久しぶりの大瀬崎(1本目)
みなさん、こんにちは!
女房の病気も少し落ち着いたので、一昨日、久々に大瀬崎までダイビングへ行ってきました。
最後のダイビングは2月でしたから、概ね7ヶ月ぶりになります。
朝6時、愛車に機材とカメラを積み込み自宅発、雨の中を大瀬崎へと向かいました。
ダイビングは海の中へ潜るのだから、雨は関係ありません。
風の方が問題なんですが、当日は風も殆どありませんでした。
8時前に大瀬崎着、ショップの駐車場に愛車を駐めました。
既に雨は止んでおり、空はドンヨリと曇ってますが・・・「さぁ、潜るぞ!」早々に馴染みのガイドさんと打ち合わせです。
ガイドさん情報では、今、湾内にタテジマキンチャクダイの若魚が居るとのこと。
タテジマキンチャクダイは南の魚で、幼魚のウズマキはこれまで何度か沖縄から黒潮に乗って大瀬崎までやってきたものを撮影した事があるくらい。
若魚なんて、まず大瀬崎で見ることが出来ないレアな魚なんです。
1本目のダイビングは、この魚の撮影に決定。
すぐに機材をセットし、9時14分、ガイドさんに続いて潜行を開始しました。
潜ってみると・・・わぁ、視界が悪い。
上下水平4mくらいしか見えていません。
オマケに空が曇っていて、日が差さないのでとても暗い。
う~ん、これは大変だ。
ガイドさんを見失わないように注意しながら、どんどん水深を下げて行きました。
潜水開始約7分後に目的のタテジマキンチャクダイの若魚が棲むという水深21mの魚礁に到着。
ここは魚礁と言っても、何処かのショップが勝手にガラクタを積み上げた所。
魚市場で使うような機械やタイヤが積み上げられています。
まぁ、こういうモノを海底に造れば、魚も住み着くわけですが・・・厳密に言えば違法な魚礁ですね。
見ていると、魚はチラホラ見えますが、肝心のタテジマキンチャクダイの若魚は・・・居ない?
「探そう」ガイドさんがサインを出したので動き始めると・・・突然、魚礁の中から、それっぽい魚が飛び出して来ました。
反射的にシャッターを切ったのですが・・・確認すると普通種のキンチャクダイでした。
西伊豆に沢山居る温帯の魚ですよ。
気を取り直して、魚礁の奥を探してみると・・・見つけた!
瓦礫の陰に隠れるように、可愛い魚が私を見ています。
間違いなくタテジマキンチャクダイの若魚でした。
体長は約20cm、渦巻き模様が消え、タテジマが鮮明になったばかりって感じです。
しばらく観察していると、私達に少し馴れたのか、魚礁の外に出たり入ったりを繰り返すようになりました。
それで私は魚礁に最接近して撮影。
約20分間粘って、撮りまくりましたよ。
うん、可愛いなぁ・・・。
タテジマキンチャクダイは、ヤッコと呼ばれる種類の魚です。
力は強いのですが、水質や水温の変化に敏感で、ちょっとしたことで死んでしまうのです。
今年の冬を乗り切り、完全な成魚に成長して、大瀬崎のアイドルになって欲しいものです。
夢中で撮っていると、ガイドさんから移動のサインがあり、ちょっと名残惜しかったのですが魚礁を離れて、浅場へ向け泳ぎ始めると、5mも行かずに、大きなビゼンクラゲを見つけました。
傘の直径が20cmくらいかな。
中華料理の高級食材です。
撮っていると、チョウチョウウオが3尾寄って来て、ビゼンクラゲの傘をつつき始めました。
食べているのです。
ビゼンクラゲって、魚にも美味しい餌なんですねぇ・・・。
水深11mまで戻って来ました。
するとガイドさんが、大きな岩の陰を指さしています。
見ると・・・大きなウツボが1尾、こちらを見て大きく口を開けて威嚇?しています。
しかし、よく見ると、ウツボは私達を威嚇しているのではなく、なにやら気持ちよさそうに見えます。
あぁ、これはクリーナーシュリンプに掃除をして貰っているんだ。
数匹の小さなエビが、ウツボの口の周りを忙しそうに動いていました。
これは撮らねば!カメラを構えて露出を調整していると・・・あれれっ?大きなコロダイが近づいて来ます。
そう、このコロダイもクリーナーシュリンプに掃除して貰いに来たわけです。
コロダイが岩陰に顔を寄せると、数匹のクリーナーシュリンプが飛び移りました。
クリーナーシュリンプは、目元や口内、エラ等忙しげに動き回り、掃除を始めました。
コロダイも口を開き、うっとりとしています。
よっぽど気持ちが良いのでしょうねぇ・・・。
エビが目玉の上を歩いても、払おうとはしません。
結局、コロダイの掃除風景を沢山撮ることになりました。
動画も撮ってみましたので、是非見て下さいね。
これで終了、ガイドさんから浮上の合図。
次が最後の写真、浮上寸前に撮った、古い蛸壺でくつろぐアカハタです。
何だか笑えますね。
10時08分、浮上しました。
54分間の楽しいダイビングでしたよ。
2本目は近いうちに。
では!

















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