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2024年4月28日 (日)

初めての姫路旅行(初日)

みなさん、こんにちは!
私、ゴールデンウィーク中は、6日だけ仕事が組まれていますが、ほぼカレンダーどおりのお休みです。
おかげで家の片付けが捗りますが、私的には飛行機で仕事をしていた方が気が紛れるんですがねぇ・・・。

さて、私が精神科医のカウンセリングを受けていることは以前にお話しましたが、2月に受けた時、先生から、「旅行が趣味だったのならば、行くことも薬になりますよ」と言われました。
それならば行ってみようと、2月下旬に有休を取り、初めて出かけてみたのが姫路です。
計画を立てて、新幹線やホテル、レンタカーを予約して・・・なるほど。
確かに計画の段階からウキウキしてきました。
地獄までお金は持って行けないのだから、これから旅行三昧も良いかもなって気持ちにもなりました。

26日、早朝の新幹線に乗って静岡発、姫路へと向かいました。

10時前に到着し、レンタカーを受け取り、先ずは行きたかった姫路城へ。
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この日、姫路市内はあいにくの曇り空。
小雨が降ったり止んだりで、雨かと思えば時折青空が広がる複雑な空模様でした。
姫路城前の広い駐車場に車を入れ、姫路城へ向かいます。
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日本史好きとしては、一度で良いので訪れてみたかったお城です。
新幹線の窓越しにしか見たことがなかったものね。
かつては豊臣秀吉が中国侵攻の足がかりにした城です。
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もっとも、その頃の痕跡はほぼ残っておらず、現在の姫路城は関ヶ原の後、池田輝政が築いたものです。
その後の城主は、本多、松平、榊原、酒井と徳川家の譜代大名ですから、その辺は私的にはイマイチなんですが、それでも、日本一のお城ですからね。
見ておかないと。
入場料1,050円(「西御屋敷跡庭園」の入場料込み)を支払い、「菱の門」から城内へ。
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真っ先に天守へ行きたい・・・逸る心を抑えて、先ずは「西の丸」へ行きました。
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ここは城の女達が生活していた所で「百間廊下」という長い廊下で各部屋が繋がれています。
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かつては、豊臣秀頼の室であった千姫も大坂夏の陣の後、本多忠刻に嫁ぎ、ここで生活していたとか。
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千姫の部屋も再現されていました。
「西の丸」の見学を終え、いよいよ天守へ向かいます。
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途中、「はの門」を潜り、鉄砲狭間のある石段です。
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これは姫路城を紹介するTV等で、良く見る石段ですね。
「にの門」を潜ると、いよいよ天守が間近に迫ってきます。
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しかし、天守に至るまで、何度も道は折れ曲がって複雑な構造をしています。
さすが城造りの名人と言われた池田輝政です。
あぁ、私は嫌いですがね。
天守(大天守)は五層六階であって、これは松本城と同じ。
しかし、中に入ると明らかに松本城よりも広く感じます。
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勿論最上階まで登りましたよ。
ただ、平日だというのに観光客の多いこと。
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半分は中国人だと思います。
大声で飛び交う中国語に気分は台無しですが、それでも最上階まで。
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最上階には「長壁神社」が祭られていました。
なんでも、姫路城の守り神なんだとか。
最上階からの景色は、絶景を期待してましたがこんな感じ。
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まぁ、これがリアルですね。
昔のままですから。
混んできたので天守を下りて小天守へ。
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姫路城は連立式天守で大天守に回廊で「東小天守」「乾小天守」「西小天守」が繋がっています。
この日はちょうど特別公開期間に当たっていました。
どうりで観光客が多いわけだ。
観覧料300円を払って入場。
「東小天守」「乾小天守」は2階部分を通過するだけでしたが、「西小天守」は最上階まで登ることが出来ました。
入って驚いたのは、床板が凸凹なこと。
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おぉ、素晴らしい!
これは建造当時のままの床板なのだそうです。
凸凹しているのは「鉋」が掛けられていないから。
建造当時、大工道具の「鉋」はまだ発明されていなかったのです。
これが一番感動したかな。
きっと戦国時代の侍達が歩いたであろう床板を私も踏むことが出来ました。
「西小天守」は三重構造です。
本来、籠城時に大天守を守るのが役割の櫓なんです。
これが、最上階からの景色。
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最初に行った「西の丸」の「百間廊下」が良く分かります。
これで終了、天守から出ました。
そのままぐるりと城郭を一回りして「備前丸」の下へ。
ここには「お菊井戸」(下の写真の真ん中)があります。
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そう、有名な怪談「播州皿屋敷」で、お菊が家宝の皿を割った罪で投げ込まれた井戸ですよ。
耳を澄ましましたが、残念ながら一枚・・・二枚・・・の声は聞こえませんでした。
この後、「ぬの門」を潜って「二の丸」へ入り、「いの門」を潜って「三国堀」へ。
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ここで天守を撮影です。
この「三国堀」越しに撮る天守が一番綺麗かな。
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中国人観光客達がひっきりなしに来て記念写真を撮る合間を縫ってようやく撮ることが出来ました。
少し名残惜しかったのですが、姫路城を出て、次は「西御屋敷跡庭園」へ。
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この庭園は「好古園」と言って、姫路市制百周年を記念して建造された約1万坪の日本庭園なのだとか。
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平成4年4月の開園と言いますから、そんなに古いものではありません。
ということで、私はあまり期待していませんでしたが・・・何とも見事な庭園でした。
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元々は、武家屋敷等が並んでいた場所なのだそうです。
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九つの大小の庭園があって、それが全て見て回ることが出来ます。
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「好古園」の名の由来は、元々この辺りにあった藩校の名前なのだとか。
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元々、草花や庭園に興味の無い私ですが、けっこう楽しめましたよ。
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これで姫路城の入場料と併せて1,050円はお得だと思いました。
この庭園九つ全ての観覧を終えたら、ちょうどホテルのチェックイン時刻になったので、車を出してホテルへ。
部屋へ入り、さて、夕食は何処で何を食べようか・・・と考えた時、暗い気持ちになり落ち込みました。
これまで旅行はいつも女房と一緒、2人で行った先の名物料理を調べてお店を選んでいたのですが、今後はそれもなし。
どうでもいいや・・・と、ホテル近くにあった牛丼屋チェーンで済ませました。
翌日は、どちらかというとこっちがこの旅の本命の「紫電改」へ。
更新は近いうちに。
では!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは

