最高に楽しい!初夏の大瀬崎(1本目)
みなさん、こんにちは!
私、今日はワクチンの2回目の接種でした。
今のところ何ともありませんが、1回目の時は、翌朝、接種した左腕が上がらないくらい痛くなりました。
さて、明日の朝は・・・?
16日、ダイビングに行って来ました。
何時ものように早起きして、愛車に機材を積み込んで自宅発、大瀬崎へ向かいました。
当日は晴れ、快晴とは行きませんでしたが、十分に楽しめそうな予感です。
8時ちょっと過ぎに大瀬崎着、馴染みのショップの駐車場に愛車を駐めて、ガイドさんと打ち合わせです。
ラッキーなことに、この日もお客は私1人。
何か見たい生物はありますかとの問いに、最近、このショップのHPで見た赤いハナタツが見たいと告げると、では外海で潜りましょうと、門下からエントリーすることになりました。
外海は波も無く穏やか。
8時47分、ガイドさんに続いて潜水開始です。
潜って見ると、・・・おぉ、気持ちいい~。
海中はちょっと浮遊物がありますが、視界は上下水平15mくらいあります。
北から南へ0.5ktくらいの流れがあることが少し気になりましたが、水温は20℃、5mmのウエットスーツだけで実に快適です。
赤いハナタツは水深22mに居るとのことで、ガイドさんに続いてぐんぐん水深を取って行きました。
潜水開始から約9分で水深22mに到着。
ハナタツの前に、先ず、2ヶ月前に北側の柵下というポイントに居たボロカサゴがこっちに移動しているというので、それを見ることに。
次の動画は、ボロカサゴを探すガイドさんです。
どうです? 水深22mとなると、全て青い世界です。
この時、私はガイドさんの後ろを5mくらい離して泳ぎながら撮影していましたが、5mも離れると自慢の水中ライトも届きません。
光は海水に吸収されて、写っているのは青カブリした絵だけになります。
深場で動画を撮ろうと思ったら、3m以内に近づかなければ無理なんだなぁって実感した次第。
さて、ボロカサゴはすぐに見つかりました。
あぁ、あの時の仔だ。
丸いゴロタ石の上にチョコンと乗っかっていました。
脱皮が終わったばかりのようで、紫色の体色と身体から突きだした沢山の皮弁が見事です。
10カット以上撮ったかな。
未だ撮ろうとしていると、ガイドさんから移動の指示が。
そうそう、この後、赤いハナタツを撮るんだった。
ちょっと名残惜しかったけれど、ボロカサゴに別れを告げて移動。
ガイドさんに付いて、北へ10m程移動した所で、ガイドさんが指さす岩陰に生えたヤギを見ると・・・
あぁ、居ました!確かに赤いハナタツです。
体長は10cmくらい。
ヤギに尻尾を巻き付けてユラユラと揺れています。
頭や背中から長い皮弁が出ていて、まるで赤い甲冑を纏ったサムライの様。
いや、これは正に龍なのかな。
十数カット撮って、あぁ、動画も撮ろう!って撮ったのが次の動画です。
どうです?ユラユラ揺れているでしょう。
写真を撮るために、ハナタツがベストなポジションになるまで待つのはけっこう大変だったんですよ。
動画を撮り終えたら、ガイドさんが、このハナタツの少し下にもう1尾居ることを教えてくれました。
このハナタツは赤黒くて、吻端が赤い珍しい体色をしています。
赤いハナタツのペアだそうな。
これを数カット撮って、ガイドさんから移動の合図です。
ダイビングコンピュータを見ると、この水深22mに既に20分間も滞在しているとのこと。
これは良くないなぁ・・・素直に納得してガイドさんに付いて浅場へ移動です。
もう上がるのかと思ったのですが、水深5mで安全停止していると、目の前を大きなツバメウオが2尾泳いでいます。
これは撮らなければ!
ガイドさんもどうぞと合図してくれたので、撮影開始です。
このツバメウオはどちらも体長が40cmくらいある大型。
元々南の海の魚で、春先に黒潮に乗って西伊豆まで流れてきて成長し、冬には死んで居なくなる死滅回遊魚です。
ですから、初冬であればこのくらいに成長したものも西伊豆では珍しくありませんが、初夏のこの季節にこの大きさは沖縄にでも行かなければお目にかかれません。
浮上後にガイドさんから聞いた話では、どうやら越冬した個体であるとのこと。
う~ん、温暖化ですかねぇ・・・。
もちろん、動画も撮りました。
これ、私はツバメウオに付いて泳ぎながら撮っているんですよ。
自分で言うのもなんですが、この魚に付いて泳げるなんて、我ながら感心しました。
まだまだ身体能力は若い?のかな(笑)。
これで終了、9時31分に浮上しました。
44分間でしたが、とても満足したダイビングでした。
続きは近いうちに。
では!
