初めての姫路旅行(2日目)
みなさん、こんにちは!
ゴールデンウィーク後半が始まりましたね。
私、昨日は車で出勤して仕事を終え、そのまま清水へと帰りましたが、青葉インターから東名に乗ろうとしたところ、既に東名の下り車線は大渋滞でした。
清水の自宅まで、何と3時間40分も掛かってしまいましたよ。
6日は仕事なので5日の夕方には横浜に戻る予定ですが、TVワイドショーの高速道路渋滞予測では、5日が一番酷いのだそうです。
う~ん・・・。
では、前回の続きです。
翌日は早起きして急ぎ朝食を済ませ、7時半にはホテルを出発しました。
目指すは加西市鶉野町にある「soraかさい」というミュージアムです。
そのミュージアムにはね、日本海軍の局地戦闘機「紫電改」の実物大レプリカがあるのです。
レンタカーのカーナビに目的地をセットし、あとはカーナビ任せで走りました。
当日は雲はあるものの好い天気。
運転していて心もウキウキします。
田舎道をひたすら1時間くらい走ると、前方にへぽんと旭日旗が飜った建物が見えてきました。
やれやれ、ようやく到着です。
開館は9時からで、まだ30分以上も時間がありました。
来客者用の駐車場には私の車が1台だけ。
私の計画としては、一番乗りで入館して他に観客が居ないうちに、つまり写真に他人が写り込まないうちに、さっさと飛行機の撮影を済ませてしまおうというものです。
だから、誰も来ませんように・・・と、ドキドキしながら開館を待ちましたよ。
9時になり開館と同時に、それっ!と入館です。
当時、入館料は無料でした。(4月1日から大人200円なのだそうです。)
計画どおり一番乗りに成功!ヨシ!「ワレ奇襲ニ成功セリ」!!!
運の良いことに、私以外の観客は来ませんでした。
さあ!憧れの「紫電改(紫電二一型)」とご対面です。
う~ん、素晴らしい!!!
これまでに何度も見た零式艦戦とは明らかに異なり、こちらは大きくて重厚感があります。
これはレプリカとは言え実物大、細部まで精巧に再現して完成した模型なんです。
私としては大感激ですよ。
子供の頃、ちばてつや氏の「紫電改のタカ」の単行本を買って夢中で読みました。
自分が滝城太郎になった気分でね。
最後の出撃シーンは涙が止まらなかったなぁ・・・。
その憧れた「紫電改」が、今、目の前にあるのですから、興奮は止まりませんよ。
尾翼の機体番号は、有名な「紫電改」部隊であった三四三空の笠井智一氏の乗機であることを表しています。
他の客が来る前に・・・と、「紫電改」の周りをグルグルと回りながら、夢中で激写しまくる私をミュージアムのおねーさん達はきっと冷めた目で見ていた・・・と思いますよ。
あぁ、いい歳をした変なマニアが来たってね。
はい、私は60歳を超えた変な飛行機マニアです。
こんな機会に人の目なんて気にしませんよ。
この時、私の目に映るのは「紫電改」だけでした。
とりあえず、「紫電改」を後悔しないだけ撮ってコックピットの模型に。
「紫電改」の実物大コックピット模型です。
これも、計器類は精巧に再現されているそうです。
ただ、座席にクッションが置かれていたのには、興ざめでしたがね。
何でも、子供はこのコクピット模型に搭乗体験が出来るのだそうな。
それで、剥き出しの座席だとお尻が痛いって子がいたのだろうね。
これで「紫電改」は終了して、次は「九七式艦上攻撃機」の実物大模型へ。
そうそう、なぜこの加西市に「紫電改」や「九七式艦上攻撃機」のミュージアムがあるのか。
「紫電改」については、戦時中、この場所の近くに「川西航空機姫路製作所鶉野工場」があり、紫電改の組み立てが行われていたのです。
「九七式艦上攻撃機」については、やはり戦時中、ここに「姫路海軍航空隊」があって、「九七式艦上攻撃機」を使用した操縦士と特攻隊員の養成が行われていたのです。
この土地には、そんな縁があるのですよ。
だからこの「九七式艦上攻撃機(一一型)」の模型も800kg爆弾を抱いています。
私的には、魚雷を抱いていて欲しいところですが、この基地の「九七式艦上攻撃機」は特攻機という設定ですからね。
これも満足がゆくまで撮ったところで、観光客数名が入館して来るのが見えました。
それで機体の撮影は終了。
他の展示物を見て回り、記念品を買ってミュージアムを出ました。
短いようですが、それでも1時間くらいは滞在しましたよ。
この後は、近くに「姫路海軍航空隊」の正門が復元されているというのでそれを見て、
また、航空隊の対空陣地が再現されているというのでそれも見ました。
機銃の模型を見てビックリ。
何とこの機銃は映画「男たちの大和」で使用されたセットを東映から譲り受けたものだそうです。
と、言うことは、以前、私が呉で見た撮影セットの一部なんだなぁ・・・。
久しぶりの再会?に、ちょっと感慨深いものがありました。
これで加西市を後にして姫路市内へと戻りました。
レンタカーを返し、帰りの新幹線を待つ間、お腹も空いたし何か食べようと駅の食堂街へ。
どれもイマイチ気が進まなかったのですが、フードコートに「姫路玉子焼き」なるものが???えっ?明石焼きじゃあないの???