やはり日本史の勉強になる記事ずら、、、
おら 懐かしく姫路城観ていたけれど 確か時間がねぐ
「西の丸」の見学はパスしただ
ここで読めて 見られて良かっただ
眼が外に向けば心も外に向かうだ
時間薬はゆーーーーくりっと効いていくだよ
ゆーーーくりだ、、、ゆーーーっくり、、、

こんにちは 姫路城ですか 行けて良かったですね 中国からの観光客はともかくとして 写真が凄いですよ 時代劇そのままって感じですからね 私は松本城は行ったことが有りますが姫路城は見たこともないですから 一度はと思ってはいたんですが。 そうそう 在職中 彦根城と小田原城は行ってますよ 会社の旅行でしたが。 

こんにちは。
思い切っておでかけになられて良かったです♡
TVでしか観ておりませんが、お写真が凄い!
詳しく載せて頂き有り難うございます♡

お食事時ですね?私は毎食、隣に夫がいないので泣きながら食べてました💦そのうち、時が癒やしてくれましたよ!
だってもう、4年半過ぎましたからね!
FUJIKAZEさま、きっといつも奥様が側で見守っていますよ♡
私もそう思いつつ過ごしております。
又、ご旅行お愉しみ下さいませ♡

☆こんばんは~!!

いつの間にかアップドンドン進んでましたねぇ~
姫路城・・行きたいなって思ってます。
でも、中々行けずです。
とっても詳しく、しかも素敵な画像で案内してもらいました。
TVで見るより解りやすくて素敵でした。
歴史にも弱いけど・・なるほどなって納得しながら見せて頂きましたよ~(*^▽^*)
ありがとうございましたm(__)m

お城は行けば何かを語ってくれるように感じます。
とは言え、高知城位のものですが・・高知城は大好きなもんで( ´艸`)
今、中々出かける事も難しい家庭事情ですが、思い立ったら、行ける時に行くのって
いいなって思います。画像撮ってる間は色々忘れ夢中になれますよね。
まだまだ、心の大きな隙間は埋められないでしょうけど。
一番FUJIKAZEさんのお身体を大事に元気であって欲しなといつも思っています。

姫路城に行ってこられたのですね。
14年間の関西地区勤務の内、兵庫県勤務が4年あったので
お城好きな自分でもあり、姫路城は桜の時季に一度、それ以外に2度程訪れました。
現存する城郭としては規模、その美しさとやはり日本一だと思いました。
和風庭園も好きな自分なので「好古園」も勿論訪れましたよ。
様々な形の異なる燈篭が多く設置されていたことが印象深く記憶に残っています。

