戦いすんで日が暮れて・・・6
みなさん、こんばんは!
何故だか一気に寒くなりましたね。
今日の清水は、日中でも19℃でした。
一体、日本の気象はどうなってしまったのでしょうね。
来週、ようやく大瀬崎ダイビングの予約が取れました。
次回はダイビングネタで更新できると思いますが、今回はまた飛行機ネタで更新です。
【沿岸を征く】
先日は、沿岸を飛ぶ事になった。
私の専門的な仕事は無しで、私は単なるクルーとして搭乗。
面白くはないが、帰ってから報告書を書かなくてよいので気は楽だ。
当日は朝まで雨が降っていたが、離陸時の羽田は晴れ。
南風が強くて、管制官から指示された滑走路は04だ。
9時に離陸、空港や駐機中の旅客機が後ろへと流れて行く。
ギアアップ、愛機はどんどん高度を上げる。
眼下に見えるゲートブリッジは、まるでジオラマの様だ。
東京湾の真ん中辺りまで来て、右へ回頭し、南へ機首を向けた。
陽光を受けたアクアラインが金色に光って美しい。
東京湾口で針路を伊豆半島の先端付近へ向けた。
右の眼下には、江ノ島が小さく浮かんでいる。
伊豆半島の先端付近を航過、雲間に見える港は下田港だ。
この辺りから、高度1,000フィートまで降下。
眼下の海面は、手を伸ばせば届きそうだ。
私は見張りを行いつつ、時折眼下に次々と現れる船にカメラを向けた。
先ず現れたのは、井本商運のコンテナ船「ふたば」だ。
総トン数:749t、全長:93.9m、船橋が前にある珍しい形の内航コンテナ船だ。
次は、JFE物流の鋼材運搬船「海翔丸」。
総トン数:499t、全長:75m、こんなに大きくても乗組員は5人なんだよ。
次は、イイノガストランスポートのLPGタンカー「俊邦丸」。
総トン数:998t、全長:69.90m、LPGってプロパンガスのことですよ。
ちなみに都市ガスはLNGって言います。
あぁ、御前崎が見えてきた。
以前、私が3年間住んだ団地も健在だな。
懐かしいなぁ。
まもなく伊豆七島、見えてきたのは、パナマ船籍のばら積み船「PRT DREAM」だ。
総トン数:31,756t、全長:189.99m、何かの鉱石を運んでいるのかなぁ。
愛機は、伊豆大島と利島の間の水道に入った。
右に利島や新島が霞んでいる。
伊豆諸島上空の雲は、未だ取れていないようだ。
左には伊豆大島が見える。
三原山の全体に雲が掛かっていて、火口は見えない。
水道は時化て白波が立っている。
まるで白ウサギの群れが飛び跳ねているようだ。
他の海域は凪いでいるのに不思議だなぁ。
水道を抜けて見えてきたのは、フィリピン船籍のばら積み船「BONITA OLA」だ。
総トン数:9,943t、全長:120m、鹿島港へ向かっているようだ。
あぁ、銚子の犬吠埼が見えてきた。
愛機は沿岸に沿って北へ機首を向ける。
次に見えてきたのは、太平洋沿海汽船のセメント運搬船「陸龍丸」だ。
総トン数:6,544t、全長:132.6m、小名浜から東京湾へ向かっているのかな。
次は、パナマ船籍の自動車運搬船「GRAND DUKE」だ。
総トン数:59,217t、全長:199m、完全に流して(停留して)いる。
ここは日立港の沖か・・・。
きっと岸壁が空くのを持っているんだな。
あぁ、福島第二原発が見えてきた。
ここは廃炉が進行中だったな。
無事だったのだけど・・・仕方ないな。
眼下には、南下してゆくカーフェリーが見える。
あれは、苫小牧から大洗へ向かう「さんふらわぁ ふらの」だ。
総トン数:13,816t、全長:199.7m、リタイアしたら、あの船に乗って愛車で北海道一周でもやろうかな。
次はパナマ船籍のばら積み船「SUMAQ QUEEN」だ。
総トン数:30,598t、全長:182.98m、ゆっくり走っているな。
鹿島港向けで、入港時間調整だな。
ようやく、福島第一原発が見えてきた。
未だ処理水のタンクが沢山並んでいるなぁ・・・。
福島第一原発を過ぎてしばらくすると、愛機は大きく右へ旋回して、機首を南へ向けた。
これで仕事はお終いだ。
さぁ、羽田へ帰ろう。
滑走路は、離陸した滑走路と同じ。
ただ、向きは反対側の22だ。
ギアダウン、着陸。
そのまま誘導路を駐機場へと向かう。
駐機場着、この日の飛行時間は、約5時間30分だった。
ただ、外を見ていただけのフライトなので楽勝だったが、直射日光と海面の反射で目がショボショボになり、しばらく痛かった。
こういうフライトの日は、サングラスを持って乗らなければ駄目だな。
では!
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