春到来の大瀬崎(1本目)
みなさん、こんにちは!
何だか急に暖かくなりましたね。
昨日、静岡は26℃でしたよ。
私は昨日、今日と、Tシャツ1枚で過ごしています。
さて、一昨日の13日日曜日、久しぶりに大瀬崎で潜ってきました。
2月は忙しくて潜りに行けなかったので、本当に久しぶりです。
当日はいつものように早起きして機材を愛車に積み込み、6時に自宅を出発して大瀬崎へと向かいました。
晴れて好い天気でしたが、途中見上げた富士山はすでに春霞の中、もう撮影には向きませんね。
8時前に到着、既にショップは開いており、大勢の泊まり客達がダイビングの準備中で店内は大混雑です。
春の日曜日だもんなぁ・・・。
彼らが浜へ降りて行き、落ち着いたところでガイドさんと打ち合わせです。
この日、ガイドのお客は私一人、ガイドさん独占で潜ることができます。
ガイドさんの説明では、ここひと月くらい、テングダイが1尾、湾内の魚礁に棲み着いているとのこと。
私、テングダイは見たことが無いので、これを見に行くことにはなりましたが、現在、泊まりのダイビング客達で湾内は混雑していたことから、とりあえず1本目は岬の先端で潜って、2本目で湾内に潜ることになりました。
さっそく機材を準備して台車に積み込み、先端へ向けて押して行きます。
9時27分、潜水開始。
ガイドさんに続いて潜ってみると・・・浅場の海底は海藻がのび始めています。
もう半月もすると、一面海藻の林になることでしょう。
ああ春だなぁ・・・海中も白く春霞が始まっていました。
ガイドさんを見失わないよう、深度をとってゆきます。
深くなるほどに、視界は悪くなり、上下水平見えるのは6mくらい。
水温は15℃で露出している顔面は冷たく感じます。
もちろん、この日はドライスーツ着用ですよ。
だから、寒さはあまり感じません。
ガイドさんは水深28mまで一気に降下。
この辺りの海底には、ウミトサカ(ソフトコーラルの一種)が群生しています。
潜る前のミーティングでは、このウミトサカに棲んでいる1尾のクダゴンベがついに越冬したとのこと。
これを探してみることにしました。
この辺りのウミトサカは、一つの株が直径2m位の花束になっていて、それが5、6個点在しています。
その一つ一つの株をガイドさんと一緒に丹念に探してみると・・・居ました!
ウミトサカの中から、紅白の網目模様の魚が現れました。
全長は5cmくらい、
とても元気で、すばしっこくウミトサカの中を逃げ回ります。
カメラを向けるともう居ない・・・
なんてことを繰り返しながら、何とか数カット撮影することが出来ました。
もっと粘りたかったのですが、ここは水深28m。
長居すると潜水病に罹ってしまいます。
それでも9分間、滞在することができました。
可愛いクダゴンベに別れを告げ、浅場へ移動です。
水深を浅くしながらキンギョハナダイの群れを撮りましたが、未だ水温が低いために数が少なく、オマケに白濁りで絵になりません。
諦めてさらに浅い水深へ。
水深10mにある、通称「クマノミ城」に到着。
ここはサンゴイソギンチャクが群生していて、大きな一つのイソギンチャクの塊になっています。
ここは、秋であれば5~10尾のクマノミがサンゴイソギンチャクに群れているはずなんですが・・・大きな個体1尾とミツボシクロスズメダイが数尾棲んでいるだけでした。
とりあえず、動画で撮ることに。
他のクマノミは追い出されたのか、越冬できた個体がこの大きな個体だけだったのか分かりませんが、きっと秋にはクマノミの数も増えて賑やかになることでしょう。
これで1本目は終了、10時10分に浮上しました。
43分間のダイビングでしたが、クダゴンベを撮ることができて、それなりに楽しめましたよ。
2本目はいよいよテングダイの登場です。
乞うご期待?
では!
