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2023年2月23日 (木)

素晴らしく碧かった大瀬崎(1本目)

みなさん、こんにちは!
好い天気になったり雨が降ったり・・・。
暖かくなったと思えば、一転寒くなったり・・・。
当に春先の三寒四温ですね。
春はすぐそこなのかな。

先週の金曜日、久しぶりに大瀬崎で潜ってきました。
最後に潜ったのは10月の末、海が華やかになる11月にもって思っていたら、親父が死んだりしてそれどころではなく、本当に久しぶりでしたよ。

当日は晴れてとても好い天気。
何時ものように早起きして愛車に機材を積み込み、自宅発、大瀬崎へと向かいました。
着いたのは8時半頃、馴染みのショップに入り、ガイドさんと打ち合わせです。
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何でも、最近、駿河湾に黒潮が入って来ていて、大瀬湾内は透明度が良く、外洋性のクラゲが沢山いるとのこと。
それで、先ず1本目は湾内で潜る事にしました。
機材をセットして、9時44分、ガイドさんに続いて潜行開始です。
2_20230223115301
潜ってみると・・・おぉ、素晴らしい!
視界が上下水平15mはあります。
海の中が真っ青で、当に「大瀬崎ブルー」って感じ。
水温は17℃、ドライスーツを着ているので、全く寒さは感じません。
海面近く、水深2mにさっそくクラゲを発見。
3_20230223115301
外洋性のサムクラゲですね。
直径が40cm、触手の長さは長いもので4mくらいありそうです。
よく観察すると、中に小魚が沢山隠れています。
4_20230223115301
エボダイの幼魚に・・・ハナビラウオなのかな。
クラゲに捕食された訳ではなく、クラゲの中が安全だから隠れている訳です。
この種の魚は、クラゲの毒に反応しないのでしょうね。
クラゲには全くメリットがないのだから、これを共生とは言わないのだそうです。
見とれて撮っていると、ガイドさんに促され、水深を取って行きました。
水深20mで着底。
ガイドさんが指さす先には・・・あぁ、ウミテングです。
5_20230223115301
久々に見ました。
チョコマカと動いています。
6_20230223115401
可愛いので、動画も撮影しました。

次は数メートル移動した先で、ガイドさんが指さした先には・・・えっ、黄色い点が動いている?・・・凝視しないと見逃してしまいそうなくらい小さなイロイザリウオ(イロカエルアンコウ)がいました。
7_20230223115401
体長8mmくらいかなぁ・・・。
8_20230223115501
カメラをデジタルズームにしなければ表情が判らないほど小さな個体でしたよ。
深場はこれでお終い。
また浅いポイントへ戻ります。
水深10m、魚礁まで戻ると・・・海面近くにツバメウオが泳いでいました。
9_20230223115501
海面下3mくらいなのかな。
体長40cmはありそうな個体です。
南洋性の魚ですから、水温17℃は辛いと思うのですが、近寄って行くと、まだ逃げますね。
10_20230223115601
追いかけながら数カット撮影。
ついでに、動画も撮りました。

ツバメウオを追いかけていると、ガイドさんが呼ぶので移動、少し離れた水深9m位の所にある何かの鉄枠へ。
あれ?こんなの以前は無かったぞ。
また誰か沈めやがったなって思って見ていると、鉄枠に大きなウスバハギが付いています。
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近寄っても逃げないので何故かなって思って良く観察してみると、どうやらホンソメワケベラにクリーニングを受けている様。
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ウスバハギに纏わり付いている細長い小さな魚がホンソメワケベラですよ。
ウスバハギは、気持ち良さげにしていますね。

