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2022年11月 3日 (木)

沖縄の海じゃないよ大瀬崎だよ(1本目)

みなさん、こんにちは!
今日は元々、仕事の予定だったのですが、昨夜、会社から仕事はキャンセルとの連絡があり、横浜の部屋でグダグダしています。
今日の横浜は日本晴れで、好い天気なんですがねぇ・・・。

先週末の29日、久しぶりに大瀬崎で潜ってきました。
ベストシーズンの土曜日ですから、海は混んでいる訳ですが、どうやら大瀬崎に激レアなアケボノハゼやハタタテハゼが出ているということだったので、ちょっと無理して行くことにした次第です。
予想どおり、予約した時点で、既に他のお客さんと一緒とのこと。
大瀬崎はノンビリ潜って撮りたいので、普段ならば断るところですが、激レアなハゼの魅力に負けてしまいました。

当日は早起きして、愛車に機材を積み込み、6時半頃自宅発。
好い天気の中、大瀬崎へ向けて走りました。
大瀬崎には、8時半頃に到着したのですが、未だ、一緒に潜るお客さんが到着していないということで暫く待機です。
1_20221103132001
待っている間に、富士山を撮影。
既に富士山の冠雪は疏らで、夏富士に戻ってしまいました。
9時半頃に、お客さんが到着、ガイドさんとブリーフィングです。
1本目はもちろん、レアなハゼを見に行くとのこと。
ポイントは大瀬崎先端です。
2_20221103132101
10時05分、ガイドさんに付いて潜行開始。
3_20221103132101
潜ってみると・・・視界は予想以上に悪く、上下水平8mといったところ。
4_20221103132101
水温は23℃で、ウエットスーツでも快適でした。
アケボノハゼがいる場所は、水深が28mとのこと。
28mって深そうですが、このハゼは通常南の海の深いところに棲息しており、石垣島だと水深35mくらいの場所なんです。
だから、28mはまだまだ浅いって、感覚かな。
ガイドさんは、一気に水深を取って行きます。
約8分間かけて水深28mに到着、アケボノハゼを探します。
ガイドさんが探している間、私は他の魚を撮影。
まず、傍にシラコダイの幼魚がいました。
5_20221103132201
成魚になったら、マンボウのクリーニングをやる魚ですね。
6_20221103132201
幼魚はチョウチョウウオの様で可愛いです。
そのすぐ横の岩陰に、シマウミスズメが隠れていました。
7_20221103132201
この魚はハコフグの仲間、レアではありませんが愛嬌があるので、我が家の水槽に入れて飼ってみたい魚です。
傍のウミトサカを良く見ると、スケロクウミタケハゼが棲んでいました。
8_20221103132201
こんな感じで魚を撮影しつつ、5分程経過したので、ふと、ガイドさんの方を見ると、ガイドさんが腕を交差させて×印を作ってます。
えっ、残念・・・アケボノハゼは見つからなかったとのこと。
前の週末は3尾も出ていたとのことでしたが・・・。
諦めて、浅場へ向かいました。
水深20mに到着、この辺りにハタタテハゼが居るとのこと。
ブリーフィングでは、10尾くらい居るとのことで私も探して見ると・・・居ました!
9_20221103132301
本当にハタタテハゼです。
この魚も南の海の魚で、石垣島ではポピュラーですが、西伊豆では希に現れる魚なんです。
10_20221103132301
私も、ずっと前に一度見たことがあるだけです。
どの個体も小さいので、今年の夏に黒潮に乗って来たのだと思いますが、きっと年明けまでの命ですね。
水温が20℃を切るとになります。
11_20221103132301
ペアになっている仔もいました。
可愛いなぁ・・・。
これがとても可愛いので、動画でも撮ってみました。
見て下さいね。

ガイドさんから、もっと浅場へ向かうとの合図があり、ちょっと名残惜しかったのですが、浅場へ移動。
水深8mです。
ここまで浅いと、海中はけっこう華やかになります。
12_20221103132401
ルリスズメダイが沢山群れていて、まるでサファイアを散りばめた様・・・。
ここで安全停止です。
安全停止中、何か被写体はないかなぁ・・・って、探していると、トゲチョウチョウウオを発見。
13_20221103132401
体長は5cmくらいかな。
けっこう良いサイズなので、この魚は越冬したのかも知れません。
本来は、南の海の魚なんですよ。
あっもう一尾いる・・・って、カメラを向けてみると、これは、フウライチョウチョウウオだ。
14_20221103132401
この魚も南の海の魚、体長はやはり5cmくらいなので、もう1年くらいは大瀬崎で暮らしているのかも知れません。
これで終了、10時50分に浮上しました。
15_20221103132401
45分間の短めなダイビングでしたが、深場へ行ったのだから仕方ありませんね。
16_20221103132501
結局、一番お目当てのアケボノハゼは見つからず、残念でしたが、とりあえずハタタテハゼは撮れたのだから良しとしましょう。
続きは近いうちに。
では!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!
ハタタテハゼって背ビレが立っているから?
色も3色クッキリで綺麗ですね!
それにしてもお魚さんの名前をよく
ご存じで流石✌️海の男さまですね♡
かわいいお魚のご紹介有り難うございました。

富士山は夏に戻った?

