あぁ、豊穣の海大瀬崎(1本目)
みなさん、こんにちは!
お久しぶりです。
ここ数日、休みを削って仕事をしていました。
今週は女房の一周忌と親父の三回忌を控えているもので、休みを出勤に振り替えて貰っていたのです。
とは言いましても、別に私が仕事熱心な訳ではなく、女房が死んでから、色々と平日で無ければ処理できない事案があって、有給休暇を使いすぎて残りは僅か。
目的は有給休暇の節約です。
もっとも、大瀬崎には行って来ましたよ。
この日は有給休暇ではなくて、公休日でした。
それで、ようやく空ネタから離れて更新です。
行った日は10月28日の月曜日。
一日中、雨がシトシトの日でした。
前夜、横浜から急いで帰って撮影機材を準備。
当日は早起きして機材を愛車に積み込み、自宅発です。
雨がそぼ降る中を大瀬崎へと向かいました。
8時頃に着、愛車を駐車場に入れてショップへ入り、ガイドさんと打ち合わせです。
ガイドさん曰く、今年はニシキフウライウオの当たり年?で、あちらこちらに出現しているのとのこと。
また、大きなオオモンイザリウオ(オオモンカエルアンコウ)が出ているとのこと。
さっそく機材をセットして、1本目は湾内の一番西側のエリアからエントリーすることになりました。
9時11分、ガイドさんに続いて潜水開始。
潜ってみると・・・視界は上下水平8mくらい。
水温は22度もあって、5mmのウエットスーツで快適です。
ただ、雨の中なので、水中が夕方の様に薄暗いことには、些かテンションが下がりました。
一気に水深24mまで潜行。
ガイドさんが着底して指さす先には、繫船用の大きな沈錘があります。
さて、その下からウツボのペアが顔を出しているのは分かりますが・・・。
よく見ると、ニシキフウライウオが一尾付いていました。
体長は5cmくらいかな。
なかなか綺麗な色をしています。
これを撮っていると、ガイドさんが別の場所を指さしました。
うん?あぁ、イロイザリウオだ。
鮮やかなレモン色の可愛い個体です。
体長は2cmくらい。
家に連れて帰りたいような可愛い仔でしたよ。
数カット撮って移動、浅場へ向かいました。
水深15mくらいまで戻って、ニシキフウライウオのペアが付いているという魚礁へ向かいます。
途中、頭上にイサキの群れがやって来ました。
どれも丸々と太ったイサキです。
塩焼きにしたら美味そうだなぁって想像したら、猛スピードで去って行きました。
イサキの群れを見送ると、追いかけるように大きなウスバハギが現れました。
体長30cmくらいかな。
思わず数カット撮影。
さて、魚礁へ到着。
魚礁?といっても、何やらガラクタを積み上げた様な物。
これじゃあ不法投棄だよなぁ・・・って、思いながら何処にニシキフウライウオが付いているんだろう・・・。
って、探したら、あぁ、いましたよ。
魚礁の傍に生えたヤギに2尾、ゆらゆらと揺れていました。
どちらも赤い個体ですが、雄の方が赤色が濃いかな。
大きい方が雌、小さい方が雄です。
これでも、タツノオトシゴの仲間なんですよ。
これで移動、次の被写体を探します。
水深は10mくらいまで上がって来ました。
ここにアオリイカの産卵の時期に、木の枝等を積み上げて造る産卵床の枠組みにオオモンイザリウオのペアが付いているとか。
さて、見た感じでは全く分かりません。
何処にいるのだろう?・・・みなさん、分かりますか?