面白いので動画も撮影しました。

終了して移動です。
水深5mまで戻って来ました。
そこでガイドさんが顔を上げ、海面近くを見ているので、私も見上げてみると・・・大きなサムクラゲの中に、これも大きめの魚が見えます。
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捕食されているのかな?
いえいえ、成魚のエボダイが1尾、入っていたのです。
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エボダイの大きさは大人の掌くらい。
よく干物屋に開きで売っているようなサイズかな。
数カット撮って、これも動画を撮ろうと思ったのですが・・・ふと海底を見ると、数人のダイバーが順番待ちをして恨めしそうに私を見上げています。
ヤレヤレ・・・諦めて移動しました。
これで、お終い。
浮上しようと水深2mの浅場まで戻ったところで、ガイドさんが海中の浮遊物を指さしました。
何?良く見てみると・・・今まで見た事は無い、イカの様な生物が海中を漂っていました。
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体長は5cmくらい、時折触手?を広げると、まるで宇宙生物の様です。
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昔、ウルトラセブンに出てきた、地球を侵略に来た宇宙人に似ているなぁ・・・。
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水深が浅すぎて身体が浮き上がりそうになるのを何とか堪えて数カット撮影し、10時36分、浮上しました。
ショップに戻ってガイドさんに聞くと、最後の生物はクラゲでバレンクラゲと言うのだそうです。
外洋性のクラゲで、黒潮が入ってくると潮に乗ってやって来るとか。
よく見かける個体はもっと小さくて、あのくらい大きな個体は珍しいのだそうです。
貴重な写真が撮れて、ラッキーな1本目でしたよ。
浮上すると、富士山が綺麗に見え始めていました。
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続きは近いうちに。
では!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは
 
ほんと、久し振りのダイビングでいらっしゃいましたね。
でも、青天にも海の透明度と美しいブルーにも恵まれ、
さらには珍しい魚たちや光景にもお会いになれて、
満足度の高いダイビングになられたようで良かったです~
 
ウミテングは魚なんですよね?? 体が硬そうに見えますが、
体をしならせて泳ぐことはできるのでしょうか??
小さな黄色のイザリウオにはよく気づかれましたね。
綺麗で可愛いです。

湾の中まで黒潮が入ってくることがあるんですね。
南洋系のクラゲ… すごく長い触手ですね。
その中に魚たちが隠れて(勝手に ´艸`)守ってもらう
ことがあるとは知りませんでした。
ラストのクラゲは初めて見るタイプです。こんなクラゲもいるとは!

楽しませていただきました♪

こんばんは。
透き通る蒼い海は気持ちが良かった事でしょう♡
動画3本拝見!ウミテング!かわいい??
クラゲの中にオサカナが入って面白いですね♡

ポージィ さん、こんばんは!
はい、最高の海でしたよ。
ウミテングは魚ですよ。
トゲウオ目ですから、タツノオトシゴの仲間です。
ちょっと似ているでしょう?
ウミテングは胸切れを使い、海底を匍って泳ぎます。
普通の魚の様に泳いでいるのは見たことがありませんね。

黒潮は良く駿河湾内に入ります。
もっとも、支流ですがね。
だから、静岡は暖かいのですよ。
静岡が暖かいのは、南アルプスが雪を遮るのと、この黒潮のおかげなんですよ。
大きなクラゲには、概ね、このような小さな魚が隠れています。
守って貰っているのですね。
クラゲは迷惑なだけだと思いますよ。
最後のクラゲは、当に宇宙人でしょう?
これが撮れただけでも、今回は収穫でした。

マコママさん、こんばんは!
ウミテングはこれまでも何回か載っけましたが、何回見ても可愛いですね。
見かける度に撮ってしまいます。
動画は、同じ様な絵ばかりが溜まりますがね。
クラゲの中に魚が入っているのは不思議でしょう?
クラゲの中にいれば、大きな魚に狙われないのです。
小魚のシェルターなんですよ。

こんばんは♪

>クラゲに捕食された訳ではなく、クラゲの中が安全だから隠れている…
>この種の魚は、クラゲの毒に反応しない…
>クラゲには全くメリットがないのだから、これを共生とは言わない…

おぉ、そうなんですね。
クラゲに全くメリットがないとは…
クラゲの威を借る魚は、でも透け透けで隠れきれてない気もします。
またも不思議な海中世界、ありがとうございます。

