無料ブログはココログ

« 謹賀新年 | トップページ | 初春の大瀬崎(2本目) »

2021年1月23日 (土)

初春の大瀬崎(1本目)

みなさん、こんにちは!
毎日毎日、TVを点けると今日は感染者が何千人とか、緊急事態宣言中なのに、繁華街には人が溢れているとか、こんなニュースばかりで嫌になりますね。
誰か偉い人が、もうコロナとは共生しようって言って、この馬鹿げた流れを変えてくれないかなぁ・・・。

18日、ひと月ぶりに大瀬崎へ行ってきました。
もうハイシーズンは終わり、海の中が寂しくなる前に、どうしても潜りたかった訳です。
海中にコロナは居ないからね。
いつものように早起きして愛車に機材を積み込み、6時に清水の自宅発で大瀬崎へと向かいました。
月曜日だったので、通勤ラッシュで道は混んでおり、馴染みのショップの駐車場へ入ったのは、8時15分頃でした。
スタッフの皆さんに新年のご挨拶を済ませ、先ず向かったのは「大瀬神社」です。
今年は何処にも初詣に行ってなかったから、ここが初めて。
岬の中程まで歩く訳ですが、途中の参道はけっこう高波が打ち上がる様な状態です。
1_20210123123601
当日の天気は良かったけれど、北風が強かったからね。
うかうかしていると、波を被ってしまいそう・・・。
2_20210123123601
波と波の間隔を突破して、無事到着。
3_20210123123701
家族の健康とダイビングの安全を祈願しました。
4_20210123123701
さて、ショップでガイドさんとミーティングです。
水温が17℃まで下がっているので、もう、南洋系の魚は殆ど見られなくなっているとのこと。
カラフルなお魚は、皆、になってしまったんですねぇ・・・。
そろそろアンコウなんて出てますか?って聞いたところ、まだ駿河湾には黒潮が入って来ていて、水温が17℃以下にならず、深海の魚はなかなか上がって来ないのだそうです。
5_20210123123701
水温15℃くらいまで待たなければ、アンコウは無理なんだな。
とりあえず目の前のポイントに、未だニシキフウライウオが頑張っているとのことで、アンコウを探しつつそれを見に行くことに。
9時15分、ガイドさんに続いて潜水開始です。
6_20210123123701
潜ってみると・・・なるほど、水温は17℃、ドライスーツを着ているので、殆ど寒さは感じません。
7_20210123123701
視界は上下水平10mくらい、浮遊物が多くて少し白っぽく感じますが、まずまずの状態です。
でも、魚は居ないなぁ・・・水深を下げて行って・・・アンコウが出そうな水深21mに到着。
この辺りでアンコウ捜索を開始、すると、同じ美味しい魚でヒラメを発見。
8_20210123123701
体長30cmくらいかなぁ・・・とりあえず、押さえで撮影です。
美味そうだなぁ・・・刺身で4人前といったところだなぁ何て考えながら撮っていると、心なしか「なんだコノヤロウ」って、睨みつけられている様な感じです。
9_20210123123801
数カット撮って終了、アンコウ探しを続行しました。
20分間ほど探しましたが、ついに見つからず。
諦めて浅場へ移動です。
水深10m位に据えてある魚礁付近に到着・・・丸々と太ったアジがお出迎え。
10_20210123123801
う~ん・・・
水深8mのゴロタ石に到着。
ここで、ガイドさんが指さす岩の隙間に・・・ニシキフウライウオを発見。
11_20210123123801
でも、う~ん・・・黒い個体でした。
撮っていると・・・その上方の岩壁に何やら蠢くモノが・・・ヨウジウオです。
12_20210123123801
良く見ると・・・この個体は体長10cmくらいで、けっこうカラフルで可愛い。
ヨウジウオって、色んな体色があるんですよ。
13_20210123123901
こちらの方をメインで撮りました。
さて、ダイビングコンピューターを見ると潜水を開始して45分、そろそろ浮上かなって思っていると、ガイドさんが砂地を指さしています。
うん?近寄って観察してみると・・・砂地からタコが飛び出してきました。
14_20210123123901
あぁ、ミミックオクトパスだ!
ミミックオクトパスって、化けるタコなんです。
マダコの一種なんだそうですが、足が異様に長くて、ヒラメやウミヘビに化けながら逃走するので有名。
この仔は、体長25cmくらいかな。
15_20210123123901
私が見るのはこれが2度目。
大瀬崎では12月から1月にかけて目撃されています。
インドネシアが有名ですから、本来は暖かい海のお魚。
大瀬崎のモノは、おそらく幼体の時に黒潮で流れ着いて成長し、12月頃から目立ち始めて1月に水温が低くなったら死んでしまうと思われています。
あっ、ヒラメスタイルだ。
16_20210123123901
と、こんな感じで10分間くらい追いかけて撮ってしまいました。
17_20210123123901
ガイドさんに促されてダイビングコンピューターを見ると、すでに潜水時間は1時間を越えています。
未だ未練がありましたが、これで終了。
10時20分、浮上しました。
最初はイマイチの感があった1本目でしたが、「大瀬神社」への初詣が効いたかな?
最後のミミックオクトパスは最高!満足できましたよ。
そのミミックオクトパスを動画でも撮ってみましたので、見て下さいね。

続きは近いうちに。
では!

« 謹賀新年 | トップページ | 初春の大瀬崎(2本目) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ミミックオクトパスとは面白いタコ見つけましたねー これだけでも儲けもんじゃないですかね そう思いますが。動画見てて思わず笑ってましたよ。

こんにちは!
久しぶりのお湿りですが雪にならないように〜!