こんにちは
 
久し振りの大瀬崎ダイビングだったのでは?
ダイビングのベストシーズンというのは秋なのでしょうか。
あ、南方から珍しい魚がやってきている確率が高いから??
でも、ちょっと視界が悪かったのですね。
アケボノハゼに会えなかったのも残念でしたが、
ハタタテハゼは赤と白で綺麗ですねぇ。
長い背びれはすっと伸びてカッコイイですし、とても優美に
感じました。
浅瀬のルリスズメダイの群れは、ほんと宝石が散りばめ
られたみたいです。美しい!!
そして美しくこれまた南国の魚、というイメージが強い
トゲチョウチョウウオとフウライチョウウオは、この海で冬を越した
可能性大なのですか。
やはり海水温がだいぶ上がっているのですね。


鳥と違い、海には鳥以上の魅力的な魚がいるものですね。
大本命には出合えなくてもハタタテハゼが見ることが出来、先ず先ずの成果。
鳥撮りの場合、全くゼロの日がありますから・・・
でも、鳥撮りと異なり出かけるには経費の外「一寸里山へ行ってきます」とはいかないので気軽には出かけられないかもしれませんね。

マコママさん、こんばんは!
はい、ハタタテハゼは、背鰭が立っているからです。
石垣島の海では、岩場やガレ場であれば何処にでもいるポピュラーな魚なんですよ。
可愛いでしょう。
魚の名前は、普段見ている魚であればだいたい分かりますよ。
ただ、私も歳をとって、ど忘れが多くなりましたが。

この日、富士山は、夏富士に戻ってました。
はやく再冠雪すれば良いのですがね。

ポージィさん、こんばんは!
はい、西伊豆は9月下旬から1月上旬までがベストシーズンですよ。
だから今くらいが最高です。
海には南の海からやって来て、ここで大きくなって、水温が下がると死んでしまう死滅回遊魚が沢山居ます。
本当は我が家の水槽に避難させたいくらいなんですよ。
だから、潜るとここは石垣島の海?って、感じがします。
ちょっと、大げさですけどね。
地球温暖化は、潜るとそれとなく感じます。
もっとも、私が生きている間は、そんなに変わらないとは思いますがね。

country walkerさん、こんにちは!
海も同じですよ。
まったくシャッターを切らなかった時もありますから。
鳥で言えば、スズメやカラスを撮ってお茶を濁す事も多々あります。
今回の魚で言えば、シマウミスズメなんてカラスと同じですよ。
ただ、鳥撮りと違って、一回一回にお金が掛かるのは事実ですね。
私の場合、大瀬崎だったら、ダイビング2本と昼食代、施設使用料等で約13,000円くらいです。
石垣島だと、ダイビング3本にボート代、昼食代等で18,000円ですね。
まぁ、月一回ですから。

おはようございます 目的の魚は駄目だったようですが これだけ見れれば良いですよね で 動画にしたハタタテハゼって言うんですか?これは見入っちゃいましたよ。まるで金魚みたいですね。

ハタタテハゼ グラデーションが綺麗ですね
それに動きもかわいい
冬には☆になっちゃうなんて可哀そう
救済で誰かが自宅の水槽に・・・
なんて思っちゃいました
 ところで話は違いますがメルティーキッスのラムレーズン
今年は見かけません
新種は出てるのに
残念です。 楽しみに待ってたのに。

hiroroさん、おはようございます!
ハタタテハゼは南の魚で、通常、西伊豆で見かけることはありません。
今年はちょっと異常なようです。
寒さには弱いので、水温が20℃を切ったら徐々に弱り始めて15℃になる前に☆です。
本当に連れて帰りたいのですが、それは密漁になってしまいます。

メルティーキッスのラムレーズンは、今年は出ないようですね。
私は大好きでしたが、一般受けしなかったのかも知れませんね。
どうしてもラムレーズンチョコが食べたくなったら、羽田空港の売店までロイズを買いに行きますよ。

ハッピーのパパさん、おはようございます!
ハタタテハゼは可愛いので、以前、飼っていたこともあったのですよ。
ただ、寿命が短くて、2年くらいしか生きません。
暖かい海でもそうですから、大瀬崎だと1年以内ですね。
それでも金魚みたいで可愛いでしょう。
以前は、石垣島でも見かけたら撮ってましたが、最近はスルーです。
それでも、西伊豆で見かけるのはレアですからね。
撮ってしまいました。

FUJIKAZEさんこんにちは
始めてブログを見させていただきました
ハタタテハゼの可愛い泳ぎに見入ってしまいました
どうにか助けてあげたいのもですよね


ゆめちゃんさん、こんにちは!
西伊豆は、春先に黒潮で運ばれた南の海の魚が稚魚の状態で漂着します。
そうして秋にかけて成長し、年明け頃にそれらは皆死ぬのです。
これを死滅回遊魚って言います。
毎年、その繰り返しなんですよ。
ハタタテハゼもその一種です。
もっとも、この魚はあまり西伊豆へは流れて来ないのですが、今年は珍しいです。
助けてやりたいのはやまやまですが、これも自然の摂理ですね。

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