こんばんは~。

ホント、透明度があって綺麗な海だとダイビングも楽しいですね。
ウミテング、面白いですね~可愛い♪
クラゲに隠れるお魚たちも頭脳派ですね。
イソギンチャクに隠れるクマノミは有名になったけど、クラゲにも
隠れるとは・・・!(笑)
宇宙も神秘の世界だけど、海の中も神秘だらけですね。

billさん、こんばんは!
はい、そう言われていますよ。
例えばイソギンチャクとクマノミやダテハゼとテッポウエビは、お互いを利用し合っているので共生ですが、クラゲと小魚は単に小魚が利用しているだけなのです。
クラゲは小魚のシェルターであり、乗用車ですね。
それでも、クラゲは小魚を追い出さないので、案外気に入っているのかも知れません。

ささみさん、こんばんは!
はい、こんな西伊豆は希なんですよ。
悪い時は視界が1mを切ることもありますから。
イソギンチャクとクマノミは互いに利用し合っているので共生なのですが、クラゲと小魚は小魚がクラゲをシェルターとして利用しているだけですので、共生じゃあないのです。
不思議ですね。
海と宇宙は似ているんじゃあないかな。
何となくそう感じますよ。

海の中では春が少しずつやってきてますね
最後のクラゲおもしろいですね。
色も綺麗だし 普通のクラゲとはかなり違う
始めの方のクラゲはエノスイで見かけて
写真撮った記憶あります。
前回が10月だったなんて
月日の経つのは早いですね
久しぶりにFUJIKAZEさんも楽しい時間過ごせてよかったですね

久々のダイビングを十分に堪能されたようですね。
黒潮が入ってくえば水が透明になり様々な生物が見られるのですね。
クラゲは毒があると聞きましたが魚は平気なのですか。
水中に漂う姿は神秘的で本当に美しい。
水族館に行くといちばんシャッターを押すのがクラゲです。
ホワイトバランスを変えて・・・何枚も何枚も。
でも最近は鳥に夢中で水族館に出かけることは殆どありません。

hiroroさん、こんばんは!
そう言えば、江の島水族館にはクラゲだけを集めた広い部屋がありましたね。
あの中にサムクラゲもあったかな?
ミズクラゲとアカクラゲばかりだった様な印象がありますよ。

本当は早くリタイアして、ダイビング三昧の生活を送りたいのですが・・・。
人生、上手く行きませんね。

country walkerさん、こんばんは!
はい、黒潮の支流が駿河湾に入ると、色んな幼魚やクラゲも一緒に入って来ます。
それが西伊豆で育って、秋の西伊豆は華やかな魚で彩られるのですよ。
クラゲの毒は、種類によって違います。
例えば、カツオノエボシの様なクラゲの毒は人を殺すほど強い毒ですが、
サムクラゲはそうでもありません。
せいぜい、アカクラゲとどっこいですよ。
だから、素肌で触れるとミミズ腫れになる程度です。
魚も私が知る限り、エボダイとハナビラウオくらいですから、その2種は毒に強く、
他の種の魚は敬遠するのでしょうね。

サムクラゲは絵になります。
じっと何時までも見つめていたいくらいです。
まぁ、そうするとタンクの空気が無くなりますからやりませんけどね。

こんにちは。
珍しいお魚にクラゲ。久々のダイビングでしたか。
この時期、寒さというか、海水の冷たさはいかがですか?
最後の写真もクラゲだとは・・・。形はイカっぽいですよね。

新しいだるまさんもお迎えして・・・。良い事がありますように。

四季さん、こんにちは!
この日、水温は17℃もありました。
私だったらギリギリ5mmのウエットスーツでも大丈夫な水温です。
もっとも、ドライスーツを着ましたけれどね。
ドライスーツならば、中はTシャツと短パンでOKですよ。

最後のクラゲ、タコの様ですか?
私には、宇宙人に見えました(笑)。

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