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2024年11月

2024年11月30日 (土)

あぁ、豊穣の海大瀬崎(2本目)

みなさん、こんにちは!
ようやく、ダイビングの2本目で更新です。
2本目は、ショップの前面。
11時24分に潜水開始です。
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ガイドさんに続いて潜行開始。
透明度が若干落ちた感じです。
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一気に水深18mまで潜行して砂地に着底しました。
ガイドさんが指さす海底には、シマキッカイソギンチャクが一つ・・・うん?中にエビがいます。
イソギンチャクエビですね。
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もう1尾いましたが、私に気付いてサッと砂地へ降りました。
こちらはアカホシカクレエビです。
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連れて帰って、我が家の水槽に入れたい気分です。
そのすぐ傍の赤いウミシダに、赤黒っぽいニシキフウライウオが付いていました。
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一見見ただけでは見逃してしまいそうです。
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これも巧妙にウミシダに擬態しているんですね。
このニシキフウライウオを撮って移動、水深21mまで降りて行きました。
当時はまだ小雨が降っていたので水深21mまで降りると夕方の様な暗さです。
薄暗い先に、何やら大きな魚影が見えました。
近づいてみると・・・あぁ、大きなクエです。
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体長1mくらいはありそう。
私の生まれ育った北九州ではアラと呼ばれており、超高級魚なんですよ。
脂がのった丸々と太った個体です。
大瀬崎の魚は基本誰も獲らないので、こんなに大きな個体を普通に見ることができます。
「鍋にしたら最高だろうなぁ・・・」って、思って近づいたら、私の殺気を感じ取ったのか、サッと身を翻して逃げていってしまいました。
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「あぁ~」気を取り直して、別の被写体を探します。
暗い海底をウロウロしていると、ガイドさんが一点を指さしました。
何?・・・あっ、セトミノカサゴだ!
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久々に見たなぁ・・・。
セトミノカサゴは、水深50m以上の深場に住むカサゴで、水深21mのような比較的浅い海底(人間にとってはそこそこ深い水深です)で見かけることは希です。
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私の接近に気付くと、綺麗な胸鰭を一杯に広げ、尾鰭の長い鰭条をフリフリ逃げて行きます。
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私も全速で追尾開始、相手は魚ですから追い付くことは至難の業ですが、兎に角、私も足鰭を力一杯漕いで追いかけました。
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何とか数カット撮ることが出来て満足です。
何とも綺麗な個体でした。
これで深場は終了、一気に水深10mまで戻りました。
ガイドさんが匍匐前進を始め、私も真似て進むと・・・あぁ、ハタタテネジリンボウの巣穴が前方2m位の所にあります。
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体長5cmくらいかな。
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可愛い個体が、ピンと背鰭を立ててホバリングを繰り返していました。
写真を撮りながら、しばらく観察です。
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巣穴から赤いテッポウエビが出てきました。
共生しているんですね。
調子に乗って近づきすぎたのか、2尾共に巣穴へ逃げ込まれてしまい、終了です。
そろそろ上がろうという時、ゴロタ石の間に赤いニシキフウライウオを発見。
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この個体はとても綺麗。
胸鰭と尾鰭をピンと広げた姿は、まるで飛行機の様です。
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数カット撮って終了。
浮上を開始しました。
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水深3m、ゴロタ石の上に来た時、銀色のミサイルの様な魚影が眼前を横切りました。
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ボラの群れです。
ゴロタ石に生えている苔を食んでいる様。
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どの個体も体長40cmくらいはありそうで、迫力がありますが、人間の接近に気付くと、高速で泳ぎ去ってしまいました。
これで全て終了、12時14分、浮上しました。
50分間の潜水時間でしたが、魚も多く見ることができて楽しかったですよ。
大瀬崎って本当に豊穣の海です。

最近、仕事が忙しくてなかなかココログに来ることが出来ません。
次はいつ更新できるかなぁ。
では!

2024年11月12日 (火)