« あぁ、憧れの・・・。 | トップページ | 最高に楽しい!初夏の大瀬崎(2本目) »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 久しぶりの・・・(2025.01.11)
- 山形へ(米沢編)(2025.01.03)
- 山形へ(山寺の後編)(2024.12.27)
- 山形へ(山寺の前編)(2024.12.14)
- あぁ、豊穣の海大瀬崎(2本目)(2024.11.30)
こんばんは♪
美しい海中世界!静止画と動画のコラボはやはりいいですね。
ボロカサゴやハナタツは何だか珊瑚のようにも見えますが、
直ぐに認識できるものなのでしょうか?
死滅回遊魚のツバメウオが越冬とは、温暖化の影響らしき現象を
目の当たりにするのは、何とも複雑ですね。
投稿: bill | 2021年7月21日 (水) 21時38分
今回はツバメウオのランデブーを
十分堪能させていただきました。
歩み寄って 並んで泳ぐ姿は
仲の良いカップルのようで
温かな気持ちになりました。
これもFUJIKAZEさんの動画撮影のおかげです。
ありがとうございました (^O^)/
投稿: hiroro | 2021年7月22日 (木) 00時24分
連日の暑さの中、涼感満点のブログです。
地上の暑さを忘れ、快適な時間を過ごされましたね。
ユラユラ揺れているハナタツの様子は動画ならではの表現です。
動画を拝見する限り22mもの水中でもかなりの海流?が流れているのですね。
ツバメウオの越冬。
やはり温暖化の影響が海の中まで現れているのですね。
投稿: country walker | 2021年7月22日 (木) 08時36分
未知の世界を見られて・・・最高~。
動画を見ていると、自分も海の中にいるような錯覚!!!。
テレビでも海の中を映している番組がありますが、
それとは違い、カメラ目線で体験しているかのような?。
楽しい時間を有難うございます。
投稿: マーチャン | 2021年7月22日 (木) 08時44分
こんにちは。
素敵な海中散歩と動画楽しめました。
まだまだ身体能力!大丈夫ですよ。
ハナタツはヤギ?にうまく尻尾?を巻き付けているのですね。
珍しいお魚🐟も観られてありがとうございました。
投稿: マコママ | 2021年7月22日 (木) 12時29分
billさん、こんにちは!
サンゴに見えますか?
なるほど、彼らはそういう風に擬態しているのですよ。
ですから、経験が浅いダイバーだとおそらく発見は出来ません。
私でも、以前、女房と2人で潜っていた時は、事前にガイドさんから生物が居る場所を聞いて潜っていても、見つける確率は五割くらいでしたよ。
特に水中では脳の機能が6割くらいに低下するので、尚更です。
ですから、私は陸上で潜水機材の取り扱い手順を考えなくても出来るように訓練していました。
目をつむっても自分の潜水機材の何処に何があるのか分かるようにするのです。
それで、水中での突発的なアクシデントが発生しても、パニックにならずに冷静に対処できるようになるわけです。
生物の発見は、毎日潜ってこの辺りにはこんな生物が居るのではないかとイメージが出来ないと無理ですね。
温暖化の影響はそこかしこで見ることがあります。
そのうち、西伊豆が珊瑚礁になるのかもしれません。
投稿: FUJIKAZE | 2021年7月22日 (木) 15時13分
hiroroさん、こんにちは!
見ていただき、ありがとうございます。
ツバメウオは、あのようにノンビリ泳いでいても、実はとても速いのです。
人間の泳力で追いつくのは至難なんですよ。
ツバメウオの動画は2本撮りましたが、私の運動量は激しく、それだけで背負っている空気ボンベの空気はみるみる減ってしまいました。
まぁ、最悪0になっても、水深が浅いので浮上してシュノーケルに切り替えるつもりでツバメウオに負けないように泳いだわけですがね。
私なりに良い動画が撮れたと思っており、良かったですよ。
2本目も見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2021年7月22日 (木) 15時20分
country walkerさん、こんにちは!
はい、水中は快適でコロナもありませんからね。
当に竜宮城ですよ。
海中は時と場所によって流れが異なったりするので、注意が必要なんです。
あの時は、潜り初めは弱い流れだったのですが、深く行くほどに流れが強くなりました。
ハナタツの場所は、何とか流れに逆らって泳げる程度まで強かったんですよ。
時には激流の時もあるので、そうなると人の泳力ではとても無理で、激流を感じたとたんに引き返します。
さすがに写真を撮るよりも命が大事ですから。
越冬する魚はここ数年増えた様に感じます。
そのうち、西伊豆が沖縄の海のようになるかも知れませんね。
投稿: FUJIKAZE | 2021年7月22日 (木) 15時28分
マーチャンさん、こんにちは!
私の拙い動画や写真で海中散歩気分になって頂いたのですか。
それはありがとうございます。
励みになりますよ。
TVの映像はプロの水中カメラマンが撮って編集しているもので、私はアマチュアですから撮る目線が違うのでしょうね。
プロが見たら下手くそだなぁって思う映像なのかも知れません。
近いうちに2本目を貼りますので、また見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2021年7月22日 (木) 15時33分
マコママさん、こんにちは!