« ヨコハマ散歩2 | トップページ | 春到来の大瀬崎(2本目) »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 久しぶりの・・・(後半)(2025.01.17)
- 久しぶりの・・・(2025.01.11)
- 山形へ(米沢編)(2025.01.03)
- 山形へ(山寺の後編)(2024.12.27)
- 山形へ(山寺の前編)(2024.12.14)
海の中も春なんですねー こんなに白濁してるとは。処でクダゴンベって言うんですか?綺麗な魚ですね 水族館でも見た事なかったような・・・。
投稿: ハッピーのパパ | 2022年3月15日 (火) 13時07分
こんにちは。
春の海ですね!
クダゴンベ!名前からは想像できない
格子柄で可愛いですね!
動画も拝見!黒に黄色が映えているお魚ですね。
二本めも楽しみにお待ちしております。
投稿: マコママ | 2022年3月15日 (火) 13時26分
ハッピーのパパさん、こんにちは!
はい、春になると海の中は白く濁るんですよ。
理由は分かりませんが、プランクトンが多くなるのかも知れません。
クダゴンベは何処の水族館にも居ると思いますよ。
ただ、動きが素早いのでなかなか全身を見る機会がないのだと思います。
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月15日 (火) 16時14分
マコママさん、こんにちは!
2月に潜らなかったら、冬の海が終わっていました。
もうすっかり春です。
水温は15℃と冷たいですがね。
動画のクマノミは普通種で、亜熱帯から温帯地方に棲んでいる種ですよ。
派手さはありませんが、可愛い魚でしょう。
でも、卵を守るときには凶暴になって、ダイバーに突進してくるんですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月15日 (火) 16時19分
こんにちは
このところ、季節外れの暖かさですね~
また冬のような気温の日もあるようなので油断できませんけれど。
春になると大気も水分を含んで霞みますが、海の中もなのですね。
え~ どうしてなんですか? 陽射しに温められた海水に対流が
起きやすくなるとか? それとも潮流の関係でしょか??
海藻も育ってきていたのですね。ちゃんと季節を感じて生長が始まる
のですねぇ。地上の植物と一緒。面白いなぁと感じます。
さてさて、クダゴンベは、越冬できてしまったのですね。
今冬、地上は結構寒かったですけれど、海水温はあまり下がらなかった
ということになるのかな。赤い格子柄が綺麗ですね。
魚にこんな模様の子がいるなんて不思議。
クマノミも越冬できたのですね。
投稿: ポージィ | 2022年3月15日 (火) 17時15分
こんにちは。
いきなり暑いくらいの暖かさとなりました。潜る方達もやはり増えるんですね。
海底の春めいた霞み方、海の中も春霞がかかるんですね。
クダゴンベの網目模様が可愛い❤
最初の社員では、もっと大きいのかと思いました。5㎝ですか(#^^#)
次はテングダイかな?
投稿: 四季 | 2022年3月15日 (火) 17時30分
ポージィさん、こんばんは!
私も理由は分かりませんが、春になると海中は白っぽく濁ります。
おそらく大気が暖かくなって、流入する川の水温も上がり、プランクトンが多く発生するからではないかと思います。
海藻もどんどん生長して、この海藻が何か海が白濁するような物質を出しているのかも知れません。
クダゴンベは南の海の魚なんですが、水温15℃までは何とか耐えることが出来たようです。
もう水温はこれ以上下がりませんので越冬成功と言ったところでしょうね。
きっと餌になる小魚やエビが豊富で体力があったのでしょう。
海には何故こんな模様になったのだろうって思う魚が沢山居ます。
これからもダイビングの度に撮影してこのブログに貼りますので、また見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月15日 (火) 19時37分
四季さん、こんばんは!
福岡も暑い位なんでしょうか?