2本目の前に、ご報告です。

みなさん、こんばんは!
本来であれば、ダイビングの2本目で記事を更新するところですが、先日、無事に女房の一周忌と親父の三回忌を終えたのでそのご報告で更新です。
7日早朝、女房の遺骨を愛車に乗せて清水の自宅発、静岡空港へと向かいました。
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この日は晴れ、富士山も見えており、女房に最後の富士山を見せてやって飛行機に搭乗、福岡へと向かいました。
福岡空港で羽田から来る横浜の叔母(私とは12歳違いで、私にとって姉的な存在)と合流。
レンタカーを借りて小倉へ。
小倉へ着いたのがちょうどお昼時。
「資さんうどん」へ立ち寄り、北九州のうどんを満喫しました。
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もっとも叔母は、うどんの量の多さにビックリ。
美味しいとは言ってましたが、半分以上残してましたよ。
この後、小倉の叔父の家に立ち寄り、最近の定宿である駅前のホテルにチェックインしたのは4時を回ってました。
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この夜は3人で小倉の居酒屋で一杯、昔話に花が咲きました。
翌日の8日、広島から来る義兄を駅まで迎えに行き、4人でお寺へ。
女房の一周忌法要と親父の三回忌法要を済ませて、霊園へ。
建墓したばかりのお墓(樹木葬)に女房の遺骨を納めました。
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この時は、さすがに涙が出ましたよ。
本当は遺骨をもう少し手元に置きたかったのですが、今年の正月に羽田で大きな事故があったでしょう。
これまで、自分が飛行機事故で死ぬなんて思ってもみませんでしたが、大事故を目の当たりにしたことで、この時から自分が事故で死ぬ可能性を本気で考えるようになりました。
自分が一瞬でこの世から消えて無くなる・・・そうなると女房の遺骨は宙に浮いてしまい、無縁仏になるかもしれない・・・。
そう思うと、一刻も早くお墓に入れてやらねばって思うようになったのです。
同じ霊園内に親父が建立したお墓があり、親父やお袋、祖父母の骨もそこにあるのですが、その墓も継承者が居なくなれば取り壊される契約なので、子の無い私としては、新たに樹木葬を選択した次第なんです。
数年後には親父の墓は墓仕舞いをして、遺骨は樹木葬墓に納める予定です。
私自身の骨は、西伊豆の海にでも撒いて貰えばよいのですが、祖先の骨となるとそうもゆかず、難しいですねぇ・・・。
そんなこんなで長い一日が終わり、夜は叔母と小倉の居酒屋でまたまた一杯。
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この日は小倉駅の「小倉宿 駅から三十歩横丁」に初めて入ってみました。
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金曜日の夜ともあって、かなり賑わっていましたよ。
店を出た後は、酔い覚ましで小倉城まで歩いてみることに。
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紫川がライトアップされていて、綺麗でした。
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私はこの街で高校を卒業するまで過ごしましたが、当時は殺伐としていたなぁ・・・。
小倉の街も垢抜けたものです。
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叔母は小倉城は初めてとのこと。
沢山写真を撮っていました。
翌9日も好い天気。
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この日、帰りの飛行機は午後だったので、叔母の希望で、当時住んでいた若松へ行ってみることに。
叔母は高校を卒業するまで、姉である私の母(10歳違い)の元で同居しており、それで私は叔母のことを物心付くまで本当の姉と思っていた次第。
関係性は・・・母がサザエさん、叔母はワカメちゃん、私がタラちゃんと例えれば分かり安いかな。
叔母は若松の渡し場から渡し船で戸畑の高校へ通っていたそうです。
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だから若松の渡し場をもう一度見てみたかったのだそうな。
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幼かった私は、よく叔母に手を引かれて、スケートやサーカス、映画館等遊びに連れて行って貰った記憶があります。
もっとも、叔母曰く、遊びに私を連れて行くのは母の命令で、当時お年頃だった叔母に、悪い虫が寄って来ないようにと、母は私を連れて行かせていたのだとか。
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私は防虫剤代わりだった訳です。
おかげで叔母はボーイフレンドも出来なかったそうな。

なるほど、それはさぞ私が鬱陶しかったことでしょうね。
そんな話をしながら歩いていると、クロワッサンのお店「三日月」の前に。
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叔母に、このお店のクロワッサンが美味しくて有名であることを話すと早速店内へ。
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お店から手提げ袋を貰うほど、叔母は沢山買ってお土産にしていました。
これで若松を後にして、福岡空港へ。
レンタカーを返し、叔母の飛行機を見送って、私が乗る飛行機には未だ時間があったので腹ごしらえです。
いつもなら、小倉南インター傍の「かかしうどん」で〆るのですが、この日は寄れなかったので、空港内のうどん屋で食べる事にしました。
ごぼ天うどんをオーダー。
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これで980円ナリ。
味はそこそこだったのですが、う~ん、空港料金ですねぇ・・・。
まぁ、とりあえず、静岡へ帰り着きました。
法要も納骨も無事終わり、ホッとしている今日この頃です。
以上、ご報告でした。
では!

