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2023年9月24日 (日)

久しぶりの大瀬崎(1本目)

みなさん、こんにちは!
女房の病気も少し落ち着いたので、一昨日、久々に大瀬崎までダイビングへ行ってきました。
最後のダイビングは2月でしたから、概ね7ヶ月ぶりになります。
朝6時、愛車に機材とカメラを積み込み自宅発、雨の中を大瀬崎へと向かいました。
ダイビングは海の中へ潜るのだから、雨は関係ありません。
風の方が問題なんですが、当日は風も殆どありませんでした。
8時前に大瀬崎着、ショップの駐車場に愛車を駐めました。
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既に雨は止んでおり、空はドンヨリと曇ってますが・・・「さぁ、潜るぞ!」早々に馴染みのガイドさんと打ち合わせです。
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ガイドさん情報では、今、湾内にタテジマキンチャクダイの若魚が居るとのこと。
タテジマキンチャクダイは南の魚で、幼魚のウズマキはこれまで何度か沖縄から黒潮に乗って大瀬崎までやってきたものを撮影した事があるくらい。
若魚なんて、まず大瀬崎で見ることが出来ないレアな魚なんです。
1本目のダイビングは、この魚の撮影に決定。
すぐに機材をセットし、9時14分、ガイドさんに続いて潜行を開始しました。
潜ってみると・・・わぁ、視界が悪い。
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上下水平4mくらいしか見えていません。
オマケに空が曇っていて、日が差さないのでとても暗い。
う~ん、これは大変だ。
ガイドさんを見失わないように注意しながら、どんどん水深を下げて行きました。
潜水開始約7分後に目的のタテジマキンチャクダイの若魚が棲むという水深21mの魚礁に到着。
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ここは魚礁と言っても、何処かのショップが勝手にガラクタを積み上げた所。
魚市場で使うような機械やタイヤが積み上げられています。
まぁ、こういうモノを海底に造れば、魚も住み着くわけですが・・・厳密に言えば違法な魚礁ですね。
見ていると、魚はチラホラ見えますが、肝心のタテジマキンチャクダイの若魚は・・・居ない?
「探そう」ガイドさんがサインを出したので動き始めると・・・突然、魚礁の中から、それっぽい魚が飛び出して来ました。
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反射的にシャッターを切ったのですが・・・確認すると普通種のキンチャクダイでした。
西伊豆に沢山居る温帯の魚ですよ。
気を取り直して、魚礁の奥を探してみると・・・見つけた!
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瓦礫の陰に隠れるように、可愛い魚が私を見ています。
間違いなくタテジマキンチャクダイの若魚でした。
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体長は約20cm、渦巻き模様が消え、タテジマが鮮明になったばかりって感じです。
しばらく観察していると、私達に少し馴れたのか、魚礁の外に出たり入ったりを繰り返すようになりました。
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それで私は魚礁に最接近して撮影。
約20分間粘って、撮りまくりましたよ。
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うん、可愛いなぁ・・・。
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タテジマキンチャクダイは、ヤッコと呼ばれる種類の魚です。
力は強いのですが、水質や水温の変化に敏感で、ちょっとしたことで死んでしまうのです。
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今年の冬を乗り切り、完全な成魚に成長して、大瀬崎のアイドルになって欲しいものです。
夢中で撮っていると、ガイドさんから移動のサインがあり、ちょっと名残惜しかったのですが魚礁を離れて、浅場へ向け泳ぎ始めると、5mも行かずに、大きなビゼンクラゲを見つけました。
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傘の直径が20cmくらいかな。
中華料理の高級食材です。
撮っていると、チョウチョウウオが3尾寄って来て、ビゼンクラゲの傘をつつき始めました。
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食べているのです。
ビゼンクラゲって、魚にも美味しい餌なんですねぇ・・・。
水深11mまで戻って来ました。
するとガイドさんが、大きな岩の陰を指さしています。
見ると・・・大きなウツボが1尾、こちらを見て大きく口を開けて威嚇?しています。
14_20230924142901
しかし、よく見ると、ウツボは私達を威嚇しているのではなく、なにやら気持ちよさそうに見えます。
あぁ、これはクリーナーシュリンプに掃除をして貰っているんだ。
数匹の小さなエビが、ウツボの口の周りを忙しそうに動いていました。
これは撮らねば!カメラを構えて露出を調整していると・・・あれれっ?大きなコロダイが近づいて来ます。
15_20230924142901
そう、このコロダイもクリーナーシュリンプに掃除して貰いに来たわけです。
コロダイが岩陰に顔を寄せると、数匹のクリーナーシュリンプが飛び移りました。
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クリーナーシュリンプは、目元や口内、エラ等忙しげに動き回り、掃除を始めました。
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コロダイも口を開き、うっとりとしています。
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よっぽど気持ちが良いのでしょうねぇ・・・。
エビが目玉の上を歩いても、払おうとはしません。
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結局、コロダイの掃除風景を沢山撮ることになりました。
動画も撮ってみましたので、是非見て下さいね。

これで終了、ガイドさんから浮上の合図。
次が最後の写真、浮上寸前に撮った、古い蛸壺でくつろぐアカハタです。
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何だか笑えますね。
10時08分、浮上しました。
54分間の楽しいダイビングでしたよ。
2本目は近いうちに。
では!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
久しぶりにダイビングお楽しみでしたね♡
可愛いお魚にも出会えて良かったです✌️
動画も拝見!小さいエビがお掃除してくれるのですね?
気持ち良さそうでした♡
続きを楽しみにお待ちしております。

海水浴シーズンも終了で
ダイバーの自由な季節がやってきましたね。
私がウインドやってた頃も、9月になり
海が開放されるとうれしかったなー。
タテジマキンチャクダイはつぶらな瞳がかわいいですね。
久しぶりのダイビングでストレス解消できましたか?