はい、泳力は30代?のつもりです(笑)。
もちろん、自称ですがね。
ヤギって、サンゴの一種です。
鞭状になって海底に生えています。
それにハナタツが尻尾を巻き付けている訳です。
ヤギには小さな生物、例えばワレカラの様な小さな甲殻類が付きます。
ハナタツはそれを捕食するのです。
今回の動画にも捕食シーンが撮れていたでしょう。
捕食シーン、後半でしたが分かりましたか?
近いうちに2本目も公開しますので見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2021年7月22日 (木) 15時50分
こんばんは
その後副反応はいかがですか?
ダルさどまりで発熱など無く済むと良いですね。
暑い毎日、海の中の様子がとても気持ちよさげに感じられます。
ボロカサゴ 植物にも気の毒な名前が結構ありますが、
魚にもあるんですね。ボロには見えませんけれど‥。
ハナタツは見事に赤いですね。綺麗♪ 赤黒くて鼻先だけ赤の子も綺麗です。
巻き付いているヤギも赤いのですねぇ。
ツバメウオは大きな魚なのですね。南方系の魚がついに越冬もするように
なりましたか。温暖化のせいでしょうね。蝶などもそういうのがいますね。
あ、コメントお休みすると自分の記事に書いたのに書いちゃいました(^^;)
投稿: ポージィ | 2021年7月22日 (木) 18時12分
こんばんは♪
連日の猛暑、海の中は涼しいでしょうねぇ・・・とても気持ちよさそう!
山っ子の私、海は眺めるもので、もう何十年も泳いでいません。
ところで「笹団子パン」ですが、新井道の駅には残念ながら売っていません。
上越妙高駅に有るそうです、でも一人2個までしか売ってくれないとか・・・
(定かでは有りませんが)
お店の通販でも売り切れになっています、やはりTVの影響はスゴイですね。
晩秋になれば、少しは落ち着いて沢山買えるかも・・・。
投稿: ロココ | 2021年7月22日 (木) 20時59分
ポージィさん、おはようございます!
幸い、副反応は接種した左腕が少し痛むだけになりました。
倦怠感もなくなりましたよ。
明日は腕の痛みも無くなるでしょう。
現在、様々な分野で名前狩りが行われています。
例えば、魚界では、7~8年前にイザリウオがカエルアンコウと替えられてしまいました。
イザリが躄るであって差別用語だという理屈です。
イザリの本当の意味は分かりません。
その歩き方から「躄る」かも知れないし、エスカで漁をする魚であることから「漁る」なのかも知れないのです。
それでも、問答無用でしたね。
差別だ!とヒステリックに叫んで、無理矢理替えさせられました。
だから私は、せめてもの抵抗で両方表記していますよ。
鳥界ではアホウドリが狙われています。
アホウは阿呆の意味だから可哀想だという理屈です。
呆れるばかりですよ。
アホウドリの名前の由来は、江戸時代末期に、伊豆諸島の無人島に上陸した船乗りがアホウドリのコロニーを見つけ、タンパク源欲しさにこの鳥を捕ろうとしたところ、これまで外敵すら無く人間を見たことがないアホウドリは逃げもせずに簡単に捕まえることができた、なんてアホウな鳥だということから名付けられました。
由来だけ見れば差別と言われても仕方有りませんが、100年以上経って日本人に親しまれた名前になっています。
この間、多くの歌や物語に登場し、現代、だれもアホウドリをアホウだとは思っていませんよ。
それでも替えたい人は、ただ、理屈を捏ねて、自分が名前を変えさせたのだという名誉?が欲しいだけだと思います。
あの魚の名前は、あの鳥の名前は俺が替えたんだぜってね。
長く書いてしまいましたが、名前はそれで良いのだと思います。
ボロカサゴは、想像するに、昔の乞食がボロボロの衣服を身につけて街頭に座っていたところから、名付けられたのでしょう。
現代、この魚が発見されて銘々されるのであれば、煌びやかなアイドルのステージ衣装の様に見えますから、きっとボロカサゴとはならないでしょうね。
でも、ダイバーにはボロカサゴの方が馴染んでいて親しみが湧きます。
もちろん、ボロなんて思っているダイバーは何処にもいませんよ。
見ることが出来たらとてもラッキーなレアな魚ですからね。
素敵なコメントをありがとうございました。
投稿: FUJIKAZE | 2021年7月23日 (金) 10時14分
ロココさん、おはようございます!
海の中は最高ですよ。
涼しくて、コロナ感染の心配も全くありませんから。
竜宮城も見ることが出来るしね。
「笹団子パン」は妙高駅まで行かなければ無理ですか。
ガッカリです。
多めに買って、会社で配ろうと思っていたのですが・・・皆、けっこう県民ショーを見ているようなので。
来る8月29日に中部横断自動車道が全面開通です!
我が家から上越まで、一度も自動車専用道路から降りずに行くことが出来るようになります!
30分位早くなります。
秋が楽しみですよ。
あぁ、ロココさんも静岡まで冬の富士山を見に来るってのはいかがですか?
冠雪した富士山は、妙高に劣らず綺麗ですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2021年7月23日 (金) 10時26分