2024年11月 4日 (月)

あぁ、豊穣の海大瀬崎(1本目)

みなさん、こんにちは!
お久しぶりです。
ここ数日、休みを削って仕事をしていました。
今週は女房の一周忌と親父の三回忌を控えているもので、休みを出勤に振り替えて貰っていたのです。
とは言いましても、別に私が仕事熱心な訳ではなく、女房が死んでから、色々と平日で無ければ処理できない事案があって、有給休暇を使いすぎて残りは僅か。
目的は有給休暇の節約です。

もっとも、大瀬崎には行って来ましたよ。
この日は有給休暇ではなくて、公休日でした。

それで、ようやく空ネタから離れて更新です。
行った日は10月28日の月曜日。
一日中、雨がシトシトの日でした。
前夜、横浜から急いで帰って撮影機材を準備。
当日は早起きして機材を愛車に積み込み、自宅発です。
雨がそぼ降る中を大瀬崎へと向かいました。
8時頃に着、愛車を駐車場に入れてショップへ入り、ガイドさんと打ち合わせです。
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ガイドさん曰く、今年はニシキフウライウオの当たり年?で、あちらこちらに出現しているのとのこと。
また、大きなオオモンイザリウオ(オオモンカエルアンコウ)が出ているとのこと。
さっそく機材をセットして、1本目は湾内の一番西側のエリアからエントリーすることになりました。
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9時11分、ガイドさんに続いて潜水開始。
潜ってみると・・・視界は上下水平8mくらい。
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水温は22度もあって、5mmのウエットスーツで快適です。
ただ、雨の中なので、水中が夕方の様に薄暗いことには、些かテンションが下がりました。
一気に水深24mまで潜行。
ガイドさんが着底して指さす先には、繫船用の大きな沈錘があります。
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さて、その下からウツボのペアが顔を出しているのは分かりますが・・・。
よく見ると、ニシキフウライウオが一尾付いていました。
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体長は5cmくらいかな。
なかなか綺麗な色をしています。
これを撮っていると、ガイドさんが別の場所を指さしました。
うん?あぁ、イロイザリウオだ。
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鮮やかなレモン色の可愛い個体です。
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体長は2cmくらい。
家に連れて帰りたいような可愛い仔でしたよ。
数カット撮って移動、浅場へ向かいました。
水深15mくらいまで戻って、ニシキフウライウオのペアが付いているという魚礁へ向かいます。
途中、頭上にイサキの群れがやって来ました。
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どれも丸々と太ったイサキです。
塩焼きにしたら美味そうだなぁって想像したら、猛スピードで去って行きました。
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イサキの群れを見送ると、追いかけるように大きなウスバハギが現れました。
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体長30cmくらいかな。
思わず数カット撮影。
さて、魚礁へ到着。
魚礁?といっても、何やらガラクタを積み上げた様な物。
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これじゃあ不法投棄だよなぁ・・・って、思いながら何処にニシキフウライウオが付いているんだろう・・・。
って、探したら、あぁ、いましたよ。
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魚礁の傍に生えたヤギに2尾、ゆらゆらと揺れていました。
どちらも赤い個体ですが、雄の方が赤色が濃いかな。
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大きい方が雌、小さい方が雄です。
これでも、タツノオトシゴの仲間なんですよ。
これで移動、次の被写体を探します。
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水深は10mくらいまで上がって来ました。
ここにアオリイカの産卵の時期に、木の枝等を積み上げて造る産卵床の枠組みにオオモンイザリウオのペアが付いているとか。
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さて、見た感じでは全く分かりません。
何処にいるのだろう?・・・みなさん、分かりますか?
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産卵床に完全に擬態しています。
アップで撮るとこんな感じ。
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どちらも大人の掌よりも一回り大きいんですよ。
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もう何ヶ月もペアとして産卵床にいるのだそうな。
雌雄は・・・私には見分けがつきません。
初夏、産卵床を造る時は、移動するのかなぁ・・・。
この産卵床の下には、昨年使われた朽木の枝が捨てられていました。
その一箇所をガイドさんが指さすので見てみると・・・
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うん?・・・あぁ、オオウミウマだ。
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これも完全に朽木に擬態しています。
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漢字で書くと「大海馬」、この個体は体長は20cmくらいで、いかにも「大海馬」って感じで堂々としていました。
これで移動、最後は水深8mくらいの砂地です。
ガイドさんが指さす先を見ると・・・5mくらい先に魚が砂地からニョキニョキと出てユラユラと揺れています。
あぁ、アキアナゴだ。
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この魚も所謂、「ガーデンイール」なんですが、南の海でよく見られるチンアナゴとは近縁ですが別種で、アキアナゴは顔が少し尖っているのかな。
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可愛いのですが、近づくとすぐに砂に隠れるので、撮影には苦労しました。
これで終了。
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10時01分、浮上しました。
潜水時間は50分間、魚影が濃くて楽しいダイビングでしたよ。
2本目は女房の法要の後かな。
では!

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