あさひさん、おはようございます!
眼が外に向けば心も外に向かう・・・ですか。
ありがとうございます。
そうである事を信じて、心を外に向けるように心がけますよ。

ハッピーのパパさん、おはようございます!
あのまんじゅうは姫路城下の売店で買いました。
私も食べましたが、まぁまぁでしたね。
彦根城と小田原城は未だ行ったことがありません。
彦根はともかく、小田原城は後北条氏好きな私としては、いずれは訪れる予定です。
後北条氏の支城を先に見てしまう予定なので、一番最後かも知れません。

マコママさん、おはようございます!
食事の時が、一番寂しく感じますね。
さすがに泣きながら食べてはいませんが、心の中はそんな気分です。
あぁ、これからどうなるんだろう・・・。

こころぐ郁美さん、おはようございます!
高知城、私も是非訪れてみたいお城です。
高知城の天守は、関ヶ原の功績で高知を襲封した山内一豊が、以前に掛川城主であった時に築城した掛川城の天守を模して造ったと伝わります。
それで、平成6年に掛川城の天守を再建する時、高知城の天守を模したのだそうです。
そういう訳で、そのうち訪れますよ。

country walkerさん、おはようございます!
桜の季節の姫路城は、更に美しいのでしょうね。
私も当初は3月下旬を考えていたのですが、春休みはきっと混むだろうと思い、
最も空いていると思った2月下旬に訪れた次第です。
「好古園」は本当に素敵な庭園ですね。
実は「好古園」の写真も沢山撮ったのですが、姫路城だけで枚数が嵩んだので「好古園」は絞った次第です。

あぁ、殆どの写真はR7で撮りました。
R7にRF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMを付けてね。
なかなか良いでしょう?
R7は小さくて軽いので、このレンズを付ければ散策時の携帯カメラにピッタリですよ。

こんにちは
姫路城は大好きで訪れたことがあります
でもFUJIKAZEさんの写真と説明を見ながらとても勉強になりました
お写真もですが中々博学で興味をそそられました
ご旅行好きという事なのでこれからも沢山楽しめたら良いですね
中々心の隙間はうずまらないと思いますがいつまでもお元気で
頑張っていただきたいと思います
次も楽しみにしています

ゆめちゃんさん、こんばんは!
私は日本史が好きで、特に戦国時代は大好きなんです。
子供の頃からその関係の本ばかり読んでいるんですよ。

旅行くらいでは心の隙間は埋まりませんが、まぁ、何とか前を向いて歩いて行きますよ。

お早うございます。

先日TVでお城の番組をしていました。
ゲストはお城好きな面々4名。
お城を攻められないような工夫とか色々教えてもらいました。
私が行ったお城・・・高知城、松本城など紹介していました。
意外と旅に行くとお城見物しています。
姫路城は四国に旅した時、帰りのルートで外からだけ見ています。
中が良いですね。
行って見たくなりました。
誰しもいずれ1人になります。私も1人になった時・・・旅に行けるかな~?、
1人旅をしている友人や従妹が居ます。
ドライブで日本をかなり回っていますが、見たい所がまだまだあります。
FUJIKAZEさんも沢山旅に行けると良いですね。

こんばんは♪

15年以上前になりますが、ボクも訪ねた場所なので
感慨深く拝見させていただきました。
所用のある家族を神戸市内に残してのプチ独り旅でした。
姫路城のスケール感に感動した記憶みたがよみがえります。
(姫路市内を闊歩するヤンキー風の若者が目立つ点は」気になりましたが)

建造時のものが残っている場所には、やはり惹かれますよね。
歴史探訪の魅力の真骨頂とも言えるものですし。
梅花展の盆栽も見応えがありますし、いい時季に訪ねられたと思います。

マーチャンさん、こんばんは!
そうですね。
誰しも必ず一人になるんですよね。
でも、出来れば女房よりも先に逝きたかったものです。
一人残るのは嫌だなぁ・・・。
残ってしまった以上、仕方ないので、心臓が止まるまで楽しもうと思っています。
そうして、向こうへ行ったら、女房に自慢して話して聴かせますよ。

billさん、こんばんは!
ヤンキーは居ませんでした。
代わりに中国人がいっぱいです。
ヤンキーの方が良かったかも知れませんよ。

姫路城は憧れでした。
新幹線の車窓でしか見たことがなかったので感動しましたよ。
しかし、昔の日本人は凄いですねぇ。
こんなお城を建てる技術があったんですからね。
地中深くまで杭を打っている訳ではないのに、阪神・淡路大震災でもビクともしなかったそうです。
今の日本人は・・・どうなんでしょうねぇ・・・。

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