名物?を食べてみることにしました。
作りたてに出汁を絡ませて口に含むと、中からトロトロの液体が・・・熱っ~い!!!若干ですが口内を火傷してしまいました。
美味い?う~ん、私的には、普通にたこ焼きの方が好みかな。
ミュージアムで買った記念品ですが、「紫電改」クリアファイルを2枚、
と、「紫電改」Tシャツです。
どちらもカッコウ良いでしょう?
Tシャツはダイビングで着ようかな。
これで終わりです。
調べてみると、戦後米国がぶんどって本国へ運んだ「紫電改」の実機が、完全な形でスミソニアン博物館に展示してあるのだそうな。
仕事をリタイアしたら絶対に見に行くぞ。
では!
【追記】
今年も我が家の庭の梅は満開でした。
もう、愛でる女房はいませんがね。
毎年恒例のだるま市にも行きましたよ。
今年から購入するだるまさんは、1体だけになってしまいました。
さびしいなぁ・・・。
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スミソニアン博物館・・・行って見学していますが、ゼロ戦飛行機の思い出がありません。
リタイアして行けると良いですね。
旅はいいですね。色々行って情報を書いてください。
投稿: マーチャン | 2024年5月 3日 (金) 16時12分
マーチャンさん、こんにちは!
スミソニアン博物館に行かれたことがあるのですか。
羨ましいなぁ・・・。
何でもスミソニアン博物館は幾つかに分かれていて、紫電改があるのはスミソニアン航空宇宙博物館という建物なのだそうです。
そのうち、絶対に行くつもりですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月 3日 (金) 16時57分
こんにちは。
連休後半でどこも大渋滞!お疲れさまでした♡
待望の紫電改に会えて良かったですね♡
私もスミソニアン博物館に入り写真撮りましたが?
紫電改か?どうか?不明です!
退職されたらごゆっくりと行ってらっしゃいませ。
姪の娘Kちゃんが成人式を迎え妹とお祝いに広島へ2泊3日の旅行で呉の大和ミュージアムへ行ったそうです!