こんばんは~。

久しぶりのダイビングはいいリフレッシュになったでしょう。
奥様も落ち着かれたようで良かったですね。

タテジマキンチャクダイ、可愛いですね。
渦巻き模様も見てみたいです。
すごいなぁ・・・泳いでるクラゲをチョウチョウウオが食べるんですね。
クラゲにとっては手も足も出せなくて、ちょっと可哀想な気がします。

動画、拝見しましたよ~。
海の生き物にも「お互い様」な生きる知恵があるんですね。(笑)

自然界って不思議ですね~。
敵ばかりではないのですね。
掃除をしてくれる種がいるなんて!!!。
海に潜れるなんてすばらしい。泳げない私は海に潜るなんて無理です。
海の中の世界をこのブログで楽しませて貰っています。

こんにちは。
奥様少し落ち着かれたようで良かったですね。
可愛い魚ですね。敏感という南の魚「タテジマキンチャクダイ」
成長できたのは海水温があがったことと関係があるのでしょうか??
透き通ったクリーナーシュリンプのお掃除の様子がとても面白かったです。

マコママさん、こんにちは!
はい、ガイドさん曰く、あの場所はクリーニングステーションなんだそうです。
魚たちはよく知っていて、身体を掃除して貰いに通うなだそうですよ。
次も見て下さいね。

hiroroさん、こんにちは!
そうですね。
ようやくダイビングの季節が到来です。
でも、あと少し、大学生達の夏休みが終わって、浜にチャラい子達が居なくなったら最高の季節です。
秋の大瀬崎は死滅回遊魚が多くて綺麗ですよ。
つかの間ですが、ストレスは解消しました。
叶うことならば、早く仕事を引退したいですよ。

ささみさん、こんにちは!
女房は何とか自宅で療養できる程度まで回復しています。
でも、何時また入院になるか分からない状態なんですよ。
我が家はつかの間の平穏です。

タテジマキンチャクダイの幼魚は本当に可愛いですよ。
身体に渦巻き模様があるので、通称ウズマキと呼ばれています。
http://fujikaze.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b277d7.html

クラゲはビセンクラゲ(備前海月)と言います。
中華の高給食材なんですよ。
美味いです。

海の中では、殺し合い(食べ合い)だけではなく、助け合い(共棲)も行われています。
次もそんな動画を貼りますので見て下さいね。

マーチャンさん、こんにちは!
はい、海の中では助け合いも多いのですよ。
今回のクリーニングは、このような小さなエビが行う他、
ホンソメワケベラと言う魚が行うことが有名です。
また見つけたら撮りますね。
次も見て下さい。

ナルコユリさん、こんにちは!
タテジマキンチャクダイの若魚、沖縄から黒潮に乗ってやってきたと思いたいところですが、写真をよく分析した結果、この個体は「インド洋型」であることが判りました。
背びれ後方の軟条部が丸いのです。
沖縄に生息する型は「太平洋型」で、背びれ後方の軟条部が長く伸びるのです。
つまり、アクアリストが飼えなくなった魚を海に捨てた可能性があるのです。
まぁ、いずれにしても越冬して成魚まで成長できたら、大瀬崎のアイドルですがね。

次も共棲の動画を貼りますので、見て下さいね。

こんばんは♪

漁礁は残念な感じですが、タテジマキンチャクダイは可愛いですね。
ビゼンクラゲは反撃できずに食されてしまうのでしょうか?
クリーナーシュリンプに掃除されている魚たちも不思議です。
あっという間に食べられてしまいそうですが、そこは持ちつ持たれつなんですね。

久しぶりでダイビング。
存分に楽しまれた様子が分かります。
それに珍しい魚も見ることが出来、さぞかし満足できたのでは。。。
レアな魚との出会いは殊の外嬉しく感激するものです。
自分も先日、レアな鳥に出合え本当にうれしかったものです。
対象物は異なっても見て、撮った後の満足感は同じでしょう。。。


billさん、こんばんは!
はい、大瀬崎も違法な魚礁が幾つかあります。
もう、大昔、私が通い出した30年前にはありましたから、設置した犯人も分かりません。
ステンレスやゴムですから、なかなか朽ちることはなく、海藻やホヤ類が付いて
魚が住み着き、本当の魚礁の様にはなっています。

ビゼンクラゲは、何も反撃はしません。
あちらこちらで小魚に食べられていますよ。
聞くところによればこのクラゲは、瀬戸内には沢山居るそうです。
中華料理の高級食材ですよ。

魚の世界は弱肉強食のイメージが強いですが、共棲もけっこうあるようです。
次回も貼りますから、見て下さいね。

country walkerさん、こんばんは!
野鳥撮影と魚撮影は本当によく似ていますよ。
レアなモノが撮れた時は本当に嬉しいです。
ストレスが一気に解消しますね。
もっとも、仕事1~2日で元に戻りますがね。
また来月も行きたいものです。

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