産卵床に完全に擬態しています。
アップで撮るとこんな感じ。
どちらも大人の掌よりも一回り大きいんですよ。
もう何ヶ月もペアとして産卵床にいるのだそうな。
雌雄は・・・私には見分けがつきません。
初夏、産卵床を造る時は、移動するのかなぁ・・・。
この産卵床の下には、昨年使われた朽木の枝が捨てられていました。
その一箇所をガイドさんが指さすので見てみると・・・
うん?・・・あぁ、オオウミウマだ。
これも完全に朽木に擬態しています。
漢字で書くと「大海馬」、この個体は体長は20cmくらいで、いかにも「大海馬」って感じで堂々としていました。
これで移動、最後は水深8mくらいの砂地です。
ガイドさんが指さす先を見ると・・・5mくらい先に魚が砂地からニョキニョキと出てユラユラと揺れています。
あぁ、アキアナゴだ。
この魚も所謂、「ガーデンイール」なんですが、南の海でよく見られるチンアナゴとは近縁ですが別種で、アキアナゴは顔が少し尖っているのかな。
可愛いのですが、近づくとすぐに砂に隠れるので、撮影には苦労しました。
これで終了。
10時01分、浮上しました。
潜水時間は50分間、魚影が濃くて楽しいダイビングでしたよ。
2本目は女房の法要の後かな。
では!
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こんばんは。
お久しぶりの大瀬崎でしたね♡
小さいお魚、よく見つけました!
タツノオトシゴのような?お魚も!
擬態はよくわかりませんね?
でもこれだけお魚達に会えて良かったです♡
九州へはお気をつけて行ってらっしゃいませ。
今日も有り難うございました🙇
投稿: マコママ | 2024年11月 4日 (月) 17時09分
こんばんは~。
久しぶりのダイビングは良いリフレッシュになったことでしょう。
イサキはウスバハギじゃなくてFUJIKAZEさんが食べたそうにしているのを感じて、
慌てて逃げたのでしょう。(笑)
海の中で擬態している生き物は教えてもらわないと全然分かりませんね。
面白いです♪
こちらに戻ったら、なにか美味しいものをご堪能下さいね。
かかしうどん・・・かな?(笑)
投稿: ささみ | 2024年11月 4日 (月) 19時56分
おはようございます あれから一年 長かったんじゃないですかね。それにしても海の中って色々いるもんですねー 本当に吃驚ですよ。久しぶりの海の中 気持ちも少しはすっきりしたんじゃないですか?因みに私は足を怪我してそろそろ2か月 正直長かったです 完治までは今しばらくかかると思いますが。
投稿: ハッピーのパパ | 2024年11月 5日 (火) 08時22分
お早うございます。
海の中って・・・楽しいですね~。
2㎝の物から、一体になっていて見つけられない物まで。
写真だけの見物でもおもしろいな~と感じる事が出来ます。
塩焼きにしたら・・・見慣れた魚との遭遇も楽しいですね。
投稿: マーチャン | 2024年11月 5日 (火) 09時59分
こんにちは
久し振りのダイビング、お天気がいまひとつでしたが
それでもいろいろな魚たちにお会いになれて良かったです。
リフレッシュになられましたね。
擬態していて、いるよと伺わないとさっぱりわからない
魚が多いですねぇ。
ウツボはすぐわかったもののそれでも岩や砂の色と
紛らわいいですし、ニシキフウライウオにオオモンイザリウオ、
オオウミウマの少し引きのお写真では目を凝らして一生懸命探してやっとでした。
そんな中、2㎝という小さなイロイザリウオのレモンイエローは
ひときわ目を引きますね。 こんなに目立って大丈夫なの?と心配になりました。
投稿: ポージィ | 2024年11月 5日 (火) 10時41分
マコママさん、こんばんは!
魚はガイドさんが見つけてくれるのですよ。
私一人じゃあ、とても擬態した個体は無理です。
大瀬崎はガイドさん達の繋がりがあって、お互い見つけた魚の情報をやりとりしているそうです。
だからガイドさんは概ねの場所を知っているのですよ。
8日が法要です。
辛いけれど、やってきますよ。
投稿: FUJIKAZE | 2024年11月 5日 (火) 20時56分
ささみさん、こんばんは!