お土産は牡蠣のオイル漬けと海軍カレー🍛でした♡
5日もお気をつけて下さいませ。
お庭の梅も綺麗に咲きましたね♡
奥様きっと愛でてますよ♡
投稿: マコママ | 2024年5月 3日 (金) 17時15分
こんばんは~。
見たかった紫電改を独り占めできて良かったですね。
ぜひスミソニアン博物館の開館を朝イチで狙って下さい。(笑)
私も呉の大和ミュージアムには行きましたが、あまりに不勉強で
詳しいコトは覚えていません。
せっかく行くのだったら、もう少し事前に知識を入れておくべきだったなぁと
今になって思います。
梅の花が見事ですね。
奥様はきっと今年もちゃんと愛でていらっしゃると思います。(^-^)
投稿: ささみ | 2024年5月 3日 (金) 21時00分
おはようございます 紫電改 例え模型でも他のお客さんが来ないうちに見られて良かったですね 写真のものが模型だなんてびっくりですよ 紫電改って私が知ってるのは名称だけ もちろんゼロ戦もね 本物が米軍に没収されたのも知ってますよ ただ戦後生まれの私にとっては戦闘機ってのは如何もねー・・・・・すみませんが。それよりお宅の枝垂れ梅 綺麗に咲いてくれましたね 奥さんもきっと喜んでいたと思いますよ。
投稿: ハッピーのパパ | 2024年5月 4日 (土) 08時00分
お早うございます
紫電改を独り占めして沢山のお写真が撮れ大満足ですね
リタイアしてからスミソニアン博物館へというのも一つの楽しみですね
「男たちの大和」DVD買って何度も見ました
今の若者は昔の人たちのようには戦えないような気がしますが・・・
でも戦争は起きてほしくはないですね
お庭の梅とても奇麗に咲いていますね
奥様もお空からきっと愛でていらっしゃると思います
投稿: ゆめちゃん | 2024年5月 4日 (土) 08時08分
河西市には「soraかさい」というミュージアムがあるのですね。
自分が兵庫県勤務の時には存在していたのか不明です。
尤も自分が滞在していたのは40年前の随分昔の話ですから。。。
ブログを拝見し、憧れの紫電改に対面し、夢中でカメラに収める 「FUJIKAZE」さんを想像してしまいました。
次はアメリカのスミソニアン博物館ですね。
投稿: c.walker | 2024年5月 4日 (土) 08時18分
マコママさん、こんにちは!
マコママさんもスミソニアン博物館に行ったことがあるのですか。
羨ましいなぁ。
私は行くと宣言しましたが、どう安く見積もっても旅費は50万円くらいかかりそうです。
ちょっと微妙になってきました。
円が1ドル100円くらいにならないと厳しそうですよ。
呉の大和ミュージアムはもうすぐ改装に入るようです。
改装前に行けて良かったですね。
お土産の海軍カレー、横須賀産って書いてなかったですか?
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月 4日 (土) 13時54分
ささみさん、こんにちは!
大和ミュージアムに行かれたのですね。
そうですね。
死んだ女房もミリタリーには全く興味の無い人でしたが、こういった所でも気持ちよく付き合ってくれました。
私とは回らずに、館内の休憩所で私を待ってましたよ。
だから私が気を遣って、大急ぎで見て回るパターンでした。
スミソニアン博物館は、もう、開館から閉館まで在館することが出来そうです。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月 4日 (土) 14時00分
ハッピーのパパさん、こんにちは!
そうでしたか。
ミリタリー系はアレルギーでしたか。
以前、陸自の総合火力演習にお誘いした時はそんな風には見えなかったので、
どちらかというとお好きな方かと思ってました。
昨日、枝垂れ梅の剪定をしました。
バッサリと切りましたから、来年の開花はあやしいかも知れません。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月 4日 (土) 14時04分
ゆめちゃんさん、こんにちは!
「男たちの大和」のDVDを買われましたか。
私も持ってますよ。
面白い映画でしたね。
私はちょうど、あの映画の撮影中に呉の女房の実家に帰省しており、
かつての海軍工廠前を通りかかった時、帝国海軍の制服を着た大勢の人が歩いていて、ビックリした想い出があります。
後で映画を撮っていると聞き、二度ビックリでした。
それが、「男たちの大和」でしたよ。
公開されてすぐに見に行き感動しました。
DVD(私はBlu-rayですが)も発売されてすぐに買いましたよ。
今の若者?
そうですねぇ・・・。
偏った学校教育を受けた若者が多いですからね。
いつだったか、TV番組で「(中国が攻めてきて)自分が戦争に行くくらいなら、中国の奴隷になる」って言ってた若者がいたときには衝撃を受けました。
こういう若者ばかりではないことを祈るだけです。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月 4日 (土) 14時15分
country walkerさん、こんにちは!
「soraかさい」が開館したのは2年前ですよ。
だからcountry walkerさんが住んでいた頃はありませんでした。
住んでおられたからご存知と思いますが、加西市って田んぼと畑ばかりの田舎です。
それで最近、工場を誘致したりして街興しをしているそうですが、「soraかさい」もその一環なのだそうです。
たまたま、昔、あの場所に海軍の飛行隊があり、紫電改メーカーである川西の紫電改組み立て工場があった・・・これを街興しに利用しない手はない。
って、ところでしょうね。
行けて良かったですよ。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月 4日 (土) 14時25分
こんばんは♪
おぉ、これは200円払っても見てみたくなりますね。
こういった施設は、本物をとことん忠実に再現して欲しいので、
クッションとかは要らないとボクも思います。
それにしても、こういったアナログな戦闘機を操っていた
先人たちの気迫と腕前には感服です。
歴史にタラレバはNGとはいえ、様々な想いに駆られますね。
投稿: bill | 2024年5月 5日 (日) 21時35分
billさん、こんばんは!
