分カップルなんだと思います。
大きい方が雌ですよ。
宮古警備隊は今年発足したのですが、それ以前におられたということは、
駐在の連絡業務をされていたのかな。
宮古島にもようやく陸自の駐屯地が出来ました。
これで中国が侵略を諦めれば良いのですがね。
投稿: FUJIKAZE | 2020年9月 8日 (火) 20時09分
サクラダイの群れが固まる理由は、流れにあったんですか。知りませんでした。
よく群れの塊が、塊のまま前からやって来て、自分の周りを塊のまま取り囲んで擦れ違うことがあります。
あの幻想的なシーン、忘れられませんね。特に海中が明るいとキラキラして最高です。
そんな映像を写真に残せるなんて、何て羨ましいことか。
ちなみに私は今回の1本だとシラコダイが好きですね。
投稿: ハル | 2020年9月11日 (金) 09時40分
ハルさん、こんにちは!
はい、サクラダイの群れを撮ろうと思ったら、流れがあるときでないとね。
群れの中に入ってしまうと、周りをカラフルな魚が乱舞して、正しく竜宮城ですね。
浦島太郎はそんな光景を見たのかも知れません。
宇宙人か海底人に連れて行かれてね。
シラコダイは単体だけだと地味で絵になりませんよ。
私はマンボウの出現に期待した訳ですが・・・流れも出てきたしね。
大瀬崎に来るマンボウは、シラコダイからクリーニングしてもらうことが目当てなんですよ。
だからシラコダイが数匹でも纏まって現れたら、マンボウが出るんじゃあないかって、目を皿のようにして周辺を見回しますよ。
投稿: FUJUKAZE | 2020年9月13日 (日) 16時35分