はい、私の経験ですが、魚は殺気を敏感に感じ取るようです。
美味そう!なんて思うと、大抵逃げますよ。
タツノオトシゴやフウライウオなんて大丈夫ですが、食べられる魚を見ると、一番に美味そうって頭に浮かびます。
そうすると、一目散に逃げて行きますよ。
かかしうどん・・・入る暇があるかなぁ・・・。
法事が終わったら、親戚衆を鰻屋に連れて行こうと思っているのですがね。
久しぶりの腹開き、蒸し無しのうなぎですよ。
今回、唯一の楽しみです。
投稿: FUJIKAZE | 2024年11月 5日 (火) 21時02分
ハッピーのパパさん、こんばんは!
はい、色々と苦しみました。
未だ毎月一回のお医者さんのカウンセリングを受けてますよ。
明日はフライトで着陸したら清水へ帰ります。
静岡空港から、7日の朝の飛行機で福岡へ向かいます。
8日昼から法事で、9日の夜に帰ります。
21時頃、お土産をお届けします。
投稿: FUJIKAZE | 2024年11月 5日 (火) 21時13分
マーチャンさん、こんばんは!
面白いでしょう。
海の中は別世界ですよ。
よくもまぁ、こんな魚がいるものだって思いますよ。
華やかでも弱肉強食の世界です。
擬態しながら必死に生きているんですよ。
続きは九州から帰ってですが、見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2024年11月 5日 (火) 21時18分
ポージィさん、こんばんは!
ウツボなんかは捕食者ですから堂々としていてすぐに見つかりますが、食べられないように擬態している魚は、さすがにシロウトでは探しきれません。
さすがガイドさんですよ。
もう20年以上の付き合いです。
(お店自体は、ガイドさんよりも私の方が長いのですよ。)
レモンイエローの仔は、イザリウオですから捕食者側なんですよ。
あれで小魚を襲って食べるんです。
面白いでしょう。
続きは九州から帰ってですが、見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2024年11月 5日 (火) 21時24分
擬態した魚の姿。
これでは絶対にみつからないのでは?
拡大していただいた部分を見てもよく分からない程です。
生きて行くための魚の知恵の結晶ですね。
これを見つけるダイバーさんは凄い!
投稿: c,walker | 2024年11月 6日 (水) 09時05分
こんばんは。
海の生き物さん達、カラフルですね。
色鮮やかなレモン色のイロイザリウオ、きれいだけど目立ちすぎで大丈夫?
ニシキフウライウオは植物にしかみえません。おもしろいです。
立派なタツノオトシゴ(大海馬)これじゃどこにいるかわかりませんねえ。
雨で暗めでも、海水温が快適だったとのこと、良かったです!
投稿: ナルコユリ | 2024年11月 6日 (水) 22時48分
こんにちは
海の中って本当にお魚の宝庫
色々なお魚に巡り合えて楽しいものですね
色もカラフルで見ていて飽きませんね
立派なタツノオトシゴ
中々見つけにくかったのでは
次は奥様の法要
お気を付けて行ってきてくださいませ
投稿: ゆめちゃん | 2024年11月 8日 (金) 10時46分
country walkerさん、こんばんは!
はい、擬態の技は大したものです。
私もガイドさんから、そこにいると指をさされても分からない時がありますよ。
そう言えば、野鳥もそんな鳥がいますね。
ヨタカとか。
自然は偉大ですねぇ。
投稿: FUJIKAZE | 2024年11月12日 (火) 21時55分
ナルコユリさん、こんばんは!
聞くところによると、魚はあまり色を識別出来ないそうです。
だから、レモン色でも大丈夫なんでしょうね。
ニシキフウライウオも一見すると植物、何かの葉っぱの切れ端にしか見えません。
オオウミウマも、木の切れ端ですね。
自然の中で生きて行く擬態術、大したものです。
投稿: FUJIKAZE | 2024年11月12日 (火) 21時59分
ゆめちゃんさん、こんばんは!
海の中は、毎回、新たな出会いがあります。
魚は見ていて飽きませんよ。
擬態した魚を見つけた時は、喜びも一入です。
ダイビングは楽しいですよ。
次も見て下さいね。
投稿: FUJIKAZE | 2024年11月12日 (火) 22時02分