何だか春を通り越していきなり夏になった様です。
海は毎年春になると少し白濁します。
これで、あぁ、海にも春が来たなぁって実感するんですよ。
クダゴンベはあれで最大体長です。
あんなに紅白で可愛い魚なんですが、なんと肉食魚なんです。
自分よりも小さな魚や小エビを捕らえて食べるんですよ。
次はテングダイです。
私は30数年ダイビングをやっていてこれが初見でした。
何ということはない魚ですが、見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月15日 (火) 19時43分
こんばんは♪
静岡は26度!?夏日ってヤツですか!
福島もかなり暖かい日が続きましたが、
流石に20度超えはなかったかと。
違いますね。
美しき海中世界♪
続きを楽しみにしています。
投稿: bill | 2022年3月15日 (火) 21時12分
あんなに寒かった1.2月も過ぎて
3月になったらこんな暖かさ
ダイヴィングもたくさんの人が楽しむ時期になりましたね
今シーズンはついに越冬した魚が出てきたのですね
温暖化が進んでる証拠。
でも久しぶりのクダゴンベの再会は
気持ち↑↑↑ だったのではないでしょうか?
投稿: hiroro | 2022年3月16日 (水) 01時11分
クダゴンベという魚は南の海で暮らす小魚なのですね。
越冬出来たという事は水温が高かったイコール、温暖化の影響なのでしょうか。
小さくて素早い動き。
小鳥ならキクイタダキ級かな・・・なんて想像しながら拝見しました。
次は初見・初撮りの魚。
この期待とワクワク感、それに高揚する気持ちは鳥撮りと同じかもしれませんね。
次回をも楽しみにしております。
投稿: country walker | 2022年3月16日 (水) 09時34分
billさん、こんばんは!
はい、夏日でした。
Tシャツ1枚で十分でしたよ。
温暖化の影響でしょうかねぇ・・・。
今年の夏も暑そうな予感です。
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月16日 (水) 22時56分
hiroroさん、こんばんは!
横浜も暑かったのでしょうか?
静岡は夏でしたよ。
温暖化・・・困ったものです。
越冬する魚は、実は数年前から見られるようになりました。
昔はクマノミなんて皆死んでいたんですよ。
クダゴンベもね。
この冬は水温が15℃を切る事が無かったので生きることが出来たのでしょうね。
そんなクダゴンベですが、絵になるから大好きです。
ただ、チョコマカと動き回るので、なかなか撮影は難しいのですよ。
次はテングダイです。
見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月16日 (水) 23時00分
country walkerさん、こんばんは!
はい、クダゴンベは南方系の魚なんです。
ですから大瀬崎では年が明ける頃には居なくなったのですが、この冬は水温が15℃を切らなかったので生き延びたようです。
まぁ、私もラッキーですね。
クダゴンベはけっこうレアな魚です。
野鳥で言えば、ハイタカに出会うくらいでしょうか。
次のテングダイはもっとレアです。
野鳥だと、森町の山でアカショウビンに出会うようなものかな。
また見て下さい。
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月16日 (水) 23時04分
こんにちは♪
26℃!!!ひぇ~~~!
それじゃダイバーさんで賑わう訳で、そちらはもう別世界ですねぇ。
海の春、泳げない私には想像も出来ない世界ですわ。
ところで春のご旅行のけんですが、昨日の斐太歴史の里歴の様子をUPしました。
残念ながら・・・カタクリの群生はむずかしいです。
この季節、近くでは高田城址公園観桜会(3月26日から4月10日の16日間)が有りますが
今年は今のところ開花が早まるとの事ですので、カタクリの代わりにいかがでしょう?
投稿: ロココ | 2022年3月17日 (木) 15時33分
ロココさん、こんばんは!
情報ありがとうございます。
写真拝見しましたよ。
さすがに私達の上越行きには間に合いそうも無いですね。
大雪が恨めしいですよ。
まぁ、休みも取ったんで行きますがね。
桜はネェ・・・。
静岡でも十分綺麗ですから。
あぁ、上越も26℃位にまで気温が上がらないかなぁ・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2022年3月17日 (木) 18時15分