ミミックオクトパス、動画よく撮れましたね!
脚?の動きがちょっと不気味?
ヘビが嫌いなので連想してごめんなさいm(_ _;)m
続きを楽しみにお待ちしております。

こんばんは。
ヨウジウオ、にぎやかな色の魚ですね。面白いです。
カレイが美味しそうと思ったのですが、ギョロ目をみたとん、食欲が失せました(^^;

あんなにたくさんいた熱帯魚はもういないのですね。
数日前、
「最近(数年)の伊豆の海はこんな風に変わりました。」
みたいな番組が放送され、珊瑚や熱帯魚を見たあとなので
少し淋しいですね。
年を越すと本来の海の姿に戻るということでしょうか。
でも最後にミミックオクトパス見れてよかったですね。
動画で撮っていただいたので 生態が少しわかりました (*´▽`*)

ハッピーのパパさん、おはようございます!
はい、ミミックオクトパスは儲けものでしたね。
本来、水温が17℃になれば、レアな魚はアンコウくらいしか期待出来ませんから。
来月、また行く予定ですが、もう居ないだろうなぁって思います。
居るのは、アジ、カサゴ、メバルくらいになってしまいますよ。

マコママさん、おはようございます!
雪ですか?
降った方が良いですよ。
富士山が冠雪しますからね。
ミミックオクトパスがヘビに見えますか?
う~ん・・・そうですねぇ。
特に足が長いですからね。
でも、タコなんですよ。
続きも見て下さいね。

ナルコユリさん、おはようございます!
はい、このヨウジウオはカラフルな個体でした。
個体によっては、茶色一色だったりするんですよ。
それから、平べったい魚はヒラメなんですよ。
カレイとの見分け方は、一般的に、腹を手前にした時に、頭が左を向くのがヒラメ、右がカレイと言われています。
「左ヒラメに右カレイ」っていいますね。
あとは、口です。
ヒラメは獰猛なハンターですから、9枚目の写真の様に口はデカくて凶暴な歯が並んでます。
カレイはおちょぼ口なんですよ。

hiroroさん、おはようございます!
確かに温暖化の影響なんでしょうね。
私がダイビングを始めた30年位前は、大瀬崎にいるクマノミは冬には死に絶えて、春先にまた流れて来てました。
だから、クマノミは死滅回遊魚だと思ってましたよ。
最近は、ほぼ越冬しているようで、大きな個体が増えました。
西伊豆の海は、春先に黒潮に乗った熱帯魚の幼魚が流れて来て大きくなり、秋から正月にかけて華やかになって、2月頃には死に絶える・・・これがパターンで本来の姿です。
2本目も見て下さい。
実はまだ綺麗な熱帯魚が残っていて、綺麗に撮れましたから。
乞うご期待です。

こんにちわ。

今年の初潜りですね。
冬は潜水はありえないと思っていましたが、そうではないのですね。
驚いたのは冬なのに水温が以外と高いこと。
水深21mでヒラメ、それにしても辺りは暗い世界なのでしょうね。
ヒラメは見た目はちょっとグロテスクですね。刺身はもちろん
ムニエルにしても美味しいのですよ。(余計なことを・・・すみません)
ウオニシキフウライウオはサンゴかと思いました。
ミミックオクトパスはカメラに追いかけられている様子なのでしょうか?
あまり切迫感がないのは、気を許しているのかな。

面白かったです。
ありがとうございました。

こんばんは♪

ミミックオクトパスですか。タコにも色々な種があるのですね。
それにしても、黒潮に乗って流れついては、また黒潮に乗って
次の場所へ向かうのかと思っていましたが、そうではないのですね。
ヒラメは何とも味わいのある表情でこちらを睨んでますね。

たまたまですが、今夜は頂き物のあんこう鍋を堪能させて頂きました。
海中での姿をこちらで拝見する機会を楽しみにしています。

ぴえろさん、こんばんは!
西伊豆のダイビングは、冬期の方が素敵です。
水は澄むしダイバーは少ないし・・・。
水深21mくらいであれば、十分に陽光が届きます。
晴れてさえいれば、問題なしですよ。
ヒラメは凶悪な顔をしてますが、美味いですよね。
私は断然刺身です。
ミミックオクトパスは、実は逃げ込む穴を探していたのです。
足をしきりに八方へ伸ばして、ハゼの巣穴でも探していたようです。
これがウツボだったら一目散だったでしょうね。

名無しさん、こんばんは!
南の海から黒潮に乗ってやってくる魚達を死滅回遊魚って呼びます。
駿河湾は黒潮の支流が入って来るので、それに乗ってやってくるんですよ。
水温が暖かいうちに成長して、寒くなると死にます。
可愛そうですが自然の摂理ですね。

ヒラメの顔なんて、しみじみと見る機会はそうないでしょう。
アップで見れば、ヒラメは凶暴なハンターであることが分かるでしょう?

あんこう鍋、私も大好物です。
海中で見かけたら、美味そうだなぁって思いますよ。

おはようございます(*^^*)

海の中、美しいですね!
ミミックオクトパス、テレビでしか見たことないです。
器用なタコですね~
自分が何に似てるとか分かってるんかな~

山と海、どちらも奥が深くて美しい~!
その断片を見られるなんて最高です(*^_^*)

弥沙さん、こんばんは!
テレビで流れるのは、おそらくインドネシアのタコだと思いますが、このタコはおそらく同種か近い存在だと言われています。
普通のマダコと異なり、ハゼ等の巣穴を強奪して住んでいます。
目だけ出してね。
近くを好物のカニ等が通りかかったら襲うのだと思われます。
海は色んな生物が居て面白いですよ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 謹賀新年 | トップページ | 初春の大瀬崎(2本目) »