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2021年10月23日 (土)

ガッカリだった大瀬崎(2本目)

みなさん、こんばんは!
前回の続きです。

2本目は、11時06分に潜水開始。
1_20211023220801
湾内でもショップから少し北側へ離れた半島の付け根からエントリーです。
潜ってみると・・・相変わらず濁りは酷く、上下水平5mくらいしか見えません。
2_20211023220801
ガイドさんに続いて水深をとって行きます。
見たい魚は、水深15mくらいに入れられた魚礁にナンヨウハギが付いているとのことで、それがメインです。
先ずは少し深場まで行ってみることに。
水深20mに到着。
ガイドさんが指さす先を見ると・・・あまり綺麗ではないイソバナにオオウミウマが付いています。
3_20211023220801
あぁ、この仔は7月に見た個体です。
まだ御達者なようで何より。
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以前は海底のロープに付いていたのですが、ここへ移動したようですね。
そこから8mくらい東へ移動すると、海底からヤギが何本か生えています。
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そのヤギにライトを当ててよく観察してみると、ガラスハゼが付いていました。
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チョコマカとすばしっこく動き回る個体を何とか数カット撮影。
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ヤギのポリプが全開で、まるでお花畑の中にガラスハゼが居る様でしょう?
このすぐ横のムチカラマツを見ると、ここにはビシャモンエビが付いてました。
8_20211023220901
マクロならば、こんな濁った海でもそこそこ楽しめますね。
さて、お目当ての魚礁に向けて移動です。
4年前に入れられたコンクリートブロックを積み重ねた魚礁が、4年の歳月で海藻や苔が生えて良い感じになっています。
このてっぺん水深10mくらいの所に、東海大学の学生が研究のためにミドリイシを移植しているのです。
このミドリイシに最近ナンヨウハギが1尾棲み着いているのだそうな。
これを見てみたいのです。
ナンヨウハギって、南の海の魚です。
石垣島ならば何処にでもいますが、西伊豆では非常にレアなんですよ。
5分くらい泳いで魚礁に到着。
てっぺんへ登って見てみると・・・おぉ、ミドリイシはけっこう良い感じで付いています。
9_20211023221001
元気そうで、小さな珊瑚礁って感じかな。
キンギョハナダイなんかが集まっていて賑やかです。
あぁ、ミドリイシって珊瑚なんです。
イシサンゴの仲間で、駿河湾大瀬崎あたりが日本の北限なんです。
で、肝心のナンヨウハギは・・・いました!
10_20211023221001
まぁ、なんて小さい仔なんでしょう。
きっと、フィリピンか沖縄あたりで産まれて、卵から孵ったばかりで黒潮に乗ってしまい、西伊豆に流れ着いたんでしょうね。
水温は未だ23℃位あるから元気ですが、年明け頃にはだろうなぁ・・・。
あと撮れたのはクリーナーシュリンプって呼ばれているコモンエビの仲間です。
11_20211023221001
和名は未だありません。
これで終了、11時58分に浮上しました。
52分間のダイビングでしたが、濁っていたわりには楽しめた方かな。
12_20211023221001
ミドリイシの所で動画も撮ってみましたので視て下さい。

今月末から、長野-上越旅行です。
GoToは間に合わなかったなぁ・・・残念。
次回は旅行記で更新予定です。
では!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
濁っているとは言え、可愛いお魚さん達に出会えてますね!
ナンヨウハギのブルーが鮮やか〜!
動画、すみません!よく見えず!

月末からのご旅行お楽しみですね!
お気をつけて〜!

水は濁っていても目的のナンヨウハギを見ることが出来ましたね。
今回紹介していただいた魚やサンゴ、見るのも聞くのも初めての種類ばかりです。
海の中、鳥と違いその種類や数が多く実に多彩です。
動画は動きがあるのでやっぱり素晴らしい!
長野-上越旅行記、楽しみに期待して待っています。

ガラスハゼの綺麗ですね。
擬態してるから 見つけた時は♡♡♡じゃなかったですか?
動画のナンヨウハギを見てると南の海のよう。
こんなに綺麗なのに ☆になっちゃうなんて可哀そう ((+_+))
石垣島に早く行かれるようになるといいですね。