はい、クッション以外は最高でしたよ。
素晴らしい模型でした。
可能であれば、エンジン音も再現して欲しいところです。
写真を撮りながらつくづく、
願わくば、実機に乗って大空を駆け巡ってみたいって思いましたよ。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月 7日 (火) 22時46分
✈こんばんは~!!
遅くなっちゃいましたぁ~・・
美しい画像と詳しいお話しで感動なり!
行った事がなくても、そこに立ってる感じがしました。
なによりも、FUJIKAZEさんの興奮が伝わって来ましたよ。
撮りまくってる様子を想像して笑えました。クスックス・・てね(*^▽^*)
皆さん、きっとそうなっちゃうと思ったりしました。
お次の楽しみも出来ましたね。是非是非実現なさって下さいね。
梅のお花🌸素敵に咲きましたね。
奥様、側で一緒に眺めておいでだったでしょうね。
*気候がどんどん変わります。お風邪召しませんように(´▽`*)
投稿: こころぐ郁美 | 2024年5月 8日 (水) 01時17分
こころぐ郁美さん、こんばんは!
私は生まれながらにして飛行機ファンなんです。
航空自衛隊のパイロットを夢見ていましたが、試験に落ちて挫折。
今の会社に入った訳ですが、諦めきれず、ようやく7年前に会社の航空畑へ異動させてもらい、念願の飛行機乗りになることが出来ました。
もっとも、操縦している訳ではありませんが、それなりに楽しく仕事をしていますよ。
まぁ、「三つ子の魂百まで」とは良く言ったもので、未だに戦闘機を見ると興奮してしまいます。
いい歳して恥ずかしいかぎりです。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月 8日 (水) 22時31分
FUJIKAZEさん、お久しぶりです。
鶉野飛行場跡には、JR加古川線と北条鉄道を乗り継いで一昨年行きました。
紫電改のレプリカは良く出来ていましたね。
付設のレストランで海老カレーをいただいた後、防空壕を改装したシアターで、ミニドラマを鑑賞しました。思わずグスンとなってしまいました。地元の北条高校生が案内してくれるのも、何か、涙を誘う感じがしました。
北条達道には、青森から来たキハ40が走っているのも、人気になっているようです。
投稿: 南太郎 | 2024年5月12日 (日) 20時35分
南太郎さん、こんばんは!
お久しぶりです。
実は、昨年秋に女房が死んでしまい、しばらくブログは休んでいました。
最近再開したところです。
会社が委託した精神科医のカウンセリングを受けていて、その医師の勧めで旅行先として選んだのが姫路だったのです。
紫電改のレプリカがあることは、ネットニュースで知っていましたから、姫路城と併せて見てみることにしたのです。
とにかく、素敵でした。
子供の頃に憧れた飛行機でしたからね。
私もレストランで何か食べようかとも思ったのですが、スタッフさんに撮影している姿をずっと見られていたので、恥ずかしくなって土産品だけ買って出てしまいました。
ヘルメットを被って入る防空壕のシアターも興味があったのですが、紫電改だけで満足して入らずじまいでしたよ。
紫電改を青空の下に出す時に、また見に行きたいなぁって、思っています。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月17日 (金) 21時44分
そうでしたか、奥様を亡くされたんですか。想像するだけで、辛くなります。
ココログの交流ページの終了前後で、PCを更新しち時のミスもあって、しばらく皆さんと “音信不通”状態になってしまっていました。只今も、少しずつ、復活させているところです。また、よろしくお願い申し上げます。
投稿: 南太郎 | 2024年5月24日 (金) 08時22分
南太郎さん、こんにちは!
私も5ヶ月ちょっと休んでいました。
ボチボチ再開したところです。
またよろしくお願いいたします。
投稿: FUJIKAZE | 2024年5月25日 (土) 14時07分