春到来の大瀬崎(2本目)
みなさん、こんにちは!
前回の続き、2本目です。
2本目は約1時間休憩してスタート。
勿論、狙いは湾内のテングダイです。
11時44分、ショップの前からエントリー。
潜ってみると・・・視界は先端よりも悪く、上下水平5m程で浮遊物が多くて白く濁っています。
はぐれないようにガイドさんの後方2m位に付き、ゆっくりと水深をとって行きました。
魚礁のある場所は水深12mくらい。
目的の水深に到達し、しばらく海底の砂地を移動すると、前方に城塞のような塊がうっすらと見えてきました。
これが数年前に設置された人工漁礁です。
既に海藻や海苔に覆われており、これが海底にそそり立つ様は幽霊船を彷彿させます。
テングダイはこれに棲み着いているそうな。
居るかなぁ・・・ガイドさんと二手に分かれて探す予定でしたが、何の、すぐに見つかりました。
でかい!これがテングダイかぁ・・・。
体長は35cmくらいで自分の大きさに自信があるのか、ギロリと私をひと睨みして逃げるふうでもなく、悠然と泳いでいます。
テングダイは主に小笠原諸島や伊豆諸島南部に多く棲息する魚なんです。
そういった所では、水深20mくらいの所に数尾が群れになっているとのことです。
伊豆半島にも居ることは居るらしいのですが、数は少なく、棲息する水深が30~40mくらいの潮通しの良いところで、しかも単体でいることのほうが多いそうです。
だから私はこれが初見。
興奮して数十カット撮影し、動画まで撮って大満足です。
周りに他のダイバーが居なかったことも幸運でした。
次がベストショットかな?
可愛いでしょう?
下アゴの唇の下面にショボショボの髭が生えているのが、この魚のチャームポイントです。
動画も視て下さいね。
これで満足、もう上がっても良かったのですが、ガイドさんが少し深場まで行ってみましょうと言うので、そのまま水深をとって行きました。
水深24mに到着、海底に置かれたビール瓶には・・・ミジンベニハゼが住んでいました。
瓶の奥を良く見るともう一尾見えたので、ペアで棲んでいると思われるのですが、もう一尾は出てきませんでした。
これは早々に諦めて移動、別の被写体を探します。
少し移動したところで、ガイドさんが海底を覆うように生えた海藻を指さしました。
うん?良く見ると、海藻の一部の色が違うような・・・あぁ、海藻に小さなサンゴタツが付いています。
体長は3cmくらいかな。
大きくて円らな瞳が私を見つめています。
可愛いなって、これも数カット撮影して移動。
結局、深場の魚はこれ以上見つからず、諦めて水深5mまで戻り、安全停止を行って12時28分、浮上しました。
44分間の短いダイビングでしたが、念願のテングダイを撮ることが出来て満足の1本でした。
機材干し場の横では、もうナノハナが満開。
ショップの女将さんにそのナノハナの話しをしたら、あれはセイヨウカラシナだと笑われました。
何処からか種が飛んできて根付いたのだとか。
まぁ、いずれにしても楽しい一日でした。
では!
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