こんにちは
 
1本目から1時間強の休憩で2本目なんですね~
水の濁りは続いていたようですが、綺麗で可愛い魚たちに
お会いになれましたね。
ヤギ、ムチカラマツ、ミドリイシ というのは、それぞれみな
珊瑚の仲間なのでしょうか。ヤギとガラスハゼのアップで、
ヤギの表面の様子にちょっとびっくりでした。
少し離れたところからの様子に紐状の海藻かと思いきや、
アップで見ると俄然動物めいていて。ガラスハゼは同系色で、
隠れるのに最適なんだなと思いましたよ。
ミドリイシに住むナンヨウハゼは、ブルーと黒の体に尾が黄色くて
南の海の魚、って感じですね。海水温が下がってくると… (;_;)
流されて思いがけなく遠くまで旅してきてしまったけれど、
そこにミドリイシがあって良かった。せめてもの慰めになったかな。
動画も、赤い魚真っ青な魚がひらひら泳ぎまわって南の海の
ようでした。

マコママさん、こんばんは!
ナンヨウハギ、可愛いでしょう?
実は我が家でも、もう20年以上水槽で飼っています。
良く馴れていて可愛いですよ。

動画はYouTubeにアップしたものを貼り付けただけなんですが・・・?

country walkerさん、こんばんは!
ミドリイシは硬い珊瑚です。
この大瀬崎が日本の北限なんですよ。
昔、内浦湾にはミドリイシの大きな群生があったそうですが、狩野川放水路を造ってしまったために、多量の淡水が流れ込み、群生は殆ど消滅したとのこと。
また、大瀬崎で沢山繁殖出来れば良いですね。
長野-上越、楽しんできます。

hiroroさん、こんばんは!
実はヤギ≒ガラスハゼの様なものなんですよ。
ヤギがあれば、丹念に探せば概ねガラスハゼが付いています。
ガラスハゼって、そういう生態の魚なんです。
ですから、被写体が無い時には助かります。
ナンヨウハギは死滅回遊魚ですから、寒さには耐えられません。
逆に冬を生き残ると温暖化が進んでいるようで気味が悪いですよ。

ポージィさん、こんばんは!
ヤギ、ムチカラマツ、ミドリイシは珊瑚の仲間です。
特にミドリイシは大瀬崎が日本の北限になる珊瑚なんですよ。
ヤギは、マクロで撮ってます。
だから超拡大ですよ。
開いたポリプがまるでお花畑の様でしょう?
そんなヤギにガラスハゼは擬態して棲んでいるんです。
ナンヨウハギのように、春先に南の海から流れて来て伊豆に定着し、少し大きくなって冬を越せずに死ぬ魚を死滅回遊魚って言います。
大瀬崎の海は毎年、南の海からそんな死滅回遊魚がやって来て、秋から冬の初めにかけては、海中がとてもカラフルで、まるで沖縄で潜っているかの様な感覚を味わうことが出来るんですよ。
そんな素敵な海なんです。

こんばんは♪

ここのところ話題の海底噴火による軽石問題ですが、
海流に乗って関東方面まで到達する?との予想もありますね。
となると、大瀬崎にも軽石が打ち上ってしまうのでしょうか。
いずれ解消されるとはいえ、生態系への影響も心配されます。
大したことないといいのですが…

billさん、こんばんは!
はい、十分可能性はありますね。
軽石の量は半端じゃありません。
噴火分が沖縄まで流れて行った訳で、これは今度は黒潮に乗って北上する可能性は十分あります。
鹿児島辺りで対馬海流側へ流れて日本海沿岸って可能性もあります。
また、今、福徳丘の場には台風20号が来ていますので、半月状まで削られた島は、この台風で全て流れて消えてしまう可能性が高いです。
そうなると島を形成しているのも全て軽石なので、噴火で流れた量以上の軽石がまた流れて海を漂うでしょうね。
これが何処へ流れ着くのか・・・。
まぁ、自然の摂理ですから騒いでも仕方ありませんよ。

動画を見ていて・・・宮古島のシュノーケルを思い出しました。
沖縄の海・・・綺麗です。
熱帯魚が沢山寄って来ました。
石垣島もシュノーケルしました。水深何メートルと潜れませんが、
シュノーケルも楽しいです。

今月末の旅情報 楽しみにしています。

マーチャンさん、こんばんは!
あぁ、確かにミドリイシに群れる魚達はカラフルで、南の島の珊瑚礁の様ですね。
この魚礁のミドリイシも大きく成長してコンクリートが見えなくなれば、最高なんですがね。
ただ、残念ながらシュノーケリングでこのミドリイシに到達するのは難しいかな。
シュノーケリングは南の島のリーフが良いですね。

次は長野-上越の旅行記を貼りますので見て下さいね。

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